退去時のハウスクリーニング費用請求に関するQ&A

初めて利用します。文書がおかしいかもしれませんが、良かったら回答お願いします。先月、貸家を退去しました。退去時に立ち会いがあり、借りるときに契約した不動産がきました。全ての部屋を見てもらい「綺麗なので、大丈夫ですね。浄化槽だけは、契約書に書いてあるので、それだけはよろしくお願いします。」と言われました。しかし、後日契約した不動産から電話があり、「大家さんが変わるらしく(今の時点では、まだ大家さんは変わってません。)不動産も別な不動産になるみたいなんです。その別な不動産から、ハウスクリーニングや、少しの傷の修理代として、11万円の請求がきたので、お願いします。」と言われました。私としては、新しい不動産とは契約もなにもしてないし、支払う義務はないと思うのですが…。ましてや、契約した不動産は立ち会いの時に、浄化槽のみと言われてたたのに。本当に訳が分かりません。私は、支払うべきなのでしょうか?

退去時精算におけるトラブル:11万円の請求の妥当性

賃貸物件の退去時におけるトラブルは、残念ながら珍しくありません。特に、大家さんや不動産会社が変わるタイミングでは、情報伝達の不備や認識のずれから、このようなトラブルが発生しやすい傾向にあります。ririamama_0731さんが経験されたケースは、まさにその典型例と言えるでしょう。

状況整理:契約書と立ち会い時の発言の食い違い

まず、重要なのは、契約書の内容と、退去時の立ち会いでの不動産会社担当者の発言の食い違いです。「綺麗なので、大丈夫ですね。浄化槽だけは、契約書に書いてあるので、それだけはよろしくお願いします。」という発言は、ハウスクリーニングやその他の修繕に関する費用負担を免除するという意味に解釈できる可能性があります。

しかし、これはあくまで担当者の発言であり、契約書の内容に反する可能性も否定できません。契約書には、退去時の原状回復義務や費用負担に関する条項が明確に記載されているはずです。契約書を改めて確認し、ハウスクリーニングや修繕費用に関する記述を詳細に精査することが重要です。

新しい不動産会社との契約関係の有無

新しい不動産会社と、ririamama_0731さんが直接的な契約を結んでいるわけではないという点は、重要なポイントです。請求書に記載されている根拠が、ririamama_0731さんとの直接的な契約に基づいているのか、それとも、旧不動産会社との契約に基づいて間接的に請求されているのかを明確にする必要があります。

もし、請求が旧不動産会社との契約に基づいているのであれば、旧不動産会社と交渉する必要があります。新しい不動産会社は、あくまで大家さんの代理として請求している可能性が高いです。

11万円の請求に対する対応策

11万円という金額は、ハウスクリーニングと軽微な傷の修理代としては、やや高額に感じられます。まずは、以下のステップで対応することをお勧めします。

1. 契約書の確認と証拠の収集

* 契約書を丁寧に読み直しましょう。退去時の原状回復義務、費用負担に関する条項、そして、具体的な費用負担の範囲(例えば、通常使用による損耗と故意・過失による損耗の区別など)を詳細に確認します。
* 退去時の立ち会い時の記録を残しましょう。可能であれば、立ち会い時のやり取りを録音または録画しておけば、証拠として有効です。もし、そのような記録がない場合は、当時の状況を詳細にメモしておきましょう。
* 請求書の内容を詳細に確認しましょう。具体的な費用内訳(ハウスクリーニング費用、修繕費用、それぞれの内訳など)が明記されているか確認します。不明瞭な点があれば、新しい不動産会社に問い合わせて、詳細な説明を求めましょう。
* 写真や動画を証拠として残しましょう。退去時の物件の状態を写真や動画で記録しておけば、損傷の程度や責任の所在を明確にできます。

2. 新しい不動産会社への連絡と交渉

* 請求内容について、具体的な根拠を尋ねましょう。なぜ11万円の請求になったのか、具体的な内訳と根拠を明確に説明を求めましょう。
* 旧不動産会社との契約内容を提示しましょう。契約書のコピーを提示し、立ち会い時の担当者の発言についても伝えましょう。
* 交渉の記録を残しましょう。電話やメールでのやり取りは、記録として残しておきましょう。

3. 必要に応じて専門家への相談

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応策を立てることができます。

専門家の視点:原状回復義務と過剰な請求

弁護士や不動産会社などの専門家は、契約書の内容を正確に解釈し、原状回復義務の範囲を明確に判断できます。特に、11万円という金額が妥当かどうか、また、請求内容に不当な点がないかを判断する上で、専門家の意見は非常に重要です。

例えば、通常使用による損耗とみなされる程度の傷であれば、修繕費用を請求することはできません。また、ハウスクリーニング費用についても、相場を大きく上回る金額であれば、交渉の余地があります。

具体的なアドバイス:交渉を有利に進めるために

* 冷静かつ丁寧に交渉しましょう。感情的な対応は、交渉を不利にする可能性があります。
* 証拠を提示しましょう。契約書、写真、動画、メールなどの証拠を提示することで、自分の主張を裏付けることができます。
* 専門家の力を借りましょう。交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談しましょう。

まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要

退去時のトラブルは、冷静な対応と証拠の確保が非常に重要です。契約書の内容をしっかりと確認し、必要に応じて専門家の力を借りながら、適切な対応をしましょう。 今回のケースでは、11万円という請求額の妥当性、そして、新しい不動産会社との契約関係の有無を明確にすることが、解決への第一歩となります。

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