迷子になった発情期の猫、どうすれば見つかる?13匹の猫と暮らす狭小住宅での捜索と対策

どうしたらいいでしょうか… 現在友人が入院しており、友人が留守の間友人の飼い猫のお世話を引き受けました。 友人は大の猫好きで現在、13匹飼っています。 友人宅に朝、夜とトイレの掃除と餌をあげに行っています。 友人宅は2畳にキッチンがある借家に暮らしているのですが、数が数だけに部屋中のどこかに猫がいる状態です。 13匹いた中でメスの子が今発情期で、私がお世話に行った時に逃げ出してしまいました。 必死で探しましたが、見つけられず友人には謝りましたが罪悪感でいっぱいです。 今日も夜にお世話へ行くので探してみようと思いますが、発情期のメス猫はやはりなかなか帰ってこないものなんでしょうか? 友人はあと少しで成猫になるので、退院後避妊手術を受けさせると言っていました。 帰ってきてくれる事を願うしかできませんが、帰ってくる可能性は低いでしょうか? 詳しい方教えて下さい。

発情期の猫の行動と捜索方法

13匹もの猫を飼われているご友人、大変ですね。そして、発情期のメス猫が逃げ出してしまったとのこと、ご心中お察しします。罪悪感を感じてしまうのも無理はありません。しかし、まずは落ち着いて、できることを一つずつ実行していきましょう。

発情期のメス猫は、交尾相手を求めて非常に活発に動き回り、普段とは異なる行動をとることがあります。そのため、普段いる場所から離れてしまうことも珍しくありません。特に、狭い空間で多くの猫が生活している環境では、一匹が逃げ出すと捜索が困難になります。

捜索方法

  • 徹底的な室内捜索:家具の裏、クローゼットの中、天井裏など、猫が隠れやすい場所を隅々まで探しましょう。懐中電灯を使用し、暗い場所も確認してください。猫が好む隠れ場所を把握しておくことが重要です。
  • 家の周辺の捜索:家の周辺を注意深く探しましょう。近隣の建物や植栽、ゴミ置き場なども確認してください。猫は予想外の場所に隠れていることがあります。
  • 猫のにおいを頼りに探す:猫のトイレの砂や、猫が普段使う毛布などを持ち歩き、猫のにおいを頼りに捜索することも有効です。発情期の猫はにおいに敏感なため、効果がある可能性があります。
  • 近隣住民への聞き込み:近隣住民に、迷子猫を見かけなかったか聞き込みをするのも良い方法です。写真や特徴を伝え、協力を仰ぎましょう。
  • 迷子猫ポスターの作成と掲示:猫の写真と特徴、連絡先を記載した迷子猫ポスターを作成し、近隣に掲示しましょう。SNSなどでも情報発信することをおすすめします。ポスターには、猫の名前、特徴(毛色、模様、年齢、性別など)、連絡先を必ず記載しましょう。
  • 動物病院への連絡:近隣の動物病院に連絡し、保護された猫の情報がないか確認しましょう。

発情期の猫の特性

発情期のメス猫は、交尾相手を探して非常に活発に動き回り、警戒心が薄れる傾向があります。そのため、普段は近づかない人間にも近寄ってくる可能性があります。しかし、同時にストレスを感じやすく、危険を察知するとすぐに隠れてしまう可能性も高いです。

また、発情期の期間は猫の種類や個体差によって異なりますが、通常は数日から数週間続きます。この期間中は、猫が落ち着いて生活できる環境を整えることが重要です。狭い空間での多頭飼育は、猫にとってストレスとなる可能性があります。

多頭飼育における注意点と改善策

13匹の猫を2畳の部屋で飼育することは、猫にとっても飼育者にとっても大きな負担となります。猫同士のストレス、衛生面の問題、そして捜索の困難さなど、多くの問題を抱えています。ご友人が退院後、生活環境を見直す必要があるでしょう。

多頭飼育の課題

  • ストレス:狭い空間での多頭飼育は、猫同士の縄張り争いやストレスの原因となります。これは、攻撃性や病気のリスクを高めます。
  • 衛生面:トイレや餌場の数が不足すると、衛生状態が悪化し、病気の蔓延につながる可能性があります。猫の数に見合った数のトイレや餌場を用意することが重要です。
  • 捜索の困難さ:猫の数が多いと、一匹が逃げ出した場合、捜索が非常に困難になります。

改善策

  • 広い住居への転居:猫の数に見合った広さの住居への転居を検討しましょう。猫が自由に動き回れるスペースが必要です。
  • 猫の個体数調整:里親探しなどを通して、猫の数を減らすことを検討しましょう。安易な繁殖は避けるべきです。
  • 適切なケージの設置:猫の数に見合った数のケージを設置し、猫が落ち着いて過ごせる空間を作ることも有効です。ただし、ケージは常に閉じ込めるためのものとは考えず、猫が自由に出し入れできる空間として活用することが大切です。
  • 環境エンリッチメント:猫が遊べるおもちゃや、登ったり隠れたりする場所などを設置し、環境を豊かにすることでストレスを軽減することができます。猫タワーやキャットウォークなどを設置することで、垂直方向の空間を利用できます。
  • 定期的な健康診断:猫の健康状態を定期的にチェックし、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。多頭飼育では、病気の蔓延を防ぐためにも定期的な健康診断は不可欠です。
  • 避妊・去勢手術:全ての猫に避妊・去勢手術を行うことで、繁殖を防ぎ、発情期のトラブルを減らすことができます。ご友人が退院後に手術を行う予定とのことですので、その計画をサポートしましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、発情期の猫が逃げ出すことは珍しくありません。しかし、多頭飼育、特に狭い空間での多頭飼育は、猫にとって大きなストレスとなり、逃げ出すリスクを高めます。猫の行動を理解し、適切な環境を整えることが、猫の健康と安全を守る上で非常に重要です。

また、獣医によると、発情期の猫は、交尾相手を求めて非常に遠くまで移動することがあります。捜索範囲を広げ、近隣住民への聞き込みを徹底することが重要です。迷子になった猫が見つかる可能性は、捜索開始からの時間経過とともに低くなっていくため、早めの行動が重要です。

まとめ

発情期のメス猫が逃げ出したことは、非常に残念ですが、すぐに諦めずに、できる限りの捜索を行いましょう。そして、この機会に、ご友人の猫たちの生活環境を見直すことを提案し、サポートすることが大切です。多頭飼育は、適切な環境と管理が不可欠です。

今回の経験を踏まえ、ご友人と協力して、猫たちが快適に暮らせる環境づくりを目指しましょう。そして、将来、このような事態が起こらないよう、予防策を講じることも重要です。

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