慌てず騒がず！まずはリスの状況把握から

突然のリスの脱走、本当に驚かれたことと思います。まずは落ち着いて、リスの状況を把握しましょう。パニックになると、リスを追い詰めたり、危険な行動を取ってしまう可能性があります。

リスの行動を観察する

* リスの種類と大きさ：種類によって性格や行動が異なります。ニホンリスであれば比較的おとなしいですが、外来種の場合は警戒心が強い場合があります。
* リスの状態：ケガをしている、衰弱しているなど、リスの状態を確認します。
* リスの居場所：リスが頻繁に出没する場所や、隠れ家になりそうな場所を特定します。３階建て住宅とのことですので、各階を確認しましょう。

リスの行動を把握することで、捕獲方法を検討しやすくなります。安全に捕獲するために、焦らずじっくり観察することが大切です。

安全なリスの捕獲方法

リスを捕獲する際には、リスとご自身の安全を最優先しましょう。無理な捕獲はリスにストレスを与え、怪我をさせる可能性があります。

捕獲に使用するアイテム

* 大きめの箱：段ボール箱やプラスチック製の収納ボックスなど。蓋がしっかり閉まるものが理想です。
* おやつ：リスが好むナッツ類、種子、果物など。捕獲を容易にするための誘引剤として有効です。
* 厚手の布：リスを優しく包み込むために使用します。
* 軍手：リスを直接触る際に怪我を防ぎます。
* 懐中電灯：暗い場所での捜索に役立ちます。

捕獲手順

1. **リスの隠れ場所を特定する**: リスが好んで潜む場所（家具の裏、天井裏、クローゼットなど）を特定します。３階建て住宅では、各階を丁寧に確認しましょう。
2. **誘導する**: リスの隠れ場所の近くに、リスの好むおやつを置きます。おやつを少しずつ奥へと誘導することで、箱の中へと誘導できます。
3. **箱を置く**: 箱の中に、さらに多くのおやつを入れておきます。リスがおやつに気を取られている間に、そっと箱を閉じます。
4. **優しく捕獲する**: 箱の中にリスが入ったら、蓋を閉めます。リスが驚かないように、静かに優しく行いましょう。
5. **専門家への連絡**: 捕獲に成功したら、最寄りの動物病院や野生動物保護団体に連絡し、適切な処置や引き渡しについて相談しましょう。

脱走防止策と部屋の整理整頓

今回の脱走を教訓に、再発防止策を講じましょう。

ケージの点検と強化

* ケージの破損がないか確認し、必要に応じて修理または交換します。
* ケージの扉や金具がしっかり閉まっているか確認します。
* ケージの周りに、リスが登れないように工夫します。

部屋の整理整頓

* リスの隠れ家になりそうな場所をなくします。
* 床に物を散乱させないよう、整理整頓を心掛けましょう。
* 危険な物（電気コード、薬品など）をリスの手の届かない場所に片付けます。

専門家のアドバイス

ペットとしてリスを飼う場合、適切な飼育環境を整えることが重要です。専門書を読んだり、動物病院やペットショップの店員に相談したりすることで、より安全で快適な環境を作ることができます。

インテリアとリスの共存

リスの脱走は、インテリアにも影響を与えます。例えば、リスが家具を傷つけたり、配線を噛み切ったりする可能性があります。

リスに安全なインテリアを選ぶ

* 自然素材を使った家具：木製の家具は、リスが噛んでも比較的安全です。ただし、ニスや塗料が使用されている場合は注意が必要です。
* 堅牢な家具：リスが登ったり、引っ掻いたりしても壊れにくい家具を選びましょう。
* 配線カバー：電気コードをリスが噛み切らないように、配線カバーを使用します。

インテリアとリスの安全を両立させる工夫

* リスの活動範囲を限定する：ケージ内での活動に限定することで、家具や配線への被害を防ぎます。
* 定期的な清掃：リスのフンや尿をこまめに掃除することで、衛生的な環境を保ち、臭いによるトラブルを防ぎます。
* 安全な遊び場を作る：リスが安全に遊べるスペースを確保することで、ストレスを軽減し、脱走を防ぎます。

まとめ

リスの脱走は、飼い主にとって大きなストレスとなります。しかし、慌てず冷静に対処することで、安全にリスを捕獲し、再発防止策を講じることができます。今回の経験を活かし、リスと安全に暮らせる環境づくりを目指しましょう。