迷子のスズメの保護について〜安心安全な対応とケガの対処法〜

スズメ(成鳥)の保護について。今日22時頃、自宅の中にスズメが入り込んで、部屋中を飛び回っているのを発見しました。窓は閉め切っていたし、どこから入ってきたのかは不明です。とりあえず、父と協力して捕獲し、窓から逃がしてみたんですが、ブーメランのように飛び帰ってきました。よく見たら頭にケガをしてましたし、外の気温は寒いので、明日の朝までは保護することにしました。我が家には鳥かごなんて無いので、応急で段ボールの上に食器かごを逆さに伏せたものの中に入れました。ここからが質問です。①母は明日には放すつもりですが、ケガをしたまま(頭のケガ以外は、異常なく、元気に見えますが)放しても大丈夫でしょうか?②私自身はケガが治るまで保護したいです。でも、10年前にケガしたスズメ(ヒナ)を2匹保護した時、結局どちらも元気になる前に1週間位で死なせてしまった過去があります。こんな私では母を説得できないし、ちゃんと保護できる自信もないので、諦めて母の言うように、明日放した方がいいでしょうか?③とりあえず、明日まで保護するにあたり、検索して出てきた以下の方法をとろうと思いますが、間違ってるところはありませんか?・成鳥は人間を警戒するらしいので、通気性のある布をかごの上にかける。・暖める為に、かごの片側から電球をあてる。・3時間以上食事していないと弱るので、パン+ぬるま湯の練り餌を与える。④上に書いてること以外で、明日の朝までの保護ですべきことがあれば教えて下さい。

スズメの保護:ケガの状態と放鳥の判断

野生動物の保護は、デリケートな問題です。スズメのケガの状態、そしてあなたの過去の経験からくる不安は、十分に理解できます。まず、スズメのケガが軽傷かどうかを正確に判断することが重要です。頭のケガの様子が分からず、正確な判断が難しいですが、元気そうに見えても、内出血や骨折の可能性があります。軽傷であれば、明日放鳥しても問題ない可能性もありますが、重傷の場合は、放鳥は危険です

10年前の経験は、悲しいですが、貴重な学びです。当時の状況(ヒナの年齢、ケガの種類、飼育方法など)を振り返り、何が原因で亡くなってしまったのか分析することで、今回の保護活動に活かすことができます。今回のケースでは、成鳥であること、そして既に捕獲し保護していることから、安易に放鳥せず、まずは獣医への相談を検討することをお勧めします

スズメの応急処置と保護方法

ケガの確認と獣医への相談

スズメの頭を注意深く観察し、出血や腫れ、異様な動きがないか確認しましょう。少しでも心配な点があれば、動物病院に連絡し、診察の可否を確認することが最優先です。多くの動物病院では野鳥の診察も受け付けています。事前に電話で相談することで、スムーズな対応が期待できます。可能であれば、写真や動画を撮影し、獣医に状況を伝えましょう。

適切な保護環境の確保

段ボールと食器かごの応急処置は、とりあえずの対応としては良いでしょう。しかし、より快適な環境にするために、以下の点を改善しましょう

  • 通気性を確保する:通気性の良い布は良いですが、完全に覆ってしまうと窒息の危険があります。布は軽くかける程度にしましょう。代わりに、段ボールに小さな穴をいくつか開けるのも有効です。
  • 保温対策:電球を使用するのは危険です。スズメが火傷する可能性があります。代わりに、ペットボトルに温湯を入れたカイロを段ボールの近くに置くなど、間接的に暖める方法を選びましょう。ただし、直接触れないように注意が必要です。
  • 清潔な環境:段ボールの中に新聞紙などを敷き、清潔さを保ちましょう。糞尿はこまめに処理することが大切です。
  • 隠れ家を作る:スズメは不安を感じやすいので、段ボールの中に小さな箱やティッシュペーパーなどを入れ、隠れ家を作ってあげましょう。

適切な餌やり

パンとぬるま湯の練り餌は、スズメにとって適切な餌ではありませんスズメの餌は、アワやキビなどの穀物です。ペットショップなどで小鳥用の餌を購入するか、野鳥用の餌を準備しましょう。水は、新鮮な水を常に用意しましょう。

明日の朝までの保護と今後の対応

明日の朝まで、スズメの状態を注意深く観察しましょう。少しでも変化があれば、すぐに獣医に連絡しましょう。もし、獣医が診察を断った場合でも、野鳥保護団体などに相談してみましょう。彼らは、適切なアドバイスや、保護施設への連絡先などを教えてくれるかもしれません。

母を説得するには、あなたの不安と、スズメの命を守るための具体的な行動計画を示すことが重要です。獣医への相談、適切な保護環境の確保、適切な餌やりなど、具体的な行動計画を提示することで、母も納得してくれるでしょう。また、10年前の経験から学んだことを伝え、今回はより適切な対応ができることを説明しましょう。

スズメの保護は、責任ある行動です。焦らず、一つずつ丁寧に、スズメの命を守りましょう。専門家のアドバイスを得ながら、適切な対応を取ることが大切です。

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