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10年住んだお部屋の退去清掃:妥当なレベルとは?
10年間住んだお部屋の退去清掃、不安ですよね。敷金返還は期待薄だとしても、気持ちよく次の入居者の方にお部屋を引き渡したいものです。今回は、1Kアパート(フローリング6畳、ロフト3畳、ユニットバス、キッチン)の清掃について、具体的な手順とチェックポイントを解説します。
清掃レベル:プロ並みの完璧さではなく「普通」を目指しましょう
結論から言うと、完璧な清掃を目指す必要はありません。プロの清掃業者並みのクオリティを求められるわけではありません。大切なのは、「普通の人が気持ちよく住める状態」にすることです。
10年間の生活でどうしても残ってしまう汚れや傷は、ある程度は仕方ないものと理解しましょう。しかし、明らかに不潔な状態や、生活臭が強く残る状態は避けなければなりません。
具体的な清掃手順とチェックポイント
あなたの現状の清掃状況を踏まえ、さらに徹底すべきポイントを解説します。
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1. フローリングとロフト
掃除機と雑巾での拭き掃除は良いスタートです。しかし、10年間の生活痕を考えると、これだけでは不十分な可能性があります。
* 追加すべき清掃:
- 細かいゴミの除去:目立たない隅や、家具の移動後に残ったゴミを丁寧に掃除機やブラシで取り除きましょう。
- 粘着ローラーの使用:髪の毛やホコリ、ペットの毛などをしっかり除去します。
- 拭き掃除の強化:雑巾ではなく、マイクロファイバークロスを使用し、ぬるま湯に中性洗剤を混ぜて丁寧に拭きましょう。特に、壁際やドアの周辺は念入りに。
- ワックスがけ(必要に応じて):フローリングの状態によっては、ワックスがけを行うことで、より綺麗に見えます。ただし、賃貸物件の場合、事前に大家さんや管理会社に確認が必要です。
2. ユニットバス
大まかな清掃が終わっているとのことですが、細部までチェックしましょう。
* 追加すべき清掃:
- 目地部分のカビ除去:カビ取り剤を使用し、丁寧に擦り洗いしましょう。頑固なカビは、歯ブラシを使うと効果的です。換気をしっかり行いましょう。
- 水垢の除去:浴室用洗剤を使い、鏡、シャワーヘッド、蛇口などを丁寧に磨きましょう。研磨剤入りの洗剤は傷をつける可能性があるので、注意が必要です。
- 排水口の清掃:排水口のゴミや汚れを取り除き、排水口洗浄剤を使用しましょう。ヌメリや悪臭の防止に効果があります。
- 換気扇の清掃:換気扇に付着した油汚れやホコリを丁寧に拭き取りましょう。
3. キッチン(シンク、ガスコンロ、冷蔵庫)
洗剤で磨く予定とのことですが、より徹底的に行いましょう。
* 追加すべき清掃:
- シンクの磨き上げ:研磨剤入りの洗剤を使用し、シンクの輝きを取り戻しましょう。ただし、傷つきやすい素材の場合は注意が必要です。
- ガスコンロの焦げ付き除去:焦げ付きが酷い場合は、専用のクリーナーを使用しましょう。ガスコンロの五徳なども分解して清掃しましょう。
- 冷蔵庫の清掃:冷蔵庫内部の汚れや臭いを徹底的に除去しましょう。冷蔵庫の電源を切り、内部を完全に乾燥させましょう。
- コンロ周りの油汚れ:コンロ周辺の油汚れは、キッチンペーパーなどで丁寧に拭き取りましょう。
4. その他
* 窓・網戸の清掃:窓ガラスや網戸の汚れを拭き取りましょう。
* 照明器具の清掃:照明器具のホコリや汚れを取り除きましょう。
* 壁や天井の汚れ:目立つ汚れがあれば、拭き取りましょう。
* クローゼットや収納スペースの清掃:不要な物を処分し、綺麗に掃除しましょう。
* ゴミの完全撤去:ゴミは全て持ち帰りましょう。
専門家の視点:退去清掃のプロに相談するメリット
時間がない、完璧に掃除したい、敷金返還の可能性を高めたいといった場合は、プロの退去清掃業者に依頼することを検討しましょう。
プロは、特殊な洗剤や道具を使用し、より効率的かつ徹底的に清掃してくれます。また、清掃後のチェックリストを提供してくれる業者も多いので、安心です。費用はかかりますが、時間と労力を節約できるだけでなく、トラブルを回避する効果も期待できます。
まとめ:気持ちの良い引越しを
10年間住んだお部屋の退去清掃は、大変な作業ですが、「普通の人が気持ちよく住める状態」を目指して、丁寧に清掃することで、次の入居者の方にも気持ちよくお部屋を使ってもらえます。
今回のチェックリストを参考に、一つずつ丁寧に作業を進めていきましょう。もし不安な点があれば、管理会社に確認したり、プロの業者に相談するのも良い方法です。