部屋でリクガメを放し飼いする際の注意点と準備

リクガメを部屋で放し飼いにしたいのですが、サイズは大きくていいので初心者でも飼いやすく放し飼いできるカメを教えてください。また、部屋での放し飼いで注意することや放し飼いに必要な物とその費用を教えていただきたいです。補足:部屋は七畳ほどです。端に暖かくなるマットのようなものを敷き、シェルターなどの隠れられる場所があれば大丈夫なのでしょうか?

初心者向け!部屋で放し飼いできる大型リクガメの種類

七畳の部屋で放し飼いをすることを考えると、大きくなりすぎず、かつ初心者でも扱いやすい種類を選ぶことが大切です。いくつか候補を挙げ、それぞれの特性を踏まえて検討してみましょう。

おすすめ1:ギリシャリクガメ

ギリシャリクガメは比較的飼いやすく、成長も比較的ゆっくりです。甲羅の長さは最大20cm程度になり、七畳の部屋であれば十分な活動スペースを確保できます。ただし、日光浴が必須なので、紫外線ライトの設置は不可欠です。

おすすめ2:ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメもギリシャリクガメと同様に、初心者向けとして人気のある種類です。やや神経質な面がありますが、適切な環境を用意すれば比較的穏やかに暮らします。サイズはギリシャリクガメとほぼ同じです。

おすすめ3:ロシアリクガメ

ロシアリクガメは小型の種類で、最大でも15cm程度です。そのため、スペースの制約がある場合にも適しています。ただし、寒さには弱いので、冬場の保温には特に注意が必要です。

部屋でのリクガメ放し飼い:必要なものと費用

リクガメを部屋で放し飼いにするためには、適切な環境を整える必要があります。必要なものとその概算費用は以下の通りです。

1. ケージ(飼育スペース)

七畳の部屋全体をケージとして使うことができますが、脱走防止のため、ケージの一部を柵などで囲うことをおすすめします。費用は柵の素材やサイズによって大きく異なりますが、DIYで作成すれば比較的安価に抑えることができます。

* 費用:5,000円~50,000円(DIYの場合~既製品の場合)

2. 床材

リクガメの足に優しい床材を選びましょう。新聞紙やキッチンペーパーは安価ですが、すぐに汚れるため、頻繁な交換が必要です。爬虫類用の床材を使用する方が管理が楽です。

* 費用:1,000円~3,000円

3. 加温装置

リクガメは変温動物なので、適切な温度を保つ必要があります。特に冬場は保温が重要です。パネルヒーターやセラミックヒーターなどが使用できます。

* 費用:3,000円~10,000円

4. 照明(紫外線ライト)

リクガメの健康維持には紫外線が不可欠です。爬虫類用の紫外線ライトを設置しましょう。

* 費用:3,000円~8,000円

5. シェルター

隠れ家となるシェルターは、リクガメのストレス軽減に役立ちます。市販のシェルターや、素焼き鉢などを利用できます。

* 費用:1,000円~3,000円

6. 給水器

常に新鮮な水を供給できる給水器が必要です。

* 費用:500円~1,000円

7. 餌

リクガメの餌は、牧草や野菜、果物などをバランスよく与える必要があります。

* 費用:月1,000円~3,000円

初期費用合計:約15,000円~80,000円

※上記はあくまで目安です。使用する製品やブランドによって費用は大きく変動します。

部屋でのリクガメ放し飼い:注意点

部屋でリクガメを放し飼いにする際には、以下の点に注意しましょう。

1. 脱走防止

リクガメは意外に脱走の名人です。小さな隙間もすり抜けてしまう可能性があります。壁や家具との隙間を塞ぐなど、脱走防止対策をしっかり行いましょう。

2. 温度管理

リクガメは温度変化に敏感です。特に冬場は保温に注意し、夏場は直射日光を避ける必要があります。温度計を設置して、常に温度をチェックしましょう。

3. 湿度管理

乾燥しすぎると脱水症状を起こす可能性があります。加湿器を使用したり、床材を湿らせたりするなど、適度な湿度を保つようにしましょう。

4. 餌の管理

新鮮な餌を常に用意し、食べ残しはすぐに片付けましょう。腐敗した餌は病気の原因となります。

5. 清潔さ

糞尿はこまめに掃除しましょう。清潔な環境を保つことで、病気の予防にも繋がります。

6. 噛みつき

リクガメは噛みつくことがあります。特に子供がいる家庭では注意が必要です。

7. 危険物の除去

電気コードや小さな物など、リクガメにとって危険なものを部屋から取り除きましょう。

専門家のアドバイス

爬虫類専門の獣医に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。飼育方法や健康管理に関する疑問点があれば、積極的に相談しましょう。

まとめ

七畳の部屋でリクガメを放し飼いにすることは可能です。しかし、適切な環境を整え、注意点を理解した上で飼育することが大切です。この記事を参考に、安全で快適な環境を準備し、リクガメとの豊かな時間を過ごしてください。

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