部屋干しでもカビない!湿気対策と収納術で快適な室内干しを実現

カビない部屋干しのやり方教えてください。 ベランダもなく仕方なく台所とユニットバスのあるフロアで部屋干ししてきましたが、湿度が90後半にまで跳ね上がり、家具を全部アオカビはやしました。すごかったです。 居間は24時間除湿機かけています。 居間で部屋干しすればいいのですが、カビやすい押入れのそばで干すことになるので怖くてできないで居ます。 押入れは湿気の影響を受けやすく、いくら部屋の広さの倍以上の能力のある除湿機を使っていたとしてもカビますよね? 本棚も多くてまたアオカビが生えないか心配なんです。 どうすれば部屋干しでもカビないで済みますでしょうか?

部屋干しによるカビ発生のメカニズムと対策

ベランダがないマンションやアパートにお住まいの方にとって、部屋干しは洗濯物の乾燥方法として不可欠です。しかし、部屋干しは湿度上昇によるカビ発生リスクを高めるため、適切な対策が必要です。カビは湿度が高い環境(70%以上)と温度(20~30℃)を好み、衣類や家具に付着したホコリや汚れを栄養源として繁殖します。特に、押し入れや本棚などの通気性が悪い場所では、カビの発生リスクがさらに高まります。

今回のケースのように、湿度が90%後半にまで上昇し、家具にカビが発生したという状況は、非常に深刻です。これは、部屋干しによる湿気対策が不十分であったこと、そして、押入れなどの通気性の悪い場所に収納物が多く、湿気がこもりやすかったことが原因と考えられます。

効果的な部屋干し対策:5つのステップ

部屋干しによるカビを防ぐためには、以下の5つのステップを踏むことが重要です。

ステップ1:強力な除湿機の活用

すでに24時間除湿機を使用されているとのことですが、その能力が部屋の広さに本当に合っているか確認が必要です。部屋の広さに対して除湿能力が不足している場合、湿度を下げきれないため、カビが発生しやすくなります。除湿機の能力は「除湿能力(L/日)」で表示されますので、ご自身の部屋の広さと湿度状況に合った適切な能力の除湿機を選ぶことが重要です。必要であれば、より強力な除湿機への買い替えを検討しましょう。

ステップ2:適切な部屋干し場所の選定

居間で部屋干しする場合、押入れの近くに干すことに不安を感じられるとのことですが、これは正しい懸念です。押入れは通気性が悪く、湿気がこもりやすい場所です。そのため、部屋干しをする際は、窓を開けられる場所を選び、風通しの良い場所に洗濯物を干すことが重要です。可能であれば、サーキュレーターなどを活用して、空気の循環を促しましょう。

ステップ3:換気と空気循環の徹底

部屋干し中は、こまめな換気が不可欠です。窓を開けて換気をすることで、湿気を外に逃がし、室内の湿度を下げることができます。特に、洗濯物を干している間は、窓を常に少し開けておくことをおすすめします。さらに、サーキュレーターを使用することで、空気の循環を促進し、洗濯物の乾燥を早める効果も期待できます。

ステップ4:乾燥剤や除湿シートの併用

除湿機に加えて、乾燥剤や除湿シートを併用することで、より効果的に湿気を除去できます。特に、押入れや本棚などの通気性の悪い場所には、乾燥剤や除湿シートを置くことで、カビの発生を防ぐことができます。シリカゲルなどの乾燥剤は、定期的に天日干しをして再生させることで繰り返し使用できます。

ステップ5:収納方法の見直しと通気性の確保

押し入れや本棚に収納する際は、通気性を考慮することが重要です。本棚の場合は、本と本の間に隙間を作る、または通気性の良い収納ボックスを使用することで、湿気がこもるのを防ぎます。押し入れは、湿気を吸収する素材の収納ケースを使用したり、定期的に扉を開けて換気をすることで、カビの発生を防ぎます。また、収納する前に衣類を完全に乾燥させることも重要です。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、部屋干しの問題解決には、収納方法の見直しも重要です。例えば、通気性の良いバスケットやラックを活用し、衣類を直接床や壁に置かないようにすることで、湿気によるカビの発生リスクを軽減できます。また、家具の配置も重要です。壁にぴったりと家具を付けてしまうと、壁との間に湿気がこもりやすくなります。家具と壁の間に少し隙間を作ることで、空気の循環を促し、カビの発生を防ぐことができます。

さらに、グレーの壁や家具は、湿気を吸収しにくい素材を選ぶことで、カビ対策に役立ちます。例えば、撥水加工が施された素材の家具や、通気性の良い素材の壁材を選ぶことで、湿気によるカビの発生を抑制できます。

まとめ:快適な部屋干しを実現するための継続的な努力

部屋干しによるカビ問題は、適切な対策を行うことで十分に防ぐことができます。今回ご紹介した5つのステップに加え、収納方法の見直しや家具選びにも注意することで、快適な室内干しを実現できるでしょう。継続的な努力によって、カビのない清潔な空間を保ちましょう。

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