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8年住んだ賃貸の現状回復、費用は?気になるカビ問題を解決!
8年間住んだ賃貸マンションからの退去、現状回復費用が心配ですよね。特にカビの発生は、費用が大きく膨らむ可能性があります。ご質問いただいた内容を一つずつ見ていきましょう。ご自身の状況と照らし合わせながら、現状回復費用を予測し、対策を考えてみましょう。
①畳のカビ:直径30cmの黒カビ、表替えだけで済む?
直径30cmもの黒カビが発生している畳は、残念ながら表替えだけでは難しい可能性が高いです。カビは畳表だけでなく、畳床(畳の芯材)にまで達している可能性があり、健康被害の懸念もあります。そのため、畳の総取り替えが現実的な選択肢となるでしょう。費用は畳の枚数や材質、業者によって異なりますが、1枚あたり5,000円~15,000円程度が相場です。6畳間であれば、最低でも3万円~9万円程度の費用を見込む必要があります。
②押し入れのカビ:白カビ、青カビ、衣類への影響は?
押し入れのカビは、湿気対策の不備が原因と考えられます。収納BOXや靴にカビが生えていることから、押し入れ全体の除菌・清掃が必要です。衣類にカビが目に見えていなくても、カビ臭さが残っている場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。カビ臭い衣類をそのまま着用すると、健康被害につながる可能性があります。押し入れ自体の処理は、業者に依頼する場合は、状況に応じて費用が変動しますが、数千円〜数万円程度かかる可能性があります。
③シンク下と洗面台の青カビ:特殊なクリーニングが必要?
シンク下の底板の波打ちや洗面台の青カビは、水漏れや結露による腐食が原因の可能性があります。放置すると、建物の構造に影響を与える可能性もあるため、早めの対応が必要です。シンク下の底板は、交換が必要になる可能性が高いでしょう。洗面台も、カビの程度によっては交換が必要になるケースもあります。費用は、状況によって大きく変動しますが、数万円〜数十万円かかる可能性があります。
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④キッチンの天井のシミ:原因と費用は?
キッチンの天井のシミは、水滴の付着や油汚れが原因である可能性があります。上の階からの水漏れがないとのことですので、ご自身の生活習慣を見直す必要があるかもしれません。天井の張り替えは、費用が大きくかかる可能性があります。状況によっては、部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲にわたる場合は、数万円〜数十万円の費用を見込む必要があるでしょう。
現状回復費用と敷金:20万円の予算は足りるか?
上記を総合的に判断すると、畳の総取り替え、押し入れの除菌清掃、シンク下底板の交換、キッチンの天井補修などを考慮すると、20万円の予算では足りない可能性が高いです。特に、シンク下や洗面台の状況によっては、費用が大幅に増加する可能性があります。
費用を抑えるための対策
* 早めの業者への相談:現状を写真付きで業者に相談し、見積もりを取ることが重要です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、費用を抑えることができます。
* DIYでできる範囲の清掃:カビの拭き取りやアルコール消毒などは、自分で行うことで費用を抑えることができます。ただし、カビの除去が不十分だと、費用が高くなる可能性があるため、注意が必要です。
* 敷金交渉:現状回復費用が高額になることが予想される場合は、大家さんとの交渉を試みることも可能です。ただし、交渉は丁寧に行いましょう。
専門家への相談を
現状回復費用は、物件の状態や業者によって大きく異なります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。また、不動産会社や専門業者に相談することで、より正確な費用を把握し、適切な対応策を立てることができます。
まとめ:現状回復費用は事前に見積もりを取ることが大切
退去時の現状回復費用は、予想以上に高額になる可能性があります。特に、カビの発生は費用増加の大きな要因となるため、早めの対策が重要です。今回ご紹介した内容を参考に、ご自身でできる範囲の清掃を行い、専門業者に相談して見積もりを取ることで、費用を抑え、スムーズな退去を進めることができるでしょう。