部屋の間に引き戸を設置!壁に収納して開放感を確保する方法

部屋の間に引き戸を付けたいのですが、壁側に引き込んで前面を開放することって可能なんでしょうか?

部屋の間仕切りに引き戸を設置し、壁の中に収納することで前面を完全に開放したい、というご要望ですね。これは可能です!ただし、いくつかの条件や注意点があります。この記事では、壁埋め込み式の引き戸の設置方法、メリット・デメリット、そして具体的な施工例などを詳しく解説します。理想の空間を実現するための情報を網羅しているので、ぜひ最後までお読みください。

壁埋め込み式引き戸:実現可能な方法と注意点

壁の中に引き戸を収納する方法は、大きく分けて「既存の壁をリフォームする」方法と「新たに壁を作る」方法の2つがあります。どちらの方法も、専門業者への依頼が必須となります。DIYでの施工は非常に困難で、失敗すると大きな損害につながる可能性があるため、絶対に避けてください。

既存の壁をリフォームする場合

既存の壁内に引き戸を収納するには、壁内部の構造を改修する必要があります。具体的には、壁の内部に収納スペースを確保するために、石膏ボードや断熱材などを一部撤去し、引き戸がスムーズに収納できるようレールや枠組みを設置します。この方法は、既存の壁の厚みや構造によっては不可能な場合もあります。特に、耐力壁(建物の強度を保つための壁)を改修する場合は、専門家の厳格な審査と許可が必要です。安全性を確保するため、必ず建築士やリフォーム業者に相談し、構造計算などを行ってもらいましょう。

  • メリット:既存の壁を利用するため、新たに壁を作るよりもコストを抑えられる可能性がある。
  • デメリット:壁の構造によっては施工が不可能な場合がある。既存の壁を解体するため、工事期間が長くなる可能性がある。既存の配管や電気配線との干渉に注意が必要。

新たに壁を作る場合

既存の壁を改修できない場合や、より自由に設計したい場合は、新たに壁を作り、その中に引き戸を収納する方法があります。この方法は、収納スペースのサイズや位置を自由に設計できるというメリットがあります。しかし、既存の壁を解体する必要がないため、工事期間は比較的短縮できます。ただし、材料費や工事費は既存の壁をリフォームする場合よりも高くなる傾向があります。

  • メリット:収納スペースのサイズや位置を自由に設計できる。工事期間が比較的短い。
  • デメリット:材料費や工事費が高くなる傾向がある。部屋の広さが狭くなる可能性がある。

引き戸の種類と選び方

壁埋め込み式引き戸には、様々な種類があります。それぞれの特性を理解し、部屋の雰囲気や用途に合わせて適切なものを選びましょう。

素材

  • 木製:温かみのある雰囲気で、高級感がある。ただし、湿気に弱いため、浴室など湿気の多い場所には不向き。
  • アルミ製:軽量で耐久性があり、メンテナンスが容易。モダンなデザインが多い。
  • スチール製:強度が高く、防犯性にも優れる。シンプルなデザインが多い。

デザイン

引き戸のデザインは、部屋全体の雰囲気に大きく影響します。シンプルなデザインから、和風のデザイン、モダンなデザインなど、様々な選択肢があります。既存のインテリアと調和するデザインを選ぶことが重要です。また、ガラスを使用することで、採光性を高めることも可能です。

専門家への相談

壁埋め込み式引き戸の設置は、専門知識と技術が必要な作業です。DIYで施工しようとすると、壁の構造を損傷したり、安全上の問題を引き起こしたりする可能性があります。必ず、経験豊富な建築士やリフォーム業者に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。見積もりを複数社から取り、比較検討することも重要です。

施工事例

事例1:リビングとダイニングの間仕切りに、ブラウン色の木製引き戸を設置。壁に収納することで、開放的な空間を実現。間接照明を組み込むことで、より落ち着いた雰囲気に。

事例2:寝室とクローゼットの間仕切りに、ホワイト色のアルミ製引き戸を設置。シンプルでモダンなデザインが、部屋の雰囲気を引き立てる。収納スペースを確保することで、クローゼットの使い勝手が向上。

まとめ:理想の空間を実現するために

壁埋め込み式引き戸は、空間を有効活用し、開放感を高めるための優れた方法です。しかし、施工には専門家の知識と技術が必要不可欠です。この記事で紹介した情報を参考に、理想の空間を実現するための計画を立ててください。そして、必ず専門業者に相談し、安全で快適な住空間を手に入れましょう。

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