近隣住宅建築によるプライバシー侵害への対応:効果的な苦情申し立てと窓の目隠し対策

近隣対策なんですが・・・ 杉並区荻窪のとある住宅地に住んでいます。 引っ越してきたのは今年の春。アパートの一階です。 三か月前から道路を挟んだ空き地に一軒家の建築が始まり、二週間程前に覆いがはずされ全容が見えてきました。 4m道路を挟んで私の部屋の唯一つの窓の真正面に窓があります。 こちらに向いているのは台所の窓のようですが縦60㎝、横180㎝位の透明ガラスの窓で三つに区切られています。 住宅地で仕方ないかとも思いますが、余りにもスドウシでひどい。 ある日窓を開けると設計士らしき人とオーナーらしき人が話をしているので声をかけてみました。 設計士らしき人に聞くと、設計したのは自分だと答えました。 真正面で丸見えになる、唯一か所の窓であるなど話し、すりガラスにするとか目隠しをするとか出来ないかと言ったところ「えっ?何の話し?何言ってるのかわからないですねぇ」と答えるのです。しかも体を右に左にゆすって、まるで話しあう気持ちが見えないのです。 仕方ないので名前を教えてくださいと言うと無言だったり「名前はありません」などとのたまう。 お知らせ看板を見て調べればすぐわかるよと言うと、やっと○藤ですと名乗りました。 建築会社に電話しても小さな会社らしく「オーナーと設計が決めた通りしか建築出来ない」との答えでした。 建築基準法はきっとクリアーしていることでしょう。 気に入らないのは近隣対策として、チンタラかわした態度がげせません。小馬鹿にしているあの態度はあるまじき行為と思うのです。 どのように苦情を言えば有効なのか、設計会社も個人でやっているような小さな所と思えます。 きちんと話し合う方法や有効な要求方法はあるのでしょうか。 詳しい方、お知恵を拝借させてください。

建築中の住宅によるプライバシー問題:状況整理と対応策

杉並区荻窪の住宅地で、新築住宅の窓がアパートの窓と真正面に向かい合っていることでプライバシーが侵害されているというご相談ですね。4mの道路を挟んでいても、縦60cm×横180cmの透明ガラスの窓は、居住空間への視覚的な侵入を招き、大きなストレスとなることは容易に想像できます。特に、設計者からの対応が不誠実であったことが、ご相談者様の怒りをさらに増幅させている原因でしょう。

まず、現状を整理しましょう。

* **問題点:** 新築住宅の窓が、ご相談者様の部屋の唯一の窓と真正面に向かい合っているため、プライバシーが著しく侵害されている。設計者からの対応が不誠実であった。
* **原因:** 建築計画段階での近隣への配慮不足、設計者・建築会社の対応の悪さ。
* **目標:** プライバシー保護のための対策を講じてもらう、もしくは自ら対策を行う。

効果的な苦情申し立ての方法

設計者や建築会社への直接的な交渉が難航している状況では、より効果的な手段を検討する必要があります。

1. 証拠の収集

まずは、証拠を収集しましょう。写真や動画で、窓の位置関係、窓からの視界、設計者とのやり取りの様子などを記録しておきます。これは、後々の交渉や、必要であれば法的措置を取る際に非常に重要になります。

2. 書面による苦情申し立て

口頭での交渉がうまくいかなかった場合は、内容証明郵便で苦情を申し立てましょう。内容証明郵便は、送付内容が確実に相手方に届いたことを証明できるため、法的にも有効な証拠となります。

書面には以下の点を明確に記載します。

* 日時、場所:いつ、どこでどのような状況が発生したのかを具体的に記述します。
* 事実関係:問題となっている状況を詳細に説明します。写真や動画の証拠があれば、その旨も記載し、必要であれば添付します。
* 要求事項:すりガラスへの変更、目隠しの設置など、具体的な要求事項を明確に提示します。
* 期限:いつまでに回答を求めるのかを明確に記載します。

3. 区役所への相談

杉並区役所には建築指導課があり、建築基準法に違反している可能性がないか相談できます。もし、建築基準法に違反している部分があれば、区役所が業者に是正を指示してくれます。また、近隣トラブルの相談窓口も設置されている場合がありますので、そちらにも相談してみましょう。

4. 弁護士への相談

上記の方法でも解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば法的措置を代行してくれます。

窓の目隠し対策:DIYと専門業者への依頼

苦情申し立てと並行して、ご自身でプライバシー保護のための対策を行うことも有効です。

1. DIYによる目隠し

手軽にできる方法として、カーテン、ブラインド、ロールスクリーンなどの設置があります。遮光性の高いものを選べば、視線を効果的に遮ることができます。また、窓に直接貼り付けるタイプのフィルムも市販されています。

* **メリット:** コストが比較的低い、手軽に設置できる。
* **デメリット:** 見た目、遮光性、耐久性などに制限がある場合がある。

2. 専門業者への依頼

より効果的な目隠し対策としては、専門業者に依頼する方法があります。

* **すりガラスへの変更:** 既存の窓をすりガラスに変更することで、視線を完全に遮ることができます。ただし、費用は高額になる可能性があります。
* **外部ブラインド、シェードの設置:** 窓の外側に設置することで、より効果的に日差しと視線を遮ることができます。
* **目隠しフェンスの設置:** 窓の前に目隠しフェンスを設置することで、視線を完全に遮ることができます。ただし、設置場所によっては許可が必要な場合があります。

専門業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、費用や施工内容などを比較検討することが重要です。

専門家の視点:建築士の倫理と近隣配慮

今回のケースでは、設計者の対応が非常に問題です。建築士には、近隣住民への配慮を十分に行う倫理的な義務があります。設計者は、建築計画段階で近隣住民への影響を十分に検討し、必要に応じて対策を講じるべきです。今回の設計者の対応は、この倫理的な義務を著しく怠っていると言えます。

まとめ:具体的な行動計画

1. 証拠収集:写真、動画を撮影し、設計者とのやり取りを記録する。
2. 書面による苦情申し立て:内容証明郵便で、具体的な要求事項と期限を提示する。
3. 区役所への相談:建築基準法違反の有無、近隣トラブル相談窓口への相談。
4. 窓の目隠し対策:DIYまたは専門業者への依頼を検討する。
5. 弁護士への相談:上記の方法で解決しない場合に検討する。

これらのステップを踏むことで、プライバシー問題の解決に近づくことができるでしょう。諦めずに、適切な手段で対応していくことが重要です。

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