部屋干し臭のついたタオルの殺菌方法|漂白剤の種類と効果的な使い方

部屋干し臭がついてしまったタオルの殺菌について 一度洗ってから粉末タイプの漂白剤と一緒に ぬるま湯につけておくと除菌ができるという情報を得たのですが、 この場合の漂白剤は粉末タイプ以外ではあまり効果がないのでしょうか? 液体のワイドハイターなら手元にあるので、 これを使っても大丈夫ですか?

部屋干し臭の原因と対策

部屋干し臭は、洗濯物が十分に乾燥せず、雑菌が繁殖することで発生します。特にタオルは、肌に直接触れるため、清潔さを保つことが重要です。臭いの原因となる菌としては、バクテリアやカビなどが挙げられます。これらの菌は、湿った環境を好み、繁殖することで嫌な臭いを発生させます。

部屋干し臭を防ぐためには、以下の点を心がけましょう。

  • 洗濯物の量を減らす:洗濯機を満杯にせず、洗濯物が十分に動けるスペースを確保することで、洗浄効果を高め、菌の繁殖を抑えます。
  • すすぎをしっかり行う:洗剤が残っていると、菌の繁殖を助けるため、すすぎは十分に行いましょう。必要であれば、すすぎ回数を増やすのも有効です。
  • 乾燥を徹底する:洗濯後、すぐに干すことで、菌の繁殖を防ぎます。扇風機や除湿機を使用するのも効果的です。可能であれば、日当たりの良い場所に干しましょう。
  • 柔軟剤の使用量を控えめに:柔軟剤は、菌の繁殖を助ける可能性があるため、使用量を守り、必要以上に使用しないようにしましょう。無香料の柔軟剤を選ぶのも良いでしょう。
  • 定期的な洗濯槽の掃除:洗濯槽に汚れや菌が繁殖すると、洗濯物に臭いが移るため、定期的に洗濯槽を掃除しましょう。

漂白剤の種類と効果|粉末タイプと液体タイプの違い

漂白剤には、粉末タイプと液体タイプがあり、それぞれに特徴があります。

粉末タイプの漂白剤

粉末タイプの漂白剤は、酸素系漂白剤塩素系漂白剤があります。酸素系漂白剤は、比較的マイルドで、色柄物にも使用できるものが多く、漂白効果と殺菌効果の両方を期待できます。一方、塩素系漂白剤は、強力な漂白効果がありますが、色柄物には使用できません。また、塩素系の独特の臭いが気になる方もいるかもしれません。

粉末タイプは、ぬるま湯に溶かして使うことが多いですが、粒子が細かいので、しっかり溶かして使用することが重要です。溶け残りが残ると、洗濯物に付着し、シミや色落ちの原因となる可能性があります。

液体タイプの漂白剤

液体タイプの漂白剤は、酸素系漂白剤が主流です。ワイドハイターなどの商品が代表的です。粉末タイプと比較して、扱いやすく、溶け残りの心配が少ないのが特徴です。ただし、漂白力は粉末タイプに比べてやや劣る場合もあります。

部屋干し臭対策に最適な漂白剤の使い方

質問にあるように、一度洗ったタオルを粉末タイプの漂白剤と一緒にぬるま湯につけ置きする方法は効果的です。しかし、液体タイプの漂白剤でも効果はあります

ワイドハイターなどの酸素系漂白剤を使用する場合、以下の手順で処理しましょう。

  1. 洗面器などにぬるま湯(約40℃)を張り、ワイドハイターを適量(商品の説明に従ってください)入れます。
  2. 一度洗濯したタオルを浸し、30分~1時間程度つけ置きします。
  3. つけ置き後、よくすすぎ、洗濯機で脱水します。
  4. その後、通常通り乾燥させます。

ポイントは、つけ置き時間を適切にすることです。短すぎると効果が薄く、長すぎるとタオルが傷む可能性があります。また、直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させることも重要です。

専門家からのアドバイス

一般社団法人 日本ホームクリーニング協会の専門家によると、「部屋干し臭の原因菌は、酸素系漂白剤でも効果的に除去できます。ただし、完全に臭いを除去するには、洗濯方法や乾燥方法にも注意が必要です。特に、洗濯後の乾燥が不十分だと、臭いが残ってしまう可能性があります。」とのことです。

まとめ|部屋干し臭対策で清潔なタオルを保つために

部屋干し臭のついたタオルの殺菌には、粉末タイプだけでなく、液体タイプの酸素系漂白剤も有効です。ただし、漂白剤の種類や使用量、つけ置き時間などを適切に調整することが重要です。 さらに、洗濯方法や乾燥方法にも気を配ることで、より効果的に部屋干し臭を防ぐことができます。 清潔なタオルを保つために、今回ご紹介した方法を参考に、快適なバスタイムを過ごしましょう。

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