退去時のクロス張替費用12万円!交渉の余地はある?大家とのトラブル解決策

1年半住んでいたアパート(3SDK)を退去したのですが、大家からクロスの張替費用12万円の請求がきました。タバコは吸っておらず、5mm位の剥がれが1か所と拭けば取れそうな汚れが5か所位あり部分的に張替じゃなく部屋全体を張り替えるとの事です。やはり全額、借主(私)負担でしょうか?契約書の借主負担の項目には1.台所の油汚れ 2.壁等の釘穴 ネジ穴 3.結露を放置したことにより拡大したカビ、シミ 4.タバコのヤニ 5.エアコンからの水漏れによる腐食 6.落書きとなっており、どれにも当てはまらないのですが・・・。交渉の余地はありますか?

退去時のクロス張替費用に関するトラブル:よくあるケースと解決策

賃貸アパートを退去する際に、クロス(壁紙)の張替費用を請求されるケースは少なくありません。今回のケースのように、契約書に明記されていない損傷にも関わらず高額な費用を請求される場合、借主は不安を感じ、どのように対応すれば良いのか悩んでしまうでしょう。 このQ&Aでは、具体的な事例を交えながら、退去時のクロス張替費用に関するトラブル解決策を解説します。

契約書の内容と現状の確認

まず、ご自身の賃貸契約書をもう一度確認しましょう。契約書には、借主の負担となる修繕事項が具体的に記載されているはずです。今回のケースでは、契約書に記載されている項目に該当しないとのことですが、契約書に「通常の使用による損耗を超える損傷」といった記述がないか確認が必要です。 5mm程度の剥がれと拭けば取れそうな汚れ程度であれば、通常の使用による損耗の範囲内と判断される可能性が高いです。

写真や証拠の提示

大家さんから請求された理由を明確に理解するためには、損傷箇所の詳細な写真を撮影しておくことが重要です。写真には、損傷の程度、大きさ、位置などを明確に写し、日付と時刻の情報も記録しておきましょう。 また、入居時の状態を記録した写真があれば、比較することで、損傷がどの程度か、入居前からあったのかどうかを判断する材料となります。

専門家への相談

状況証拠だけでは判断が難しい場合、不動産会社や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、契約書の内容、損傷の程度、地域の慣習などを考慮し、適切な解決策を提案してくれます。 特に、大家さんの主張が不当だと判断される場合は、交渉の代理人として対応してくれる場合もあります。

交渉の余地と具体的な対応策

今回のケースでは、契約書に記載されていない損傷であり、かつ、損傷の程度も軽微であることから、交渉の余地は十分にあると考えられます。

交渉のポイント

* 損傷の程度を客観的に説明する:5mm程度の剥がれと拭けば取れそうな汚れは、通常の使用による損耗の範囲内であることを主張しましょう。写真や証拠を提示することで、説得力を高めることができます。
* 部分的な修繕を提案する:部屋全体の張替ではなく、損傷箇所の部分的な修繕を提案することで、費用を大幅に削減できる可能性があります。 見積もりを取り、大家さんに提示しましょう。
* 冷静かつ丁寧に交渉する:感情的な言葉遣いは避け、冷静かつ丁寧に交渉することが重要です。 大家さんの立場も理解した上で、双方にとって納得できる解決策を探りましょう。
* 書面でのやり取りを残す:交渉の内容は、メールや書面で記録を残しておきましょう。 後々のトラブルを防ぐためにも、重要な証拠となります。

具体的な交渉例

「大家さん、この度はクロス張替費用のご請求、ありがとうございます。しかし、契約書に記載されている損傷には該当せず、5mm程度の剥がれと拭けば取れそうな汚れ程度だと考えております。写真の通り、損傷は軽微であり、部屋全体の張替は必要ないと考えております。部分的な修繕で対応可能か、見積もりを取り、改めてご相談させて頂きたいです。」

交渉がまとまらない場合

交渉がまとまらない場合は、消費者センターや弁護士会などに相談することを検討しましょう。 消費者センターでは、紛争解決のための助言や仲介を行ってくれます。弁護士会では、弁護士による法律相談を受けることができます。

退去時のトラブルを防ぐための予防策

退去時のトラブルを防ぐためには、入居前から準備しておくことが重要です。

入居時の状態を記録する

入居時には、部屋全体の状況を写真や動画で記録しておきましょう。特に、クロスや壁、床などの状態を詳細に撮影することが重要です。 これらの記録は、退去時のトラブル発生時に、客観的な証拠として役立ちます。

定期的な清掃とメンテナンス

定期的な清掃とメンテナンスを行うことで、汚れや損傷を早期に発見し、対応することができます。 小さな汚れや傷は、すぐに処理することで、大きな損傷に発展するのを防ぐことができます。

契約書の内容を理解する

賃貸契約書は、入居者と大家さんの権利と義務を定めた重要な書類です。 契約書の内容をしっかりと理解し、不明な点があれば、不動産会社に確認しましょう。

専門家への相談

何か問題が発生した場合は、不動産会社や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。 早期に相談することで、トラブルを未然に防いだり、適切な解決策を見つけることができます。

まとめ

退去時のクロス張替費用に関するトラブルは、適切な対応をすることで解決できる可能性があります。 契約書の内容を確認し、損傷の程度を客観的に説明し、必要に応じて専門家に相談しましょう。 また、入居時から状態を記録し、定期的な清掃とメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

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