軽量鉄骨造スレート葺中古住宅の遮音性とリフォームについて

軽量鉄骨造スレート葺の中古物件について・・・ 今のうちは騒音がひどく、引越しを検討しています。現在いいな~と思っている物件は、中古の軽量鉄骨造スレート葺2階建て昭和59年新築です。軽量鉄骨というのは調べてみたんですがよくわからず、遮音性は木造の家と比べてどんなかんじですか?外からの音、隣の部屋、上下の音など。あと屋根がスレート葺というので、こちらも後々何かリフォームみたいなのをしなければいけませんか?わかりずらい質問ですがよろしくお願いします

軽量鉄骨造住宅の遮音性:木造と比較して

軽量鉄骨造住宅の遮音性は、木造住宅と比較すると、一般的に高いと言われています。ただし、断熱材の種類や施工状況、窓の種類などによって大きく変わるため、一概には言えません。

外からの音

外からの騒音に関しては、窓の性能が大きく影響します。二重窓高性能ガラスを採用していれば、外部の音を効果的に遮断できます。昭和59年築の物件の場合、窓の性能が現在のものと比べて劣っている可能性が高いため、騒音対策として窓のリフォームを検討する必要があるかもしれません。特に道路に面した部屋などは注意が必要です。

隣の部屋の音

隣接する部屋の音については、壁の構造が重要になります。軽量鉄骨造の場合、壁の中にグラスウールなどの断熱材が充填されていることが多いですが、昭和59年築の物件では、断熱材の劣化や施工不良によって遮音性が低下している可能性があります。隣室の音漏れが気になる場合は、遮音シートの追加施工などを検討する必要があるでしょう。

上下の音

上下の音に関しては、床の構造が重要です。軽量鉄骨造では、床下に空間がある場合が多く、その空間の処理によって遮音性が大きく変わります。昭和59年築の物件では、床下の防音対策が不十分な可能性があるため、遮音材の追加防音マットの敷設などの対策が必要となるかもしれません。

スレート葺屋根のリフォーム

スレート屋根は、耐久性が高い反面、経年劣化による割れや苔の発生などが起こりやすいです。昭和59年築の物件であれば、すでに30年以上経過しているため、屋根の点検が必須です。

スレート屋根の寿命とリフォーム時期

スレート屋根の寿命は、およそ30~40年と言われています。築年数から考えると、リフォーム時期が近づいている、もしくはすでに劣化が始まっている可能性が高いでしょう。

リフォームの種類と費用

スレート屋根のリフォームには、以下の様な方法があります。

  • 屋根塗装:比較的費用を抑えられますが、効果は限定的です。既に深刻な劣化がある場合は不向きです。
  • 部分葺き替え:劣化が激しい部分だけを交換します。全面葺き替えより費用を抑えられます。
  • 全面葺き替え:屋根全体を新しいスレートに交換します。費用は高くなりますが、最も効果的です。

費用は、屋根の面積、使用する材料、工事内容によって大きく異なります。目安として、部分葺き替えで数十万円、全面葺き替えで数百万円かかる場合もあります。

専門家の意見

建築士や不動産鑑定士などの専門家に、物件の状況を詳しく見てもらうことをお勧めします。専門家は、建物の状態を正確に判断し、必要なリフォーム内容や費用を適切にアドバイスしてくれます。特に、遮音性に関する問題や屋根の劣化状況については、専門家の意見を聞くことが重要です。

具体的なアドバイス

騒音問題を解決し、快適な住まいを実現するためには、以下の点を考慮しましょう。

  • 物件の徹底的な調査:内見時に、実際に各部屋で騒音をチェックし、問題点を洗い出しましょう。隣家との距離や道路からの距離なども確認しましょう。
  • 専門家への相談:建築士や不動産鑑定士に相談し、建物の状態やリフォーム費用についてアドバイスを求めましょう。
  • 予算の確保:リフォーム費用を事前に見積もり、予算を確保しておきましょう。リフォームは予想以上に費用がかかることがあります。
  • 優先順位の決定:騒音対策、屋根のリフォームなど、複数の問題がある場合は、優先順位を決め、段階的に対応しましょう。
  • 複数の業者からの見積もり:リフォーム業者を複数比較し、見積もりを取ってから決定しましょう。

まとめ

軽量鉄骨造スレート葺の中古住宅は、遮音性や屋根の耐久性について、注意深く検討する必要があります。築年数から考えると、リフォームが必要となる可能性が高いです。専門家の意見を聞き、予算を確保した上で、快適な住まいを実現するための計画を立てましょう。

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