退去時の修繕費用が高額…本当に払うべき?費用内訳と交渉方法を解説

今月2年住んだアパートを退去しました。住んでいる間に子供が2人産まれまして、4人家族です。住み始めたときからインターホン(電話の様な形のもの)と収納のドアが2枚普通に使っていて壊れました。立会いの際に、インターホンとドアの指摘されたので、何もしてないのに壊れたと伝えました。そして今日見積りが出来たと電話がありました。敷金は家賃2ヶ月分の11万6000円です。必要経費がハウスクリーニング、エアコンクリーニング、畳表替えの値段で9万弱引かれ、それから足りない分が11万で自己負担額が9万6000円ほどと言われました。…少し高くないですか?壁に穴を開けてしまっていたのとカビがはえてしまい、2部屋分の壁の張替えは納得行きます。大家さんが折半してくれると言っていました。ですが、壊れてしまったドアとインターホンの修理代は払わなければならないのでしょうか?もちろん壊れた時に言わなかった私がいけないと思います。ですが、故意に壊したわけではなく使っているうちに勝手に壊れたものは払うのですか?もしこれを払わなくて済むなら3万円ほど変わってきます。恥ずかしいのですが無知なもので…詳しい方いらっしゃいましたら教えてください!補足 ハウスクリーニング、エアコン、畳張替は契約に基づいてるので取られても仕方ないかなと思っています。畳の単価は5000円と書いてありました!壁のクロスの単価は1200円です。それとお風呂場の棚なども勝手に壊れたのですがそれも過失とされて請求されています。。困りました。

退去時の修繕費用に関する疑問点

賃貸物件を退去する際に、予想外の修繕費用請求に直面することは少なくありません。特に、小さなお子さんを持つご家庭では、気づかないうちに設備が破損しているケースも考えられます。今回のケースでは、インターホン、収納ドア、お風呂場の棚など、通常の使用で破損した可能性のある設備の修理費用が請求されています。 敷金から差し引かれる費用が高額であると感じ、その妥当性について悩まれている状況です。

費用内訳の精査と交渉ポイント

まず、請求された費用内訳を一つずつ確認し、妥当性を検討しましょう。

1. ハウスクリーニング、エアコンクリーニング、畳表替え

ご自身でも述べられているように、契約に基づく一般的な清掃・メンテナンス費用であるため、この点については請求内容に異議を唱えるのは難しいでしょう。ただし、料金が高額すぎる場合は、相場と比較し、根拠を尋ねることが重要です。見積書に具体的な作業内容と単価が記載されているかを確認し、不明な点があれば大家さんまたは管理会社に問い合わせましょう。

2. 壁の張替え

壁に穴を開けたり、カビが発生していたりした場合は、修繕が必要となります。大家さんが費用を折半してくれるとのことなので、この点については妥当な範囲と言えるでしょう。クロス張替えの単価(1200円)が相場と合致しているかを確認しましょう。もし高額であれば、交渉の余地があります。

3. インターホン、収納ドア、お風呂場の棚の修理

これが今回の問題の核心です。これらの設備が「通常の使用」によって破損したと主張されている場合、故意の損傷ではないことを明確に伝え、修理費用を負担する必要がない可能性があります

* **証拠の提示:** 入居時の状態を記録した写真や動画があれば、提示しましょう。
* **契約書の確認:** 契約書に「通常の使用による損耗は借主負担外」といった記述がないか確認します。多くの賃貸契約書には、経年劣化による損耗は大家さんの負担となる旨が記載されています。
* **専門家の意見:** 必要であれば、不動産会社や弁護士に相談し、専門家の意見を聞きましょう。

これらの設備の破損が、経年劣化や通常の使用によるものであると判断されれば、修理費用を負担する必要はありません。

交渉方法と具体的なアドバイス

大家さんとの交渉は、冷静かつ丁寧に進めることが重要です。

1. 書面でのやり取り

口頭でのやり取りだけでなく、見積書や請求書、そして交渉内容を全て書面で残しましょう。これは、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。

2. 相場を調査

ハウスクリーニング、エアコンクリーニング、畳表替え、クロス張替えなどの費用は、地域や業者によって異なります。インターネットや専門業者に問い合わせて、相場を事前に調べておくことで、交渉の際に有利に働きます。

3. 冷静な説明と丁寧な言葉遣い

感情的にならず、冷静に状況を説明し、「故意に壊したわけではない」ことを明確に伝えましょう。丁寧な言葉遣いを心がけ、相手への配慮を示すことが重要です。

4. 妥協点を見つける

完全に費用を免除してもらえない場合もあるでしょう。双方が納得できる妥協点を見つけるために、積極的に交渉しましょう。例えば、修理費用の一部負担を提案するなど、柔軟な対応が求められます。

5. 必要に応じて専門家に相談

交渉が難航する場合は、不動産会社や弁護士などの専門家に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より有利な条件で交渉を進めることができます。

事例:同様のケースと解決方法

過去には、通常の使用で壊れたと主張するインターホンやドアの修理費用について、裁判になった事例もあります。その結果、裁判所は「通常の使用による損耗」と判断し、借主の負担を免除する判決を下したケースもあります。これは、故意でない限り、修繕費用を負担する必要がない可能性を示唆しています

まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要

退去時の修繕費用請求は、多くの場合、大家さんとの交渉によって解決できます。冷静な対応と丁寧な説明、そして証拠の確保が重要です。必要に応じて専門家に相談し、適切な対応を取ることで、不当な費用負担を回避できる可能性があります。 今回のケースでは、特にインターホン、収納ドア、お風呂場の棚の修理費用については、交渉の余地が十分にあると考えられます。 契約書をよく確認し、証拠となる資料を準備して、大家さんとの話し合いに臨みましょう。

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