迷子猫の保護から多頭飼育まで:幸せな猫生活のためのステップバイステップガイド

先週木曜日の夜にオスのノラ猫を保護しました。(長文です) 子猫ではなく、もうかなり大きな猫です。 近所の居酒屋さんや中華屋さんが並ぶ通りに野良ちゃんが集まっています。 お店の方々が餌をあげているようです。 雨の夜に娘と夫と通りがかった際にその猫がいました。 私たちを見るとスリスリしてきて、撫でさせてもくれました。 居酒屋さんの店主さんが餌をあげながら、 「この猫は飼われてたことがあるのかも・・・。人懐っこい猫で誰にでもスリスリする」と言っていました。 娘がつれて帰りたいというので、餌をあげている店主さんに引き取ってもいいか?と聞くと 店員さんたちも出てきて「よかったね。これからは(雨で)濡れたり、お腹すくこともないよ」と、引き取ることを喜んで お見送りしてくれました。 ペットキャリーにも抵抗なく、自ら入って行きました。 家には先住猫がいます。もうすぐ1歳のメス(避妊済み)でこの子も元野良です。 しかも、このメス猫も保護した猫と同じ場所で保護活動をしている方に拾われ、譲り受けた猫です。 保護したオス猫ちゃんは驚くぐらい大人しく、威嚇など全くしてきません。 ケージに入れていましたが、臭いがすごくて・・・病院も開いている時間ではなかったので 洗濯ネットに入れ、シャワーをしました。 シャワー中も大人しく、トイレも粗相もせずに本当に驚くほど全く手がかからない子です。 でも、次の日に病院に行くつもりでキャリーに入れようとすると、暴れました・・・。 洗濯ネットに入れると暴れ、洗濯ネットさえ破り、脱出してしまいました。 そのときでさえ、威嚇もしません。 暴れるだけです。 病院はあきらめ、自宅の1階にある物置に使っている部屋で隔離しています。 部屋では自由に歩かせています。 先住猫ちゃんもいるので病院にいきたいのですが、キャリーも洗濯セットも怖がります。 でも、それ以外はお膝にも乗ってきますし、スリスリしたり、背中に乗ってきたりします。 先住猫ちゃんはワクチン3種混合を2回済ませて、回虫やサナダムシの駆除・蚤駆除も済ませています。 ただ、猫白血病や猫エイズの検査は動物病院の先生に お外にいた猫ちゃんはほぼウイルスを持っていると思って良い。ワクチンも副作用が重いので 今はしなくて良いと言われ、検査もワクチンもしていません。 これから、この猫ちゃんたちを幸せにしてあげるにはどのような手順をすればよいでしょうか? 落ち着くまで病院は連れて行かなくて大丈夫でしょうか?

保護猫との多頭飼育:スムーズな生活へのステップ

新しい家族であるオス猫と、先住猫のメス猫との幸せな多頭飼育を実現するためには、段階的な手順を踏むことが大切です。 急がず、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。

ステップ1:まずは隔離と環境整備

すでに隔離されているとのことですが、これは非常に良い判断です。 新しい猫が先住猫にストレスを与えないよう、最低でも2週間は完全に隔離しましょう。 この期間は、それぞれの猫が新しい環境に慣れるための猶予期間となります。

隔離部屋には、猫トイレ、フードボウル、寝床、爪とぎなどを用意し、快適な空間を確保しましょう。 猫が落ち着ける隠れ家となるような場所を作ることも重要です。 例えば、ダンボールハウスや猫用ベッドなどを設置するのも良いでしょう。 匂いの対策も重要です。 オス猫の体臭が強かったとのことですので、部屋の清掃や消臭剤の使用を心がけましょう。 グレーの落ち着いた色合いのインテリアは、猫が落ち着きやすいとされています。

ステップ2:ゆっくりとした環境への慣れ

隔離期間中は、オス猫と先住猫に、お互いの存在を徐々に認識させましょう。 最初は、それぞれの部屋のドアを開けて、お互いの存在を感じさせる程度から始めます。 その後、数日おきに、短い時間だけ、お互いの匂いを嗅がせるように、タオルなどを交換するのも効果的です。 この段階で、威嚇行動が見られた場合は、すぐに隔離を再開しましょう。 猫同士の相性は様々です。 無理強いせず、猫たちのペースに合わせて進めることが重要です。

ステップ3:慎重な対面

隔離期間が経過したら、いよいよ対面です。 最初は、安全な場所で、短い時間だけ対面させましょう。 例えば、広い部屋の中央に、それぞれの猫が逃げ込めるような隠れ家を用意し、様子を見ます。 この時、猫同士の距離を十分に確保し、常に監視することが大切です。 もし、喧嘩が始まったら、すぐに隔離しましょう。 対面は数回に分けて、徐々に時間を長くしていくのがポイントです。 猫がリラックスしている様子を確認しながら、慎重に進めてください。

ステップ4:健康チェックと予防

オス猫の健康チェックは、落ち着いてからでも問題ありません。 しかし、猫白血病や猫エイズの検査は、多頭飼育をする上で非常に重要です。 先住猫の健康を守るためにも、落ち着いてから獣医さんに相談し、検査を受けましょう。 ワクチン接種については、獣医さんと相談して、猫の状態に合わせて判断しましょう。 また、ノミ・ダニの駆除、寄生虫の検査も忘れずに行いましょう。

ステップ5:快適な生活空間の確保

多頭飼育では、猫たちが快適に過ごせる空間を確保することが重要です。 十分な数のトイレ、フードボウル、寝床を用意しましょう。 猫が自由に移動できるスペースを確保し、それぞれの猫が落ち着ける場所を確保することも大切です。 また、垂直空間も有効活用しましょう。 キャットタワーなどを設置することで、猫同士の接触機会を減らし、ストレスを軽減できます。 グレーの落ち着いた色合いの家具やインテリアは、猫にも人間にもリラックスできる空間を作り出します。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、多頭飼育を成功させる鍵は、猫たちの個性を理解し、それぞれのニーズに応えることです。 猫はそれぞれ性格が異なり、環境への適応能力も違います。 猫たちの行動をよく観察し、ストレスを感じているサインがないか注意深く見守りましょう。 必要に応じて、フェロモン製品などを活用し、環境をより快適にすることも検討しましょう。

まとめ:焦らず、猫のペースで

保護猫との多頭飼育は、時間と忍耐が必要です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと進めていきましょう。 猫たちが安全で快適な環境で暮らせるように、飼い主さんの愛情と配慮が大切です。 そして、何よりも、猫たちの幸せを第一に考えて行動することが、成功への近道です。

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