部屋の照明スイッチ:紐の引き方と配線の確認方法

部屋の電気ひもを引っぱって大・中一緒につくみたいなんですけど、前から気になっていたんですが、1回ひもを引いても電気つかず、もう一回ひくと電気がついて、もう一回ひくと豆電気がつくんですけど、1回目で大きいほう(外側)がつくですか?それとも小さい方(内側)でしょうか?昨日寝ようと電気を消そうとしたら、ひもが切れてしまい、カバーを外し本体も外しひもをつないで、つくかどうか、カバーをつける前にひもを引っぱったら1回目はつかず、2回目は外側1~2秒で内側がついて、3回目は豆電気がついているみたいで、大・中一緒に付いているみたいです。内側と外側って別々に電気つくんですね。どういう状態になっていれば別々につきますか?何をチェックしたらいいのでしょうか?

プルスイッチ式照明器具の仕組みと配線

ご質問ありがとうございます。部屋の照明がプルスイッチ式で、大(メイン照明)と中(補助照明、豆電球など)が一緒に点灯してしまうとのことですね。これは、プルスイッチの配線接続やスイッチ自体の故障が考えられます。まずは、プルスイッチ式照明器具の仕組みを理解しましょう。

プルスイッチは、紐を引くことで電気回路をオンオフするシンプルなスイッチです。通常、大と中を別々に制御するためには、2つの独立したスイッチ機構と配線が組み込まれています。紐を1回引くと一方のスイッチが入り、もう1回引くともう一方のスイッチが入る、または切れるという仕組みです。しかし、ご質問の場合、紐を1回引いても点灯せず、2回目に大と中が同時に点灯してしまうことから、配線に問題がある可能性が高いです。

プルスイッチの配線図と動作確認

プルスイッチ式照明器具の配線は、一般的に以下のようになっています。

* 電源線(黒線): 電源から供給される電線。
* 照明器具線(白線): 照明器具に電力を供給する電線。
* スイッチ線(黒線): プルスイッチと照明器具を接続する電線。
* アース線(緑または黄緑): アース接地線。

これらの配線が正しく接続されていないと、意図しない動作が発生します。特に、スイッチ線同士がショートしたり、電源線と照明器具線が直接接続されたりすると、大と中が同時に点灯したり、点灯しないといった問題が発生します。

故障原因の特定と具体的なチェック方法

照明器具のカバーを外し、内部の配線を注意深く確認しましょう。以下の点をチェックしてください。

  • 配線の接続状態: 各配線が正しく接続されているか、緩んでいないかを確認します。配線が断線している場合は、修理または交換が必要です。
  • スイッチの接点: プルスイッチの接点に汚れや腐食がないか確認します。汚れがあれば、コンタクトスプレーなどで清掃します。接点が損傷している場合は、スイッチの交換が必要になります。
  • 配線図の確認: 照明器具に付属している配線図があれば、それに基づいて配線を確認します。配線図がない場合は、インターネットなどで同様の照明器具の配線図を探してみるのも良いでしょう。専門業者に依頼する場合は、この配線図があるとスムーズに作業が進みます。
  • ショートや断線の有無: 配線同士が接触していないか、断線していないかを確認します。テスターがあれば、導通試験を行い、断線やショートしている箇所を特定することができます。テスターの使い方に自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。
  • プルスイッチの動作確認: プルスイッチを手で操作し、スイッチの動作がスムーズであるかを確認します。引っかかりや抵抗がある場合は、スイッチの交換が必要かもしれません。

専門家への依頼

電気工事は専門知識と技術が必要な作業です。配線に不慣れな場合は、無理に自分で修理しようとせず、電気工事士などの専門業者に依頼することを強くお勧めします。誤った配線を行うと、感電や火災の危険性があります。専門業者であれば、迅速かつ安全に修理を行うことができます。

プルスイッチ式照明器具の選び方と注意点

新しい照明器具を選ぶ際には、プルスイッチ式の特性を理解することが重要です。

  • スイッチの耐久性: 頻繁に使用する場合は、耐久性の高いスイッチを選ぶことが大切です。安価なスイッチは、すぐに故障する可能性があります。
  • 配線の簡素化: 配線が複雑な照明器具は、故障の原因となる可能性が高くなります。シンプルな配線の照明器具を選ぶことをお勧めします。
  • 取扱説明書: 照明器具には必ず取扱説明書が付属しています。購入後、必ず説明書をよく読んでから使用しましょう。配線図や使用方法が記載されているので、トラブル発生時の対処にも役立ちます。

まとめ

プルスイッチ式照明器具のトラブルは、配線の接続不良やスイッチの故障が主な原因です。自分で修理する場合は、安全に十分注意し、電気に関する知識がない場合は専門業者に依頼しましょう。安全で快適な照明環境を保つためにも、定期的な点検やメンテナンスを行うことをお勧めします。

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