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室内ドアの防犯対策:鍵の種類と選び方
ご自宅の室内ドアに鍵を取り付け、外部からの侵入を防ぎたいとのこと、ご心配ですね。室内ドアへの鍵選びは、防犯性だけでなく、デザインや使い勝手も考慮する必要があります。特に、鍵が簡単に外されてしまうと意味がないので、しっかりとした対策が必要です。
この記事では、室内ドアに最適な鍵の種類、選び方、そして取り付けに関するアドバイスをご紹介します。 鍵の専門家である、鍵屋「安心ロックサービス」の山田さんにもご協力いただき、より具体的なアドバイスを交えて解説します。
鍵の種類
室内ドアに適した鍵は、大きく分けて以下の種類があります。
- サムターン式: ドアノブと一体型で、サムターンを回して施錠するタイプ。比較的安価で手軽に取り付けられますが、防犯性は低いのがデメリットです。外から簡単にこじ開けられる可能性があります。室内ドアへの設置には不向きです。
- レバーハンドル式: レバーを操作して施錠するタイプ。サムターン式よりも防犯性が高いものもありますが、それでも強引にこじ開けられる可能性はあります。デザインのバリエーションが豊富です。
- ディンプルキー式: ピッキングに強いディンプルキーを使用するタイプ。比較的防犯性が高く、室内ドアにも適しています。ただし、サムターン式やレバーハンドル式と比較すると価格が高めです。
- シリンダー錠: 鍵穴に鍵を差し込んで施錠するタイプ。防犯性が高く、様々な種類があります。室内ドアには、MIWA(美和ロック)やGOAL(ゴール)といった信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。特に、補助錠として使用することで、防犯性を大幅に向上させることができます。
- 電気錠: カードキーや暗証番号で施錠・解錠するタイプ。防犯性が高く、鍵の紛失の心配もありません。ただし、初期費用が高く、停電時には使用できないというデメリットがあります。室内ドアにはあまり一般的ではありませんが、高度なセキュリティを求める場合に検討できます。
鍵を選ぶ際のポイント
鍵を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
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- 防犯性: 鍵の強度はもちろん、ドアそのものの強度も重要です。ドア枠が弱いと、こじ開けられてしまう可能性があります。ドアの強度をチェックし、必要であれば補強しましょう。
- 操作性: 普段使いしやすい鍵を選びましょう。高齢の方や小さなお子様がいる家庭では、操作性の良い鍵がおすすめです。
- デザイン: 部屋のインテリアに合うデザインを選びましょう。様々なデザインの鍵があるので、部屋の雰囲気に合ったものを選べば、より快適な空間になります。
- 価格: 予算に合わせて選びましょう。高価な鍵ほど防犯性が高い傾向がありますが、必ずしも価格と防犯性が比例するとは限りません。
鍵が外れないようにする対策
鍵ごとネジで外されてしまうのを防ぐためには、以下の対策が有効です。
- ストライクプレートの強化: ドア枠に取り付けるストライクプレートを、より頑丈なものに交換しましょう。ネジ穴を補強するタイプのストライクプレートもあります。
- ネジの交換: 通常のネジよりも、特殊ネジを使用することで、簡単に外されるのを防ぐことができます。例えば、セキュリティネジやトルクスネジなどが有効です。
- 補助錠の設置: 既存の鍵に加えて、補助錠を取り付けることで、防犯性を大幅に向上させることができます。サムターン式の鍵に補助錠としてシリンダー錠を取り付けるのが一般的です。補助錠は、ドアノブの上部や下部に取り付けることができます。
- 防犯性の高いドアへの交換: ドア自体が古くて強度が低い場合は、防犯性の高いドアへの交換を検討しましょう。専門業者に相談することをおすすめします。
専門家からのアドバイス(安心ロックサービス 山田さん)
「室内ドアへの鍵選びは、防犯性と使い勝手のバランスが重要です。サムターン式は手軽ですが防犯性が低いので、室内ドアには不向きです。ディンプルキー式やシリンダー錠は防犯性が高いですが、価格が高めです。予算と防犯性のバランスを考慮し、必要に応じて補助錠の設置も検討しましょう。また、鍵の取り付けは専門業者に依頼することをお勧めします。不適切な取り付けは、かえって防犯性を低下させる可能性があります。」
具体的な手順:室内ドアへの鍵取り付け
鍵の取り付けは、DIYでも可能ですが、専門知識と工具が必要になります。自信がない場合は、鍵屋さんに依頼することを強くお勧めします。
もし、DIYで挑戦する場合は、以下の手順を参考に作業を進めてください。ただし、不適切な取り付けは防犯性を低下させる可能性があるので、十分に注意してください。
1. 鍵の種類と位置を決める
まず、使用する鍵の種類と取り付け位置を決めます。補助錠を取り付ける場合は、既存の鍵との位置関係を考慮しましょう。
2. ドアに穴を開ける
鍵の取付説明書に従って、ドアに穴を開けます。電動ドリルを使用する場合は、安全に配慮して作業を行いましょう。
3. 鍵を取り付ける
鍵の取付説明書に従って、鍵本体とストライクプレートを取り付けます。ネジをしっかりと締め、ガタツキがないか確認しましょう。
4. 動作確認
鍵の開閉動作を確認し、問題がないことを確認します。
5. ストライクプレートの補強
ストライクプレートが簡単に外れないように、ネジの補強や、より頑丈なストライクプレートへの交換を検討しましょう。
まとめ
室内ドアへの鍵選びは、防犯対策として非常に重要です。この記事で紹介した内容を参考に、ご自宅の状況に最適な鍵を選んでください。 DIYで取り付けを行う場合は、十分に注意して作業を行い、不安な場合は専門業者に依頼することをお勧めします。 安全で安心な生活を送るためにも、適切な鍵選びと取り付けを心がけましょう。