部屋の湿度と結露対策:差圧式給気口と24時間換気システムの効果的な活用方法

部屋の湿度と結露と差圧式給気口の関係。 今の時期、西●屋で買った卵型の起き上がり小法師みたいな温湿度計の針が、湿度20%台を示します。 窓際や温風が当たる位置での測定値ではありません。 そこで、加湿器を稼動させたのですが、40%位までしか上がりません。窓が結露しています。加湿器付属の湿度計は、60%を示してます。 加湿器の容量が部屋の割りに小さ目なのも、湿度が上がらない原因の一つかとは思いますが(プレハブ13畳用の加湿器で、LDK16畳に置いてる。ただし、リビングと襖を隔てた隣に和室が5畳。襖は閉めてますが、一日に数回開けるし、閉めてても、隙間からリビングの空気が少し和室に流れる)、何か加湿器の容量を上げる以外に、効果的に湿度を上げる良い方法はないですか? 窓が結露しているのも、湿度が上がらない原因の一つだとは思いますが、窓は二重ガラスです。ちなみに、差圧式給気口があり、リビング出入口ドアには、通気用の隙間があります。確か、24時間換気システムだったと思いますが、このシステムを効果的に利用したら、結露は防げるでしょうか?また、この換気(通気?)システムを効果的に利用するために、何をしたら良いでしょうか?給気口は、排ガスで真っ黒になるから、今まで閉めてました。開けた方が結露防止になりますか?

湿度が低い原因と対策

ご自宅のLDK16畳(+和室5畳)で、加湿器(13畳用)を使用しているにも関わらず、湿度が20%台と低く、窓に結露が発生しているとのこと。これは、いくつかの要因が重なっている可能性があります。

加湿器の能力不足

まず、加湿器の容量が部屋の広さに比べて小さいことが挙げられます。13畳用加湿器を16畳のリビングに加え、襖越しに繋がった5畳の和室にも影響が及ぶことを考えると、能力不足は十分考えられます。加湿器の選び方としては、部屋の広さだけでなく、天井高や断熱性能、窓の数なども考慮する必要があります。プレハブ住宅の場合は、気密性が低い場合が多く、より強力な加湿器が必要となる場合もあります。

測定器の誤差

温湿度計と加湿器付属の湿度計の値に差がある点も気になります。温湿度計と加湿器付属の湿度計の精度はそれぞれ異なるため、測定値に差が生じるのはよくあることです。正確な湿度を知るためには、複数の機器で測定し、平均値を参考にすることをおすすめします。信頼性の高いデジタル温湿度計を複数箇所に設置し、測定値を比較してみましょう。

気密性の低さ

プレハブ住宅は、気密性が低い傾向があります。そのため、加湿器で加湿しても、隙間から湿気が逃げてしまい、湿度が上がりにくい可能性があります。窓やドアの隙間、壁の継ぎ目などから空気が漏れている可能性を調査し、必要に応じてシーリング材などで隙間を埋めることで、気密性を高めることができます。

換気システムの影響

24時間換気システムは、室内の空気を常に外気と交換するため、加湿器で加湿しても、湿った空気が排出され、湿度が上がりづらくなる可能性があります。しかし、適切な換気は結露防止に非常に重要です。換気システムを効果的に活用することで、結露を抑制することができます。

結露と24時間換気システム

窓の結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい窓ガラスに触れて冷やされ、水滴となる現象です。二重ガラスであっても、結露が発生する場合は、室内の湿度が高すぎるか、窓ガラスの温度が低すぎるかのどちらか、もしくは両方が原因です。

差圧式給気口の活用

差圧式給気口は、室内の空気圧と外気の空気圧の差によって、自動的に外気を導入する仕組みです。給気口が閉まっていると、換気が不十分になり、室内の湿気がこもり、結露が発生しやすくなります。排ガスで汚れているとのことですが、定期的に掃除することで、問題なく使用できます。 給気口を開けることは、結露防止に効果的です。 ただし、排気口も適切に機能している必要があります。

24時間換気システムの効果的な活用

24時間換気システムを効果的に活用するには、以下の点に注意しましょう。

  • 給気口と排気口の確認:給気口と排気口が両方とも正常に機能していることを確認します。フィルターの清掃や交換も忘れずに行いましょう。給気口が排ガスで汚れている場合は、定期的に清掃しましょう。
  • 換気扇の確認:換気扇が正常に作動しているか確認しましょう。不具合があれば、修理または交換が必要です。
  • 窓の開閉:換気システムに加えて、窓を開けて自然換気を行うことで、より効果的な換気ができます。特に、湿度が高い日や、調理後などは、積極的に窓を開けて換気しましょう。
  • 室温管理:室温を適切に管理することで、結露の発生を抑えることができます。特に、窓際や壁際の温度が低くなりすぎないように注意しましょう。カーテンやブラインドなどを活用して、断熱効果を高めることも有効です。

湿度を上げる効果的な方法

加湿器の容量アップ以外に、湿度を上げる方法としては、以下の方法が考えられます。

  • 複数の加湿器を使用する:部屋の広さに合わせて、複数の加湿器を使用することで、より効率的に加湿できます。
  • 加湿効果のある植物を置く:観葉植物は、葉から水分を蒸散させるため、自然な加湿効果が期待できます。ただし、効果は限定的です。
  • 洗濯物を室内干しする:洗濯物を室内干しすることで、自然な加湿効果が得られます。ただし、カビの発生を防ぐため、換気をしっかり行いましょう。
  • お風呂のドアを開けておく:お風呂の湯気が部屋に拡散することで、湿度が上がります。ただし、浴室乾燥機を使用する際は、換気を十分に行いましょう。
  • 湿度計の設置場所:湿度計は、直射日光が当たらない、エアコンの風が直接当たらない場所に設置しましょう。複数箇所に設置し、平均値を参考にするとより正確な湿度がわかります。

専門家の意見

建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。特に、住宅の気密性や換気システムに関する専門的な知識は、専門家から得られる情報が非常に役立ちます。

まとめ

湿度が低く、結露が発生している原因は、加湿器の能力不足、気密性の低さ、換気システムの適切な活用不足などが考えられます。加湿器の容量アップに加え、複数の加湿器の使用、自然加湿方法の活用、24時間換気システムの適切な運用、そして専門家への相談などを検討することで、より快適な室内環境を実現できるでしょう。 まずは、差圧式給気口を開けて、24時間換気システムを正しく機能させることから始めましょう。 そして、定期的な清掃と、室温・湿度管理を心がけることが重要です。

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