部屋の間仕切りと照明:シーリングライトの分岐と電力容量について

部屋を間仕切りし2つに分けたので、天井のシーリングを分岐して照明を分けたいんですが、どのくらいまで電力が使えるのかわかりません。今つけている照明を2倍にしても可能なんでしょうか?今ついているのは40形38ワットと32形30ワットです。

シーリングライトの分岐と電力容量の確認方法

部屋の間仕切りによって、既存のシーリングライトを分岐してそれぞれの空間に照明を設置したいというご要望ですね。照明器具の電力容量を確認し、安全に増設できるかどうかを判断することは非常に重要です。既存の照明器具が40形38ワットと32形30ワットとのことですので、まずは現状の電力消費量と回路容量を確認しましょう。

1. 回路容量の確認

まず、ブレーカーボックスを確認し、該当する回路のブレーカーの容量を確認します。一般家庭では、10A、15A、20Aのブレーカーが使用されています。ブレーカーの容量が分かれば、そこから使用可能な最大電力を計算できます。

* 10A回路の場合:10A × 100V = 1000W
* 15A回路の場合:15A × 100V = 1500W
* 20A回路の場合:20A × 100V = 2000W

ただし、これはあくまで最大値であり、余裕を持って使用する必要があります。一般的には、回路容量の80%程度までしか使用しない方が安全です。

2. 現在の電力消費量の計算

現在使用している照明器具の消費電力は、40形38ワットと32形30ワットの合計で68ワットです。

3. 増設後の電力消費量の計算と安全性の確認

「今つけている照明を2倍にしても可能なのか」というご質問ですが、単純に68ワットを2倍にした136ワットの照明器具を設置しても、安全かどうかは回路容量によって異なります。

例えば、15Aの回路の場合、安全に使用できる電力は1500W × 0.8 = 1200Wです。現在の68Wに加えて136Wの照明器具を追加しても、合計204Wとなり、十分な余裕があります。しかし、10Aの回路の場合、安全に使用できる電力は1000W × 0.8 = 800Wとなり、余裕が少なくなります。他の電化製品の使用状況によっては、ブレーカーが落ちる可能性があります。

照明器具の選定と設置

安全に照明を増設するためには、以下の点に注意しましょう。

1. 照明器具の消費電力

LED照明は消費電力が少ないため、おすすめです。同じ明るさであれば、白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が低く抑えられます。消費電力の低い照明器具を選ぶことで、回路容量の許容範囲内で複数の照明器具を使用できます。

2. 分岐工事の必要性

既存のシーリングライトから分岐して新たな照明を設置するには、電気工事士による工事が必要となる場合があります。安全な設置のためにも、専門業者に依頼することを強くお勧めします。特に、天井裏の配線状況によっては、複雑な工事が必要になる可能性があります。

3. 照明器具の種類

間仕切り後の部屋の雰囲気や用途に合わせて、適切な照明器具を選びましょう。例えば、ダイニングテーブルの上にはペンダントライト、リビングにはシーリングライト、寝室には間接照明などを組み合わせることで、より快適な空間を演出できます。

4. 専門家への相談

電力容量や工事の可否については、電気工事士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、安全で適切な照明計画を立てることができます。

インテリアデザインとの調和

照明は、インテリアデザインにおいて重要な役割を果たします。間仕切りによって生まれたそれぞれの空間の雰囲気に合わせた照明を選ぶことで、より魅力的な空間を演出できます。

間仕切り後の空間デザイン

間仕切りによって生まれたそれぞれの空間の用途や雰囲気に合わせて、照明の色温度や明るさを調整しましょう。例えば、リラックスしたい寝室には暖色系の照明、作業に集中したい書斎には白色系の照明を選ぶのがおすすめです。

照明器具のデザイン

照明器具のデザインも、インテリアデザインに大きく影響します。部屋のスタイルに合ったデザインの照明器具を選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。例えば、モダンなインテリアにはシンプルなデザインの照明、アンティークなインテリアにはクラシカルなデザインの照明がおすすめです。

まとめ:安全とデザインの両立を

部屋の間仕切りと照明の増設は、安全性を確保しつつ、デザイン性も考慮することが重要です。回路容量の確認、適切な照明器具の選定、そして専門家への相談を忘れずに行いましょう。これにより、快適で安全な空間を実現できます。

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