迷子になった臆病な猫の保護方法

飼い猫のことで質問させて頂きます。 我が家は猫を二匹飼っています。マンションの9階のため、完全室内飼いです。ベランダにも出すことはありませんでした。ところが昨日の夜、ベランダの窓に 少し隙間があったのか、一匹が開けてしまい、二匹ともベランダに出てしまいました。 一匹は穏やかな猫で、窓の外に座ってこちらを見ていたので、すぐ中に入れることが出来ましたが、もう一匹が帰ってきません。 とても臆病な猫で、野良猫の時に人間に意地悪されたのかなかなか人を信用せず、二年一緒に暮らしていても逃げ回ることの多い猫です。 明け方声がしたので見ると、窓の外にいました。慌てていくと逃げると思ったので、名前を呼びながらそっと近づいていくと、案の定走ってお隣へ。うちの隣には四軒続いています。 朝、一番端のお宅へ伺ったところ、やはりベランダの物置の後ろに怯えてうずくまっており、優しく近づいたところ、また逃げられてしまいました。自宅に戻るとベランダにいたのですが、また走って逃げられてしまいました。お隣との隙間を何かで遮れば、捕まえるチャンスがあったのにと悔やまれます。 今考えている方法は、一番端のお宅の方に猫を追ってもらい(と言っても、近づけば勝手に走り出すと思います)、私が自宅で待機し、ベランダに入ってきたところで隙間に仕切りをする。そして、なんとか部屋に誘導するというものです。ただパニックになった猫が、柵を乗り越えたり、柵のしたにある隙間から下に落ちないかが不安です。 それとも他に、何か方法があるでしょうか? パニックになったり怯えている時は、全く私の声が届かず、餌でつっても効果のない猫です。 ご近所さんが出掛けてしまったようなので、夕方また伺ってみようと思います。 もし、何かいい方法があったら、ぜひ教えて下さい。よろしくお願いします。

迷子になった猫の捜索と保護:具体的なステップ

マンション9階からの脱走、そして臆病な猫の捜索…ご心配でしょう。まずは落ち着いて、段階的に対応していきましょう。ご近所の方々へのご協力も不可欠です。

1. 近隣への徹底的な捜索と協力を依頼する

* ご近所への周知徹底: 写真付きで「迷子猫」のポスターを作成し、近隣住民全員に配布しましょう。猫の特徴(毛色、模様、年齢、名前など)、連絡先を明記します。
* 複数人で捜索: ご近所の方と協力して、猫が逃げ込んだ可能性のある場所(植栽、物置、駐車場など)をくまなく捜索します。
* 夜間の捜索: 猫は夜行性なので、夜間も捜索を行うと効果的です。懐中電灯やヘッドライトを用意しましょう。
* 猫の隠れ家対策: 猫が隠れやすい場所(物置、エアコン室外機の裏など)に、猫が入り込めないように工夫するのも有効です。例えば、板やネットなどで一時的に塞いでしまうのも良いでしょう。

2. 猫を誘導するための準備

臆病な猫を誘導するには、猫が安心できる環境を作ることが重要です。

* 安全な空間の確保: 猫が落ち着ける場所(ケージ、キャリーケースなど)を用意し、猫が好むタオルや毛布などを敷いてあげましょう。
* お気に入りのアイテム: 猫が普段から使っているおもちゃや、猫が落ち着く匂いのするアイテム(猫ベッド、毛布など)を、安全な空間に置いておくと安心感が増します。
* 餌と水: 猫が好む餌と新鮮な水を、安全な空間の近くに置いておきましょう。ただし、いきなり近づこうとせず、少し離れた場所に置いて様子を見ましょう。
* フェロモン製品: 猫のフェロモン製品(Feliwayなど)を使用すると、猫が落ち着いてくれる可能性があります。

3. 誘導方法:焦らず、ゆっくりと

* ゆっくりと近づく: 猫に気づかれないように、ゆっくりと近づきます。急に動き出すと、猫はさらに逃げ出してしまう可能性があります。
* 静かな声で呼ぶ: 猫の名前を静かな声で呼びかけます。猫があなたの声に慣れていれば、反応してくれる可能性があります。
* 餌を使う: 猫が好む餌を、少しずつ近づけていきます。餌に気を取られている間に、ゆっくりと近づいて捕獲を試みても良いでしょう。
* ケージやキャリーケースを使う: ケージやキャリーケースに餌や猫が好きなおもちゃを入れておき、猫が自ら入ってくるのを待ちます。
* 専門家の協力を得る: どうしても捕獲できない場合は、動物病院や動物保護団体に相談しましょう。専門家は、適切な捕獲方法をアドバイスしてくれます。

4. ベランダからの脱走防止策

二度とこのような事態が起こらないように、ベランダからの脱走防止策を講じましょう。

* 窓の隙間を塞ぐ: ベランダの窓に隙間がないかを確認し、隙間があればテープやパッキンなどでしっかりと塞ぎます。
* 窓に網戸を取り付ける: 網戸がない場合は、網戸を取り付けましょう。網戸は猫が脱走するのを防ぐのに効果的です。
* ベランダに柵を設置: ベランダに柵を設置することで、猫が外に飛び出してしまうのを防ぐことができます。

専門家の視点:動物行動学から見た猫の行動

動物行動学の専門家によると、臆病な猫は、新しい環境や人間に恐怖を感じやすく、パニックになりやすい傾向があります。そのため、無理やり捕まえようとすると、猫はさらに恐怖を感じて逃げ出してしまいます。

猫を捕獲する際には、猫の気持ちを理解し、猫が安心して近づいてこれるような環境を作る事が重要です。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫との信頼関係を築くことが大切です。

まとめ:冷静な対応と近隣との連携が鍵

迷子になった猫の捜索と保護は、時間と忍耐を要する作業です。しかし、冷静な対応と近隣住民との連携を密にすることで、必ず猫を保護できるはずです。焦らず、一つずつステップを踏んで、猫を安全に保護しましょう。 今回の経験を活かし、ベランダからの脱走防止策をしっかりと行うことで、二度とこのような事態が起こらないようにしましょう。

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