退去後のエアコン清掃は必要？オーナー負担と費用、業者選びのポイント

家族が転勤をしているので、部屋を貸し出ししていたのですが退去されました。綺麗に使ってくださっていたようで、ルームクリーニングだけの負担だけしていただくことで済みそうです。1つ気になるのが、管理会社からエアコンの（貸し出しをするマンションに2台だけ付いていました）クリーニングをオーナー負担でしてもらいますと言われました。日常的な清掃をしっかりしてくださったようなので、もちろん入居者さんに負担をしていただくつもりはないのですが、分解してのエアコン清掃をしなければならないのかということです。エアコンは1年使用した後に、入居者さん（3年間入居してくださいました）が入られたので、合計4年使っています。掃除をしてもおかしくない時期だとは思うのですが、不動産会社（管理会社）の言い分ですと、期間に関係なく退去ごとにエアコン清掃をしなければならないかのようで少々不信感を抱いています。今のご入居者さんが入られる前にルームクリーニングをしたのですが、クリーニングの後に部屋に行ったところ、トイレにトイレットペーパーなども残っており、本当にクリーニングした？と不信を抱いたので、今回も不信感を抱いてしまっています。その時は、まだ新築に近い状態で貸し出しをしたので、ルームクリーニングをしなくてもわからない状態だったので、そのままにしたのですが・・・。エアコンはどうなのでしょうか？今はエアコン清掃は安価なので、自分で業者に依頼するのも可能なのでしょうか？

Contents

1 退去時エアコン清掃の必要性とオーナー負担について
2 エアコン清掃の費用と業者選び
3 管理会社との交渉
- 3.1 交渉のポイント
4 まとめ

退去時エアコン清掃の必要性とオーナー負担について

賃貸物件の退去時におけるエアコン清掃は、必ずしもオーナー負担とは限りません。賃貸借契約書や重要事項説明書に明記されている内容が最優先です。多くの場合、エアコン清掃は「原状回復義務」の範囲内で検討されます。原状回復とは、借主が居住を開始した状態に戻すことを指します。

しかし、エアコンの清掃は、使用年数や使用頻度、清掃状況などによって判断が異なります。今回のケースでは、4年間使用され、入居者の方が日常清掃をしっかりされていたとのことですので、必ずしも分解清掃が必要とは言い切れません。

管理会社が「期間に関係なく退去ごとにエアコン清掃が必要」と主張するのは、過剰な要求の可能性があります。管理会社は、オーナーに負担をさせることで、より多くの利益を得ようとするインセンティブを持つ可能性があるため、冷静な判断が必要です。

契約書を確認しましょう

まず、賃貸借契約書や重要事項説明書を改めて確認しましょう。エアコンの清掃に関する記述があれば、それが最優先されます。具体的な清掃方法や負担割合などが記載されている可能性があります。もし記載がない場合は、次のステップに進みましょう。

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写真や証拠の提示

エアコン内部の状態を写真や動画で記録しておきましょう。 清掃済みであることを証明する証拠として、非常に有効です。もし、管理会社が分解清掃を要求してきた場合は、これらの証拠を提示し、交渉材料としましょう。綺麗な状態であることを示すことで、過剰な清掃費用を請求されるのを防ぐことができます。

専門家への相談

不動産会社や管理会社との交渉が難航する場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスをしてくれます。特に、管理会社の主張が不当であると判断された場合は、法的措置を取ることも検討できます。

エアコン清掃の費用と業者選び

エアコン清掃は、自分で業者に依頼することも可能です。近年は、低価格でエアコン清掃を提供する業者も多く存在します。インターネットで検索すれば、多くの業者を見つけることができます。

費用相場

エアコン清掃の費用は、機種や汚れ具合、清掃方法によって異なりますが、一般的には1台あたり5,000円～10,000円程度です。分解洗浄を行う場合は、さらに費用が高くなる可能性があります。複数の業者に見積もりを依頼し、価格を比較検討しましょう。

業者選びのポイント

エアコン清掃業者を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

料金：安価な業者を選ぶだけでなく、サービス内容や実績なども考慮しましょう。
実績：多くの実績を持つ業者を選ぶことで、信頼性を高めることができます。
保証：万が一、清掃中にトラブルが発生した場合でも、適切な対応をしてくれる業者を選びましょう。
口コミ：インターネット上の口コミなどを参考に、業者の評判を確認しましょう。
資格：資格を持った技術者が作業を行う業者を選ぶことが重要です。例えば、家電製品の修理資格など。

自分で清掃する際の注意点

エアコンの清掃を自分で行うことも可能ですが、専門知識や技術が必要になります。誤った方法で清掃を行うと、エアコンを故障させてしまう可能性があります。自信がない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

管理会社との交渉

管理会社との交渉においては、冷静かつ丁寧に、証拠を提示しながら対応することが重要です。感情的な言葉遣いは避け、事実を基に主張しましょう。必要に応じて、書面でやり取りを行うことで、後々のトラブルを回避することができます。

交渉のポイント

契約書の内容を確認する：契約書に記載されている内容を基に、交渉を進めましょう。
写真や動画を提示する：エアコンの状態を写真や動画で記録し、管理会社に提示しましょう。
専門家の意見を参考にする：弁護士や不動産鑑定士などの専門家の意見を参考に、交渉を進めましょう。
書面でやり取りをする：重要な事項は、書面で記録しておきましょう。

まとめ

退去時のエアコン清掃は、契約書の内容やエアコンの状態によって判断が異なります。管理会社の主張が不当だと感じた場合は、冷静に証拠を揃え、交渉を進めましょう。必要であれば、専門家の意見を聞き、適切な対応を検討することが重要です。安価な業者選びだけでなく、信頼できる業者を選ぶことも、トラブル防止に繋がります。