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退去時のトラブル:襖の張り替え費用と不動産屋の対応
退去時における修繕費用請求と不動産会社の対応に関するご相談ですね。入居時の既存の破損と、退去時の損傷に対する請求が混在し、さらに不動産会社の対応にも問題がある状況です。一つずつ整理して、今後の対応策を考えていきましょう。
1. 入居時のガラス破損について
入居時に確認された引き戸のガラス破損について、不動産会社、大家、ご自身で確認済みであり、交換不可だったという事実が重要です。この点を明確に主張することが大切です。写真や当時の記録があれば、証拠として提示しましょう。「入居時より破損していたことを確認済みであり、その責任は借主(あなた)にはない」と強く主張すべきです。
2. 襖の張り替え費用について
襖の張り替え費用に関して、不動産会社が提示した1万2千円に対し、ご自身で調べた業者では2千円~4千円という価格差があります。これは高額な請求である可能性が高いです。
* 見積書の提示を要求する:不動産会社に、張り替え費用に関する見積書を提示するよう要求しましょう。業者名、作業内容、材料費などが詳細に記載されている必要があります。
* 相場を提示する:ご自身で調べた2千円~4千円の相場を提示し、価格差について説明を求めましょう。
* 写真や動画の証拠:襖の破損状況を写真や動画で記録しておきましょう。これは、損傷の程度と、請求金額の妥当性を判断する上で役立ちます。
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3. 不動産会社の対応について
不動産会社の対応は、明らかに不適切です。営業時間中に急用で外出する可能性はありますが、その場合は事前に連絡を入れるのが常識です。連絡がないまま電話を切られたことは、顧客に対する配慮が欠如している証拠です。
* 苦情を申し立てる:不動産会社に対して、対応の悪さについて正式に苦情を申し立てましょう。電話だけでなく、内容証明郵便で送付することで、記録として残ります。
* 管理会社への連絡:もし、不動産会社が管理会社に委託している場合は、管理会社にも状況を説明し、対応を求めましょう。
* 消費者センターへの相談:不動産会社の対応に納得できない場合は、消費者センターに相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることができます。
具体的な対応ステップ
1. **証拠集め:** 入居時のガラス破損、襖の破損状況を写真、動画で記録。入居時の確認記録があればそれも保管。
2. **見積書の請求:** 不動産会社に、襖の張り替え費用に関する詳細な見積書を請求。
3. **価格交渉:** 見積書とご自身で調べた相場を比較し、価格交渉を行う。妥当な価格で合意できない場合は、専門家(弁護士など)に相談。
4. **内容証明郵便:** 不動産会社への対応の悪さについて、内容証明郵便で正式に苦情を申し立てる。
5. **消費者センターへの相談:** 必要に応じて、消費者センターに相談し、専門家のアドバイスを受ける。
専門家の視点:弁護士への相談
高額な請求や不当な対応に遭った場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスと、必要であれば法的措置を支援してくれます。特に、内容証明郵便の作成や、裁判への対応は弁護士の専門分野です。
まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要
今回のトラブルは、冷静な対応と証拠の確保が重要です。感情的な対応は事態を悪化させる可能性があります。証拠をしっかりと集め、法的根拠に基づいて対応することで、より良い解決策を見つけられるでしょう。 不動産会社との交渉が難航する場合は、専門家への相談を検討してください。