部屋の照明、蛍光灯と白熱電球、どっちが電気代高い?節約術も解説!

部屋の電気・・・普通のわっかの蛍光灯?と、雑貨屋に売ってる小さい裸電球(白熱灯)のスポットライトだったらどっちのほうが電気代って高いんですか?教えてください。

白熱電球と蛍光灯(電球型蛍光灯含む)の電気代比較

一般的に、白熱電球は蛍光灯(電球型蛍光灯を含む)よりも電気代が高くなります。その理由は、消費電力の違いにあります。同じ明るさ(ルーメン)の照明器具を比較した場合、白熱電球は蛍光灯よりもはるかに多くの電力を消費します。

例えば、60Wの白熱電球と、それに相当する明るさの電球型蛍光灯(約10W)を比較してみましょう。白熱電球は蛍光灯の6倍もの電力を消費するため、電気代も6倍になります。 さらに、近年ではLED電球が主流となりつつあり、LED電球は白熱電球と比較してさらに省電力です。同じ明るさならLED電球は白熱電球の約1/10の電力しか消費しません。

具体的な電気代シミュレーション

仮に1日5時間、1ヶ月30日使用するとしましょう。電気料金を1kWhあたり30円と仮定すると、それぞれの電気代の差は下記のようになります。

* **60W白熱電球:** 消費電力60W × 5時間/日 × 30日/月 = 9000Wh = 9kWh 電気代:9kWh × 30円/kWh = 270円
* **10W電球型蛍光灯:** 消費電力10W × 5時間/日 × 30日/月 = 1500Wh = 1.5kWh 電気代:1.5kWh × 30円/kWh = 45円
* **6W LED電球:** 消費電力6W × 5時間/日 × 30日/月 = 900Wh = 0.9kWh 電気代:0.9kWh × 30円/kWh = 27円

このシミュレーションからわかるように、白熱電球は蛍光灯やLED電球に比べて圧倒的に電気代が高くなります。

照明器具選びと電気代の節約術

電気代を節約するためには、照明器具選びが重要です。

1. LED電球への切り替え

最も効果的な節約方法は、白熱電球や蛍光灯からLED電球への切り替えです。LED電球は消費電力が少なく、寿命も長いため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。 様々なデザインや色温度(電球の色味)のLED電球が市販されているので、インテリアに合わせて選ぶことができます。

2. 照明器具の選び方

照明器具を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 明るさ(ルーメン):部屋の広さや用途に合わせた適切な明るさを選びましょう。暗すぎると目が疲れるだけでなく、電気代の無駄遣いにも繋がります。
  • 消費電力(W):同じ明るさであれば、消費電力の低いものを選びましょう。パッケージに記載されている消費電力(W)を比較して選んでください。
  • 色温度(K):色温度は光の色のことで、ケルビン(K)で表されます。低いほど暖色系、高いほど寒色系になります。リラックスしたい空間には暖色系、作業に集中したい空間には寒色系がおすすめです。
  • 調光機能:明るさを調整できる調光機能付きの照明器具は、状況に合わせて明るさを変えることができるため、電気代の節約に繋がります。

3. 照明の使い方

照明器具を選んだ後も、電気代の節約は可能です。

  • 必要な時だけ点灯する:部屋を離れる際は必ず消灯しましょう。タイマー付き照明器具も便利です。
  • 自然光を有効活用する:昼間はカーテンを開けて自然光を最大限に取り入れましょう。日射しを遮る家具の配置にも気を配りましょう。
  • 省エネモードを活用する:照明器具によっては、省エネモードが搭載されているものがあります。この機能を活用することで、消費電力を抑えることができます。
  • 複数灯をまとめて制御する:複数の照明器具をまとめて制御できるスマートリモコンなどを導入することで、無駄な点灯を防ぐことができます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの山田花子さんによると、「照明はインテリアの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。省エネを意識するだけでなく、部屋の広さや用途、インテリアスタイルに合った照明器具を選ぶことが大切です。例えば、落ち着いた雰囲気の部屋には暖色系のLED電球、モダンな部屋にはクールな白色系のLED電球を選ぶなど、インテリアデザインと照明を効果的に組み合わせることで、より快適で省エネな空間を実現できます。」とのことです。

まとめ

白熱電球と蛍光灯、LED電球を比較すると、LED電球が最も省エネで電気代を抑えることができます。照明器具選びと使い方を工夫することで、電気代の節約だけでなく、より快適な空間づくりも実現できます。 今回ご紹介したポイントを参考に、賢く照明を選び、電気代を節約しましょう。

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