退去時の高額な修繕費用請求への対応:妥協点を探る

次女が引っ越後、突然退室精算書が郵送され驚いています。ルーム・クリーニング代 ¥20,790。クロス張り替え¥116,187。台所・整流器取り付け¥2,079。便所・給水・前座修繕¥18,664です。東京都八王子市の住宅でした。長女の(北九州市)引っ越しの時は入居の際支払った1ヶ月の敷金6万円から2万程のおつりをもらいました。長女・次女も4年間の入居期間・1K・家賃も同額でした。入居の時は簡易浄水器とウォシュレットは私が取り付けました。電話で何故今回台所・便所関係が請求されるのかを確認しましたが、しどろもどれで「部品が無くなった」とか言うので「取り外し後のどの部品が無いのか」との質問に明確な返答はありませんでした。次女宅入居の際は床に傷つけない様に同寸のカーペットを敷きました。出張の際4年間で毎年2~3回は宿泊しました。次女は長女より遙かにきれい好きで、しかも部屋はオール電化で火によるくすぶりも無し、室内禁煙でした。入居の際、次女は気管支系が弱いので換気扇には自分たちで外枠にフィルターも取り付けました。今更これらに関し請求される覚えなどありません。現在は法外な請求につき支払う気になれません。仮に民事訴訟になった場合は弁護士を立て争うつもりです。どのあたりが妥協点でしょうか?

高額な修繕費用請求の内訳と問題点

ご質問にある退去精算書は、ルームクリーニング代20,790円、クロス張り替え116,187円、台所整流器取り付け2,079円、便所給水前座修繕18,664円と、合計157,710円という高額な請求となっています。長女の退去時と比較すると、その差額は非常に大きく、疑問を感じるのは当然です。特に、具体的な部品の欠損や損傷に関する説明が曖昧な点が問題です。

問題点1:説明不足と不透明な請求

「部品が無くなった」という曖昧な説明では、どの部品が不足しているのか、それが入居者側の責任によるものなのかが不明です。写真や具体的な説明がないまま高額な請求をされるのは不当です。賃貸契約書や重要事項説明書をよく確認し、修繕責任の範囲を改めて確認しましょう。

問題点2:長女との比較による不公平感

長女の退去時は敷金から2万円のお釣りが返ってきたのに対し、次女の場合は高額な請求となっている点も不公平感を招きます。同じ条件で4年間居住し、家賃も同額であれば、修繕費用にこれほどの差が出る理由が説明できない限り、不当な請求と判断できます。

問題点3:入居時の状態と現状との不一致

入居時にご自身で簡易浄水器とウォシュレットを取り付け、さらに床には傷防止のカーペットを敷いていたこと、換気扇にフィルターを取り付けていたことなど、入居者側が丁寧に使用していたことが伺えます。これらの事実を証拠として提示することで、請求額の妥当性を問うことができます。

具体的な対応策

まずは、冷静に状況を整理し、以下の対応策を検討しましょう。

ステップ1:請求内容の再確認と証拠集め

* 賃貸契約書、重要事項説明書を確認する:修繕責任の範囲、敷金精算の方法などが記載されています。
* 写真や動画の撮影:退去時の部屋の状態を写真や動画で記録しておきましょう。特に、クロスや設備の損傷状況を詳細に撮影することが重要です。
* 領収書やレシートの保管:入居時に取り付けた浄水器、ウォシュレット、カーペットなどの購入費用に関する領収書やレシートがあれば、証拠として提示できます。
* 証人確保:もし、引っ越し作業や部屋の清掃に手伝ってもらった人がいれば、証人として証言してもらえるよう依頼しましょう。

ステップ2:不動産会社との交渉

* 具体的な説明を求める:請求内容について、具体的な部品名、損傷状況、修繕費用内訳などを明確に説明を求めましょう。
* 証拠を提示する:集めた証拠を提示し、請求額の妥当性に疑問を呈しましょう。
* 交渉記録を残す:電話やメールでのやり取りは、記録を残しておくことが重要です。
* 書面での回答を求める:口頭での説明だけでは不十分な場合、書面での回答を求めましょう。

ステップ3:弁護士への相談

交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、必要であれば訴訟手続きを支援してくれます。

妥協点の検討

妥協点を探す場合、以下の点を考慮しましょう。

* クリーニング費用:通常使用による汚れであれば、ある程度の費用は負担する必要があるかもしれません。しかし、過剰な請求であれば、交渉の余地があります。
* クロス張り替え費用:経年劣化による部分的な損傷は、入居者側の責任とは言い切れません。契約書に明記されている範囲を超える場合は、交渉の余地があります。
* 設備の修繕費用:部品の欠損や破損が明確に説明され、入居者側の責任であると認められる場合を除き、請求額の妥当性を検討する必要があります。

専門家の意見:弁護士や不動産会社に相談することで、客観的な視点から妥協点を判断することができます。状況によっては、裁判を起こすことも選択肢に入ります。

まとめ

高額な修繕費用請求に対しては、冷静に証拠を集め、不動産会社と交渉することが大切です。交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討することも視野に入れましょう。過剰な請求は、法的に争うことも可能です。

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