アパレルで色の組み合わせや柄の組み合わせに自信があるにも関わらず、自分の部屋がおしゃれに見えないと悩んでいる…そんな方も少なくないのではないでしょうか。確かに、洋服とインテリアコーディネートは似ているようで異なる部分が多く、戸惑うのも無理はありません。
この記事では、アパレル経験者の方でもインテリアコーディネートに悩む理由と、具体的な解決策を分かりやすく解説します。空間把握能力やセンスの問題だけでなく、インテリアコーディネート特有のポイントを理解することで、誰でも理想のおしゃれな部屋を実現できます。
Contents
なぜ、洋服とインテリアのコーディネートは違うのか?
アパレルで培った色の組み合わせや柄の組み合わせのセンスは、インテリアコーディネートにも役立ちますが、いくつか異なる点があります。
- スケール感の違い:洋服は体に密着する小さな空間ですが、部屋は広大な空間です。同じ色や柄を使っても、その面積や配置によって印象が大きく変わります。洋服で効果的な組み合わせが、部屋では圧迫感を与えてしまう可能性もあります。
- 素材感の重要性:洋服では素材感は触感やシルエットに影響しますが、インテリアでは視覚的な影響が大きいです。例えば、同じベージュでも、リネン素材とスエード素材では全く異なる雰囲気になります。素材の質感や光沢感を意識することが重要です。
- 機能性と実用性のバランス:洋服は着心地や動きやすさが重要ですが、インテリアは機能性とデザインの両立が求められます。収納力や使いやすさ、メンテナンスのしやすさも考慮する必要があります。
- 空間の立体感:洋服は平面的なコーディネートですが、インテリアは壁、床、天井と立体的な空間を意識する必要があります。家具の配置や照明によって、空間の奥行きや広がり感を演出する必要があります。
部屋をおしゃれに見せるための具体的なステップ
では、具体的にどのようにすれば部屋をおしゃれにできるのでしょうか?ステップごとに解説します。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
ステップ1:自分のスタイルを明確にする
まずは、どんな雰囲気の部屋にしたいかを明確にしましょう。例えば、「北欧風」「シンプルモダン」「ナチュラル」「ヴィンテージ」など、具体的なスタイルをイメージすることで、インテリア選びがスムーズになります。
PinterestやInstagramなどのSNSで、お気に入りの部屋の写真を保存し、共通点を探してみるのも良い方法です。自分がどんなスタイルが好きなのか、具体的に把握することで、迷いが減ります。
ステップ2:ベースカラーを決める
部屋全体のベースとなるカラーを選びましょう。ベースカラーは、部屋の雰囲気を大きく左右します。ベージュは、どんなスタイルにも合わせやすく、落ち着きのある空間を演出したい方におすすめです。他の色と合わせやすく、上品で優しい雰囲気になります。
ベースカラーが決まれば、それに合うアクセントカラーや小物を選びやすくなります。ベースカラーを決める際は、部屋の広さや採光も考慮しましょう。暗い部屋には明るい色を、狭い部屋には明るい色や淡い色を選ぶと、空間を広く見せる効果があります。
ステップ3:家具の配置を考える
家具の配置は、部屋の使い勝手と印象を大きく変えます。家具の配置を考える際には、動線や視線、そして空間のバランスを意識しましょう。
- 動線:人がスムーズに動けるように、家具の配置を工夫しましょう。通路を狭くしないように注意しましょう。
- 視線:最初に目に入る場所には、こだわりの家具やインテリアを配置しましょう。視覚的なアクセントになります。
- バランス:家具の大きさや配置のバランスを考え、空間全体にまとまりを持たせましょう。大きすぎる家具は圧迫感を与えてしまうので注意が必要です。
家具の配置に迷ったら、配置図を描いてシミュレーションしてみるのも良いでしょう。実際に家具を配置する前に、レイアウトを検討することで、失敗を防ぐことができます。
ステップ4:照明を効果的に使う
照明は、部屋の雰囲気を大きく変える重要な要素です。メイン照明だけでなく、間接照明やスポットライトなどを効果的に使うことで、空間の奥行きや立体感を演出できます。
- メイン照明:全体を明るく照らすための照明です。シーリングライトなどが一般的です。
- 間接照明:壁や天井を照らすことで、柔らかな光を演出します。スタンドライトやフロアライトなどがおすすめです。
- スポットライト:特定の場所を照らすことで、アクセントを付けます。絵画や植物などを照らすのに効果的です。
照明の色温度も重要です。暖色系の照明はリラックスした雰囲気を、寒色系の照明はシャープな雰囲気を演出します。部屋の雰囲気に合わせて、適切な色温度の照明を選びましょう。
ステップ5:小物で個性をプラス
最後に、小物で個性をプラスしましょう。クッション、カーテン、グリーン、アート作品など、自分の好きなものを取り入れることで、部屋に温かみと個性を与えられます。ただし、小物は多すぎるとごちゃごちゃした印象になるので、厳選して配置しましょう。
専門的な勉強は必要?
専門的に勉強する必要はありません。インテリアコーディネーターの資格を取得すれば知識は深まりますが、まずは、本や雑誌、ウェブサイトなどを参考に、自分のペースで学んでいくことが大切です。色々なインテリアスタイルに触れ、自分の好みを明確にしていく過程自体が、インテリアコーディネートの勉強になります。
また、インテリアショップの店員さんや、オンラインコミュニティなどで相談してみるのも良いでしょう。プロの意見を聞くことで、新たな発見があるかもしれません。
まとめ
部屋をおしゃれに見せるためには、空間把握能力やセンスだけでなく、スケール感、素材感、機能性、立体感など、インテリアコーディネート特有のポイントを理解することが重要です。この記事で紹介したステップを参考に、少しずつ理想の部屋を作っていきましょう。最初は難しく感じても、一つずつ取り組むことで、必ず理想の空間を実現できます。