部屋の湿度が高い!風通しが良くても湿度70%超えの理由と対策

私の部屋の湿度について・・・ 私が住んでいる部屋の間取りは、長方形の形状をしており、3部屋に区切られています。 玄関を開けると8畳ほどのキッチン(風呂・トイレ併設)・奥に真ん中の部屋8畳・その奥にまた8畳の部屋があります。 玄関の横には大きな窓があり、一番奥の部屋のベランダの戸を開けると長方形の間取りの為、一直線でとても風通しも良いです。 普段は一番奥の部屋で生活しているのですが、この部屋の湿度が異常に高くて困っています。 玄関横の窓、ベランダの戸を網戸にしているにも関わらず湿度が70%を超えているのです。 エアコンを27度に設定して入れても、一旦は65%程に下がるのですが次第に上昇していきます。 室温は27度で快適なのですが、湿度が77~78%もありとても不快に感じます。 こんなに風通しが良いのになぜ湿度が下がらないのでしょうか? 因みに、ベランダは南向きで戸から30センチ程度太陽は差し込み、玄関側は西日が入ります。 早急に除湿機の必要性を感じていると共に、湿度が下がらないのは何故なのか不思議で仕方ありません。

風通しが良くても湿度が高い理由

風通しの良いお部屋なのに湿度が高い、というお悩み、よく分かります。原因をいくつか考えてみましょう。

1. 南向きのベランダと西日の影響

ベランダが南向きで、西日も差し込むとのこと。これは湿度上昇の大きな要因です。太陽光によって室温が上がり、空気中の水分量が増えるため、湿度が高くなります。特に、窓から直接太陽光が当たる場合は、その影響は大きくなります。

2. キッチンと浴室の湿気

キッチンと浴室が併設されている点も重要です。調理や入浴によって発生する水蒸気は、想像以上に湿度を上げます。換気扇をしっかり回していても、完全に排出できない分は部屋の湿度を上昇させます。特に、換気扇の能力が低い場合や、換気扇の運転時間が短い場合は、湿度上昇に繋がります。

3. 建物の構造や断熱性

建物の構造や断熱性も影響します。古い建物や断熱性の低い建物は、外気の影響を受けやすく、湿気がこもりやすい傾向があります。また、壁や床からの湿気も無視できません。結露が発生している箇所がないか確認してみましょう。

4. 家具や収納の影響

家具や収納が多い場合、空気の循環が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。特に、通気性の悪い素材の家具や、密閉された収納は湿度上昇の原因となります。

5. 生活習慣

洗濯物を室内干ししている、植物を多く育てている、など、生活習慣も湿度上昇に影響します。これらの習慣を見直すことで、湿度を下げることができる可能性があります。

湿度対策:具体的な解決策

湿度70%超えは、カビやダニの繁殖にも繋がるため、早めの対策が必要です。

1. 除湿機の導入

まず、除湿機の導入をおすすめします。除湿機は、空気中の水分を効果的に除去し、湿度を下げるのに非常に有効です。コンプレッサー式とデシカント式がありますが、梅雨時など湿度の高い時期には、コンプレッサー式がおすすめです。

2. 換気の徹底

窓やドアを開けて、常に空気を入れ替えることが重要です。特に、朝晩や日中、定期的に換気を行うことで、湿気を排出できます。

3. 換気扇の活用

キッチンと浴室の換気扇は、調理中や入浴中はもちろん、それ以外の時間にも定期的に回しましょう。換気扇の能力が低い場合は、交換を検討するのも良いでしょう。

4. 室内干しの見直し

洗濯物を室内干しする場合は、除湿機を使用するか、扇風機で風を当てて乾燥させるなど工夫が必要です。可能であれば、外に干すのがベストです。

5. 家具の配置を見直す

家具の配置を見直し、空気の循環を良くしましょう。通気性の良い家具を選ぶことも重要です。

6. カーテンやブラインドの活用

直射日光を遮ることで、室温の上昇を抑え、湿度上昇を防ぎます。厚手のカーテンや遮光性の高いブラインドを使用しましょう。

7. 結露対策

窓や壁に結露が発生している場合は、断熱対策が必要です。窓に断熱シートを貼ったり、窓枠の隙間を埋めるなど、結露を防ぐ工夫をしましょう。

8. 植物の管理

植物は、蒸散によって湿度を上げるため、数が多い場合は注意が必要です。植物の種類や量を見直してみましょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、湿度対策についてアドバイスします。

「湿度が高いと、カビやダニの繁殖だけでなく、家具や建材の劣化にも繋がります。快適な空間を保つためには、湿度管理は非常に重要です。除湿機だけでなく、換気や日射し対策など、総合的な対策を行うことが大切です。また、お部屋の素材や色にも注目しましょう。例えば、通気性の良い天然素材の家具や、淡い色の壁材は、湿気を吸収しにくく、快適な空間づくりに役立ちます。」

まとめ

風通しが良くても湿度が高い原因は様々です。今回のケースでは、南向きのベランダと西日、キッチンと浴室の併設、建物の構造などが影響している可能性が高いでしょう。除湿機導入に加え、換気、日射し対策、生活習慣の見直しなど、総合的な対策を行うことで、快適な湿度を保つことができます。

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