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退去時の敷金精算で20万円請求!その内訳と対応策
6年間居住されたアパートからの退去時、敷金74,000円に対して20万円の修繕費用請求を受け、大変お困りのことと思います。まずは落ち着いて、請求内容を一つずつ確認していきましょう。請求額の内訳が不明瞭な場合、不動産会社に詳細な見積もりと根拠の提示を求めることが重要です。
1. 壁紙の黄ばみ:タバコによる汚れは故意とみなされる可能性が高い
タバコによる壁紙の黄ばみは、故意の汚れとみなされる可能性が高いです。契約書に「小修理の負担」と記載されている通り、賃借人の責任範囲となる可能性があります。ただし、「故意」と判断されるためには、相当の黄ばみである必要があります。写真や動画で証拠を残しておくことが重要です。
故意と過失の線引き
「故意」とは、故意に汚したと明確に判断できる状態です。例えば、タバコの煙を直接壁紙に吹き付けて汚した場合などです。「過失」とは、注意を怠った結果、汚れが生じた場合です。例えば、換気をせずにタバコを吸っていた結果、黄ばみが生じた場合などです。
不動産会社は「故意」と主張していますが、専門家(例えば、不動産鑑定士や建築士)に現状を確認してもらうことで、客観的な判断を得ることができます。専門家の意見があれば、交渉の際に有利に働きます。
子供の部屋の汚れ
子供の部屋の汚れについても、同様に写真や動画で証拠を残しましょう。汚れの程度や原因を明確にすることで、全額請求を回避できる可能性があります。例えば、汚れが軽微であれば、クリーニング費用で済む可能性もあります。
2. 畳の交換:カーペット敷きでも経年劣化は避けられない
畳の交換費用についても、全額負担となる可能性があります。カーペットを敷いていても、経年劣化は避けられません。6年間の使用期間を考慮すると、ある程度の劣化は想定されます。しかし、カーペット敷きによって劣化が軽減されている点を主張することもできます。
経年劣化と通常の損耗
経年劣化は、時間の経過に伴って自然に生じる劣化です。通常の損耗は、使用に伴って生じる劣化です。畳の交換費用を請求される場合、経年劣化と通常の損耗の割合を明確にする必要があります。
写真や動画の重要性
畳の状態を写真や動画で記録しておきましょう。入居時の状態と退去時の状態を比較することで、経年劣化の程度を客観的に示すことができます。
3. 請求額20万円の妥当性:詳細な内訳を確認する
20万円という請求額が妥当かどうかは、詳細な内訳を確認する必要があります。各項目ごとの費用(例えば、壁紙張替え費用、畳交換費用、その他清掃費用など)を明示してもらいましょう。
見積書の入手
不動産会社から見積書を入手し、各項目の費用が妥当かどうかを調べましょう。インターネットで相場を調べたり、複数の業者に見積もりを依頼したりすることで、比較検討ができます。
交渉の余地
請求額が高いと感じた場合は、不動産会社と交渉することも可能です。専門家の意見を参考に、妥当な金額を提示し、交渉を進めていきましょう。
4. 具体的な対応策
* 証拠写真の提出: 壁紙や畳の状態を写真や動画で記録し、不動産会社に提出しましょう。
* 専門家への相談: 不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談し、客観的な意見を聞きましょう。
* 交渉: 不動産会社と交渉し、請求額の減額を目指しましょう。
* 証拠となる書類の保管: 契約書、見積書、写真、動画などを大切に保管しておきましょう。
* 必要に応じて、弁護士や司法書士に相談: 交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士に相談しましょう。
まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要
退去時の敷金精算は、トラブルになりやすいものです。冷静に対応し、証拠となる資料をしっかりと確保することが重要です。専門家の意見を参考に、不動産会社と交渉することで、納得のいく解決を目指しましょう。 20万円という金額は、敷金74,000円を大幅に超えているため、妥当かどうかを慎重に検討する必要があります。 交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士への相談も検討しましょう。