部屋の広さを正確に知りたい場合、メジャーで計測するのが一番確実です。しかし、写真や図面しかない場合、または大まかな広さが分かればいい場合は、目視や既存の家具のサイズから推測する方法があります。この記事では、部屋の広さを推定する方法と、その広さに合わせたインテリアコーディネートのヒントをご紹介します。
Contents
部屋の広さを測る方法
正確な畳数は、メジャーを使って部屋の長さと幅を測り、その面積を計算することで求められます。
- 長さを測る:壁に沿って、部屋の一番長い辺の長さを測ります。単位はメートル(m)を使用しましょう。
- 幅を測る:長さと直角になる辺(部屋の一番短い辺)の長さを測ります。単位はメートル(m)を使用しましょう。
- 面積を計算する:長さと幅を掛け合わせます(長さ × 幅 = 面積)。単位は平方メートル(㎡)になります。
- 畳数に変換する:1畳は約1.62㎡です。面積を1.62で割ると、おおよその畳数が分かります。
例えば、長さが4メートル、幅が3メートルの部屋の場合、面積は4m × 3m = 12㎡となり、畳数は12㎡ ÷ 1.62㎡/畳 ≒ 7.4畳となります。
写真や図面から部屋の広さを推測する方法
写真や図面しかない場合は、以下の方法で広さを推測できます。
- 家具のサイズを目安にする:写真の中に、ソファやベッドなどのサイズが分かっている家具があれば、その家具のサイズを基準に部屋の広さを推測できます。例えば、一般的なシングルベッドの幅は約100cmなので、ベッドが2つ並んでいる写真であれば、その幅から部屋の広さをある程度推測できます。
- 目印となるものを利用する:ドアや窓、柱などのサイズを参考に、部屋の広さを推測することもできます。ドアの幅は一般的に約80cmです。ドアの幅を基準にして、部屋の広さを視覚的に判断することができます。
- スケールを参考に:図面にスケールが記載されている場合は、そのスケールを元に部屋の寸法を計算できます。
部屋の広さに合わせたインテリアコーディネート
部屋の広さが分かれば、それに合わせた家具選びやレイアウトを考えることができます。
狭い部屋のインテリアコーディネート
狭い部屋では、コンパクトな家具を選ぶことが重要です。ソファやベッドは、サイズを小さくしたり、折りたたみ式のものを使用したりするのも良いでしょう。また、壁面収納を活用して、床のスペースを広く確保することも有効です。
- 省スペース家具:ソファベッド、折りたたみテーブル、壁掛け棚など
- 明るい色:壁や家具に明るい色を使うことで、部屋を広く見せる効果があります。
- 鏡:鏡を効果的に配置することで、空間の広がりを感じさせることができます。
広い部屋のインテリアコーディネート
広い部屋では、ゾーニングを意識して、空間を区切ることが重要です。例えば、リビングエリアとダイニングエリアを明確に分けることで、それぞれの空間を快適に利用できます。また、大型家具を配置することで、部屋に落ち着きを与えられます。
- 大型家具:大きなソファ、ダイニングテーブル、本棚など
- ラグ:ラグを敷くことで、空間を区切り、温かみのある雰囲気を演出できます。
- グリーン:観葉植物などを配置することで、空間をより豊かに演出できます。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から、部屋の広さだけでなく、天井の高さや窓の大きさなども考慮することが重要です。例えば、天井が高い部屋であれば、大型のシャンデリアや高い位置に棚を設置することで、空間をより魅力的に演出できます。窓が大きい部屋であれば、カーテンやブラインドで採光を調整することで、快適な空間を作り出すことができます。
まとめ
部屋の広さを正確に把握することは、快適な住空間を作る上で非常に重要です。メジャーを使って正確に測ることをお勧めしますが、写真や図面から推測する方法も有効です。そして、部屋の広さに合わせた家具選びやレイアウトを工夫することで、より快適で魅力的なインテリアを実現できます。