退去費用に関する不安と対策:クロス張替え費用、カビ、損傷の責任

以前も相談させてもらったんですが、大事なことを見落としてたので再度相談させてもらいました。4年10か月住んでたアパート(6帖の1DK)を退去したんですが、不動産屋の方と立ち合いで部屋をみてもらいカギを返したんですが、キッチンや洋室の角の壁紙がカビで汚れている箇所があり、これはクロス張替えになるから敷金(5万)だけでは足りないということをいわれました。後日、見積書を郵送してもらうことになったんですが、どれくらい請求されるのか怖くてビクビクしてます。。。実際どれくらい負担することになるんでしょうか?カビは湿気がひどくてなったものですが、それは過失になるんでしょうか??キッチンの引き出しの木製の扉の一部も腐って金具がさびて動かなくなってます。それなりに換気はしてたんですが。。。あと、これは完全な過失ですが、突っ張り棒で壁に直径3センチほどの穴を1か所あけてしまいました。ちなみに、たばこは吸ってないしペットも飼ってません。契約書も見直してみたら、過失によるクロス張替えは借主の全額負担と記載されてました。この場合、経過年数は考慮されないってことでしょうか??過失で年数も考慮されなかったらいったいどれだけ請求されるのか。。。そもそも、クロス張替えについて、過失と自然によるものどうやって見分けるのでしょうか。よくわからないような汚れや変色は凹みなど。少しでも借主に負担させようとはしてきますよね。。。あと、新しい引っ越し先が近所で、できることなら不動産屋ともめたくはないんですけど、毎月滞納もせず家賃払って敷金も自分のお金なのに、向こうの都合のいいように高額な請求されたら払いたくないのが本音。。。補足回答くださった方ありがとうございます。見積書が来てからでも遅くはないんですね。とにかく今1番しりたいのは、証明するものはないが結露や湿気のひどい部屋でできたカビのクロスの張替えは過失になるのか。特約のある中で経過年数は考慮された金額を請求されるかです。。。

退去時のクロス張替え費用と責任の所在

アパート退去時のクロス張替え費用に関するご心配、よく分かります。4年10ヶ月居住された後、敷金だけでは足りないとのことで不安を感じるのは当然です。まずは、請求されるであろう費用と、その責任の所在について整理しましょう。

カビによるクロス張替え:過失か経年劣化か?

結露や湿気によるカビは、必ずしも借主の過失とは限りません。建物の構造的な問題、換気設備の不備などが原因の場合もあります。ただし、契約書に「過失によるクロス張替えは借主の全額負担」と明記されている場合、不動産会社側は借主の過失を主張してくる可能性が高いです。

重要なのは、「通常の居住による範囲を超えるか」という点です。

* 通常の居住範囲内:多少のカビは経年劣化として認められる可能性があります。特に、築年数の古い建物や、換気設備が不十分な場合は、多少のカビが発生するのは避けられないケースもあります。
* 通常の居住範囲を超える:明らかに湿気対策を怠っていた、または不適切な使用方法をしていた場合などは、借主の過失と判断される可能性が高くなります。

専門家の意見を参考に

判断に迷う場合は、不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、カビの発生原因を調査し、それが借主の過失によるものか、建物の問題によるものかを客観的に判断してくれます。専門家の意見は、不動産会社との交渉において強い味方になります。

キッチンの損傷:経年劣化と過失の線引き

キッチンの引き出しの腐食や金具のサビも、経年劣化と過失の判断が難しい点です。それなりに換気をしていたとのことですが、具体的な換気方法や頻度を記録しておくと、後日の交渉に役立ちます。写真や動画で証拠を残しておくのも有効です。

壁の穴:明らかな借主の過失

突っ張り棒による壁の穴は、明らかに借主の過失です。これは全額負担が求められる可能性が高いでしょう。

見積書到着後の対応

見積書が届いたら、以下の点をチェックしましょう。

  • 内訳の明細:作業内容、材料費、人件費などが明確に記載されているか確認します。
  • 相場との比較:インターネットなどでクロス張替えの相場を調べ、見積金額が妥当かを確認します。高すぎる場合は、交渉の余地があります。
  • 写真や図面:損傷箇所の状況が写真や図面で示されているか確認します。これにより、請求金額の根拠を明確に把握できます。

交渉のポイント

見積書の内容に納得いかない場合は、不動産会社と交渉しましょう。

  • 専門家の意見:前述の通り、専門家の意見を提示することで、交渉を有利に進めることができます。
  • 証拠資料:写真、動画、賃貸契約書など、証拠となる資料を準備しましょう。
  • 冷静な態度:感情的にならず、冷静に事実を伝え、交渉を進めましょう。
  • 分割払い:高額な請求の場合、分割払いを提案してみるのも有効です。

経過年数と請求金額の関係

契約書に「経過年数は考慮されない」と明記されている場合、原則として経過年数は考慮されません。しかし、極端に高額な請求の場合は、交渉の余地があるかもしれません。

過失と自然劣化の見分け方

過失と自然劣化の見分け方は非常に難しいです。明確な基準はありませんが、以下の点を考慮すると判断しやすくなります。

  • 損傷の程度:軽微な汚れや変色は経年劣化とみなされる可能性が高いです。一方、大きな損傷は過失とみなされる可能性があります。
  • 損傷の原因:損傷の原因が特定できる場合は、過失か自然劣化かを判断しやすくなります。
  • 居住状況:丁寧な居住を心がけていたか、証拠となる写真や動画があれば有利に働きます。

まとめ

退去費用に関する不安は、誰しもが抱えるものです。しかし、冷静に対処することで、不当な請求を回避することも可能です。専門家の意見を参考に、証拠をしっかり準備し、不動産会社と交渉することで、納得できる解決策を見つけられるよう願っています。

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