退去時の現状回復費用:8年住んだ1K賃貸の気になるカビ問題と費用相場

不動産関連or清掃業の経験のある方に退去時の費用(現状回復費)について質問させていただきます。引っ越しが決まり、8年住んだ部屋を出ることになりましたが、恥ずかしながらあまりきれいな使い方をしていなかったので現状回復費がいくらくらいかかるか気になっています。心配なのは以下の点です。①畳のカビ 万年床状態だったので畳がカビ臭いです。1枚はみかんを箱ごと放置していたので直径30cmほどの黒カビが生えています。→その状態で数年間放置していたのですが表替えだけで大丈夫でしょうか?総取り替えになりますか?②押し入れのカビ 除湿剤の交換忘れで押し入れの下段がカビ臭くなってしまいました。そこに入れていた収納BOXの枠には白カビがびっしり、新品の靴にも青カビが生えていました。→服には目に見えてカビが生えている様子はありませんが、カビ臭くはなっています。普通に洗濯すれば着れるようになるでしょうか?③シンク下にもカビが生えていて配水管周辺の底板はぼこぼこと波打っています。洗面台は掃除をしても1週間もすれば青カビが生えてきます。→押し入れを含め、これらは特殊な技術やクリーニングを行ったりするのでしょうか?それとも新品と入れ替えたりするのでしょうか?④キッチンの天井に大きなシミがあります。張り替えだと思いますが、これは上の階ではなく私の使い方に問題があったのでしょうか?(私に問題があったなら、新居では気を付けたいので)。ちなみに水漏れ等はありません。以上のことから、現状回復にはいくらくらいの費用がかかりそうですか?一応敷金4万を払ってますが、追加でどのくらいかかるでしょう?(ちなみに予算は20万くらいですが足りるでしょうか?)補足部屋の広さは6畳とキッチン4畳の1Kです。シンク下の底板はシンク下の棚の底面のことでフローリングは問題ないのですがやっぱり取り替えでしょうか?天井は触ってもベタつかず、ふにゃふにゃ感もありませんが、若干ひび割れて表面の塗装(?)が剥がれた箇所があります。明け渡し前には一応カビの拭き取りやアルコールを吹き付けたり等、知恵袋で探した方法を試してみようと思っています。

8年住んだ賃貸の現状回復、費用は?気になるカビ問題を解決!

8年間住んだ賃貸マンションからの退去、現状回復費用が心配ですよね。特にカビの発生は、費用が大きく膨らむ可能性があります。ご質問いただいた内容を一つずつ見ていきましょう。ご自身の状況と照らし合わせながら、現状回復費用を予測し、対策を考えてみましょう。

①畳のカビ:直径30cmの黒カビ、表替えだけで済む?

直径30cmもの黒カビが発生している畳は、残念ながら表替えだけでは難しい可能性が高いです。カビは畳表だけでなく、畳床(畳の芯材)にまで達している可能性があり、健康被害の懸念もあります。そのため、畳の総取り替えが現実的な選択肢となるでしょう。費用は畳の枚数や材質、業者によって異なりますが、1枚あたり5,000円~15,000円程度が相場です。6畳間であれば、最低でも3万円~9万円程度の費用を見込む必要があります。

②押し入れのカビ:白カビ、青カビ、衣類への影響は?

押し入れのカビは、湿気対策の不備が原因と考えられます。収納BOXや靴にカビが生えていることから、押し入れ全体の除菌・清掃が必要です。衣類にカビが目に見えていなくても、カビ臭さが残っている場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。カビ臭い衣類をそのまま着用すると、健康被害につながる可能性があります。押し入れ自体の処理は、業者に依頼する場合は、状況に応じて費用が変動しますが、数千円〜数万円程度かかる可能性があります。

③シンク下と洗面台の青カビ:特殊なクリーニングが必要?

シンク下の底板の波打ちや洗面台の青カビは、水漏れや結露による腐食が原因の可能性があります。放置すると、建物の構造に影響を与える可能性もあるため、早めの対応が必要です。シンク下の底板は、交換が必要になる可能性が高いでしょう。洗面台も、カビの程度によっては交換が必要になるケースもあります。費用は、状況によって大きく変動しますが、数万円〜数十万円かかる可能性があります。

④キッチンの天井のシミ:原因と費用は?

キッチンの天井のシミは、水滴の付着や油汚れが原因である可能性があります。上の階からの水漏れがないとのことですので、ご自身の生活習慣を見直す必要があるかもしれません。天井の張り替えは、費用が大きくかかる可能性があります。状況によっては、部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲にわたる場合は、数万円〜数十万円の費用を見込む必要があるでしょう。

現状回復費用と敷金:20万円の予算は足りるか?

上記を総合的に判断すると、畳の総取り替え、押し入れの除菌清掃、シンク下底板の交換、キッチンの天井補修などを考慮すると、20万円の予算では足りない可能性が高いです。特に、シンク下や洗面台の状況によっては、費用が大幅に増加する可能性があります。

費用を抑えるための対策

* 早めの業者への相談:現状を写真付きで業者に相談し、見積もりを取ることが重要です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、費用を抑えることができます。
* DIYでできる範囲の清掃:カビの拭き取りやアルコール消毒などは、自分で行うことで費用を抑えることができます。ただし、カビの除去が不十分だと、費用が高くなる可能性があるため、注意が必要です。
* 敷金交渉:現状回復費用が高額になることが予想される場合は、大家さんとの交渉を試みることも可能です。ただし、交渉は丁寧に行いましょう。

専門家への相談を

現状回復費用は、物件の状態や業者によって大きく異なります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。また、不動産会社や専門業者に相談することで、より正確な費用を把握し、適切な対応策を立てることができます。

まとめ:現状回復費用は事前に見積もりを取ることが大切

退去時の現状回復費用は、予想以上に高額になる可能性があります。特に、カビの発生は費用増加の大きな要因となるため、早めの対策が重要です。今回ご紹介した内容を参考に、ご自身でできる範囲の清掃を行い、専門業者に相談して見積もりを取ることで、費用を抑え、スムーズな退去を進めることができるでしょう。

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