部屋で亀を飼う前に知っておきたいこと~飼育環境と注意点~

亀の飼育について教えて下さい!! 部屋で亀を飼いたいなぁと考えていますが、亀の飼育は簡単な物でしょうか??(イメージ的には比較的簡単そう…) 病気にもあまりかからなそうですし、水の交換も、水槽で飼う魚より簡単そうだなぁと考えています。部屋のイメージから行くと水槽より鉢のような容器で飼いたいのですが、問題ないでしょうか??心配なのがエアポンプの有無なのですが、必須でしょうか??部屋で飼うのですが、臭いも心配です(マンション住) 小さい頃に逃がしてしまったらしい(親談)ので、リベンジしたいです!!

亀の飼育は簡単? 飼育環境を整えるためのポイント

結論から言うと、亀の飼育は「簡単」とは言えません。 確かに魚と比べると世話の頻度は少ないかもしれませんが、適切な環境を用意し、継続的なケアが必要になります。 特に、小型の亀はデリケートで、環境の変化に弱く、病気になりやすい傾向があります。 「比較的簡単そう」というイメージは、適切な知識と準備なしには危険です。 小さい頃に逃がしてしまった経験を活かし、今回は責任ある飼育を目指しましょう。

1. 飼育容器の選び方:鉢は適切?

水槽より鉢で飼いたいというご希望ですが、種類によっては問題があります。 亀の種類、大きさ、飼育する数によって適切な容器は大きく異なります。 特に、水棲ガメの場合は、十分な水深と広さが必要です。 鉢では、水深が浅く、隠れ家となる場所も少ないため、ストレスを与え、病気の原因となる可能性があります。

おすすめは、カメの種類に合わせた適切な大きさの水槽です。 水棲ガメであれば、最低でもカメの甲羅の長さの3倍以上の水深が必要です。 また、陸地で休む場所も必要なので、陸地部分も確保できる水槽を選びましょう。 爬虫類専用の飼育ケースなども選択肢としてあります。 鉢を使う場合は、脱走防止と水深、陸地部分の確保を十分に考慮する必要があります。

2. 水質管理:水の交換頻度とエアポンプの必要性

水の交換頻度は、飼育するカメの種類や数、水槽の大きさによって異なりますが、最低でも週に1回は部分的に、月に1回は全交換を行うことをおすすめします。 水の汚れは、カメの健康に悪影響を与えるため、こまめな清掃が重要です。

エアポンプは、水棲ガメを飼育する場合は必須ではありませんが、非常に推奨します。 エアポンプは水中に酸素を供給し、水質の悪化を防ぎます。 特に、水槽が小さい場合や、カメの数が多く、水の流れが少ない場合は、エアポンプの使用が不可欠です。 フィルターも併用することで、より効果的に水質を維持できます。

3. 温度管理:カメの健康を守るために

カメは変温動物なので、周囲の温度によって体温が変化します。 そのため、適切な温度を保つことが非常に重要です。 特に冬場は、水槽ヒーターを使って水温を維持する必要があります。 種類によって適温は異なりますので、飼育するカメの種類に合った温度を調べ、維持しましょう。 また、紫外線ランプも必要となる場合があります。

4. 餌やり:栄養バランスと食べ残し

カメの餌は、種類によって異なります。 専用の餌を与えるのが基本ですが、野菜や果物などを補助的に与えることもできます。 ただし、食べ残しはすぐに取り除く必要があります。 食べ残しは水質を悪化させる原因となります。 餌の量も調整し、食べ残しがないように注意しましょう。

5. 臭い対策:マンションでの飼育における注意点

マンションでの飼育では、臭いが気になる方もいると思います。 臭いの原因は、主に食べ残しや排泄物です。 こまめな水槽の清掃、フィルターの使用、適切な換気を行うことで、臭いを軽減できます。 また、水槽の近くに消臭剤を置くのも効果的です。 定期的に水槽全体を洗浄し、殺菌することも重要です。

6. 病気への対処:早期発見と適切な治療

カメは、様々な病気にかかる可能性があります。 早期発見が治療の成功に繋がります。 普段からカメの様子をよく観察し、少しでも異常が見られた場合は、すぐに獣医に相談しましょう。 爬虫類を診察できる獣医を探しておくことが重要です。

7. 脱走防止:カメの安全を守るために

カメは、予想以上に脱走の名人です。 水槽の蓋をしっかり閉める、水槽を安全な場所に置くなど、脱走防止対策は必須です。 特に、鉢で飼育する場合は、脱走しやすいので、より厳重な対策が必要です。

専門家の意見:信頼できる情報源を活用しよう

亀の飼育に関して、信頼できる情報源から学ぶことが重要です。 ペットショップの店員さんや、爬虫類専門の獣医に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。 インターネットの情報も活用できますが、複数の情報源を確認し、信頼できる情報を選び取るようにしましょう。

まとめ:責任ある亀の飼育を

亀の飼育は、想像以上に責任と労力を要します。 しかし、適切な知識と準備、そして継続的なケアを行うことで、健康で長生きするカメと、楽しい時間を過ごすことができます。 「リベンジ」という気持ちと共に、責任ある飼育を心がけ、カメとの豊かな時間を過ごしてください。

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