部屋の湿気対策:6畳フローリングのアパートで湿度80~90%を改善する方法

部屋の湿気がひどいです。なにか対策はありますか? アパートの一階(フローリング6畳)に住み始めたのですが、湿気がひどいです。 湿度計を設置したところ、常に80〜90%となっており、常時布団やカーペットがしっとりしています。 現在はすのこを敷いてその上に布団を敷いて寝てますが、すのこ無しだと一晩で水浸しで、カビが発生しました… 湿気対策には換気が1番なのでしょうが、四方が建物に隣接しているため風が入ってこず、湿度はほぼ変わりません。 現在はエアコンのドライ機能にある程度頑張ってもらっていますが、それでも75%程度までしか下がりません。 諦めて除湿機を買おうとも検討しています…が、やはり高価なものなので躊躇してしまいます。 この環境で、なにかよい湿気対策などないでしょうか??

深刻な湿気問題:原因と対策の全体像

6畳のフローリングアパートで、湿度が80~90%と非常に高い状態とのこと、大変お困りだと思います。カビ発生の危険性も高く、健康面への影響も懸念されます。まずは、湿気の原因を特定し、段階的に対策を講じる必要があります。原因としては、以下の点が考えられます。

  • 建物の構造: 一階で四方が建物に隣接しているため、通風が極端に悪いことが大きな原因です。外気を取り込むのが難しく、湿気がこもりやすい環境です。
  • 生活習慣: 室内での洗濯物の乾燥、調理時の蒸気、入浴時の水蒸気など、生活習慣から発生する湿気も無視できません。
  • 建材: 建物の構造や建材によっては、湿気を吸着しやすく、放出しにくい場合があります。

これらの原因を踏まえ、段階的に対策を講じていきましょう。

効果的な湿気対策:低コストから高コストまで

1. 換気改善:まずはできることから

換気が最も重要ですが、現状では難しい状況です。しかし、工夫次第で改善できます。

  • 窓の工夫: 窓を開けられないとしても、わずかな隙間からでも空気の入れ替えは可能です。窓枠に隙間テープを貼ることで、風の流れを調整できます。また、換気扇を効果的に使用しましょう。浴室乾燥機能付きの換気扇であれば、部屋全体の除湿にも役立ちます。
  • 空気清浄機: 一部の空気清浄機には除湿機能が搭載されています。高性能なものではありませんが、補助的な役割として活用できます。また、空気の循環を促すことで、湿気の偏りを防ぐ効果も期待できます。
  • ドアの開閉: 部屋と廊下との間のドアを定期的に開けて、空気の循環を促しましょう。特に、浴室やキッチンを使用後などは、換気を徹底してください。

2. 吸湿材の活用:手軽で効果的な選択肢

除湿機を購入する前に、まずは低コストで効果的な吸湿材を試してみましょう。

  • 除湿剤: 市販されている除湿剤は、クローゼットや押入れだけでなく、部屋全体にも効果があります。複数の除湿剤を配置することで、効果を高めることができます。特に、梅雨時期や湿度の高い時期は、こまめに交換することが重要です。
  • 珪藻土: 珪藻土のコースターやマットは、優れた吸湿性を持つため、湿気の多い場所に置くことで、湿気を吸収し、乾燥効果を高めます。布団の下に敷くのも効果的です。
  • 炭: 竹炭や備長炭は、湿気だけでなく、臭いも吸収する効果があります。インテリアとしても活用できるため、見た目にも配慮できます。

3. 生活習慣の見直し:湿気を発生させない工夫

生活習慣を見直すことで、発生する湿気を減らすことができます。

  • 洗濯物の室内干し: 室内干しは湿気を発生させる大きな原因です。可能であれば、外に干すか、浴室乾燥機を使用しましょう。どうしても室内干しする場合は、扇風機などで風を当てて乾燥させ、湿気がこもらないように工夫しましょう。
  • 調理時の換気: 調理中は換気扇を必ず使用し、窓を開けるなどして換気を十分に行いましょう。調理後も換気を続けることで、湿気がこもるのを防ぎます。
  • 入浴後の換気: 入浴後は、浴室の換気扇を長時間稼働させ、窓を開けて換気を十分に行いましょう。浴室乾燥機能付きの換気扇であれば、部屋全体の除湿にも役立ちます。

4. 除湿機の導入:最終手段としての検討

上記の対策でも効果がない場合は、除湿機の導入を検討しましょう。除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式があります。

  • コンプレッサー式: 大風量の除湿が可能なため、広い部屋にも適しています。ただし、消費電力が大きいため、ランニングコストを考慮する必要があります。
  • デシカント式: 低温でも除湿効果が高いのが特徴です。梅雨時期など、気温が低い時期でも効果を発揮します。ただし、コンプレッサー式に比べて、価格が高い傾向があります。

除湿機を選ぶ際には、部屋の広さや予算、除湿能力などを考慮して、最適な機種を選びましょう。

専門家のアドバイス:インテリアとの調和も大切

インテリアコーディネーターの視点から、湿気対策とインテリアの調和についてアドバイスします。

湿気対策グッズは、見た目にも配慮することで、お部屋の雰囲気を損なわずに済ませることができます。例えば、おしゃれなデザインの除湿剤や、珪藻土のコースター、天然素材のバスケットなどに除湿剤を入れて置くなど、工夫次第でインテリアの一部として溶け込ませることが可能です。

また、家具選びにも注意が必要です。通気性の良い家具を選ぶことで、湿気がこもりにくくなります。

まとめ:段階的な対策で快適な空間を

6畳のフローリングアパートでの高湿度問題は、換気、吸湿材、生活習慣の見直し、そして必要に応じて除湿機導入という段階的な対策が重要です。まずは低コストな対策から試み、効果を見ながら次のステップに進みましょう。快適な室内環境を手に入れるために、諦めずに一つずつ対策を進めていきましょう。

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