車椅子ユーザーも安心!関東近郊の農業体験&バリアフリー旅行プラン

障害者施設の旅行を企画しています。「障害者用の部屋を用意しています」「障害者トイレ完備」とうたっていても、実際は段差が多かったり、スロープが急すぎたり、手すりがついているだけの階段だけだったり。身体障害(車椅子)7名と知的障害者5名をバス旅行に連れて行きたいと思っています。4名の職員で全員を介助しますので、宿泊は無理と判断し、今年は「農業体験」を考えています。芋掘りや果物狩りなど、健常者の頭で考えるといきたいところ、連れて行きたいところはたくさんあるのですが、実際車椅子では難しいものばかりです・・・一番の問題は障害者用のトイレです。観光施設として開放されていて、車椅子用のトイレが完備されている果樹園や農園などはありませんか?車椅子生活者も気軽に入れるようなところはありませんか?関東地方(できれば東京、埼玉、茨城、群馬、栃木)で、そのような観光施設がありましたら、どうか教えてください。また来年以降、1泊旅行ができればと思いますので、車椅子生活者も入浴できる(できれば介助者が楽にできる)宿泊施設がありましたら情報をいただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。

関東近郊のバリアフリー対応農業体験施設

身体障害者(車椅子)7名、知的障害者5名、職員4名での農業体験旅行の企画、大変素晴らしいですね!しかし、バリアフリー対応の施設探しは、想像以上に困難な課題だと思います。 「障害者用トイレ完備」と謳っていても、実際には利用しづらい施設が多いのも事実です。安心して利用できる施設を見つけるためには、事前の綿密な調査が不可欠です。

以下、関東地方(東京、埼玉、茨城、群馬、栃木)を中心に、車椅子ユーザーも安心して利用できる農業体験施設探しについて、具体的なアドバイスと情報を提供します。

施設選びのポイント:バリアフリーチェックリスト

施設に問い合わせる前に、以下のチェックリストを活用して、事前に確認事項をリストアップしましょう。

  • 車椅子対応トイレの有無と仕様: 車椅子がスムーズに回転できる広さ、手すり、緊急呼出ボタンの有無などを確認しましょう。
  • アクセス: バスでのアクセスが可能か、駐車場の広さ、車椅子対応の駐車スペースの有無を確認しましょう。施設までのアプローチに段差や急勾配がないか、スロープの勾配は適切かなども重要です。
  • 園内の移動: 園内は舗装されているか、車椅子での移動が可能な通路の幅、段差の有無、スロープの状況を確認しましょう。電動車椅子の利用を検討する場合は、坂道の勾配なども重要です。
  • 体験内容: 車椅子ユーザーが参加可能な体験内容か、介助者の負担を軽減できる工夫があるかを確認しましょう。例えば、芋掘りの場合は、地面の状態や作業スペースの広さなどが重要です。
  • 休憩スペース: 車椅子ユーザーが安心して休憩できるスペースの有無を確認しましょう。
  • 緊急時の対応: 緊急時の対応体制、連絡体制を確認しましょう。

具体的な施設探し方法

1. **自治体への問い合わせ:** 各都道府県の観光協会や障害者福祉課などに問い合わせて、バリアフリー対応の農園や果樹園の情報を得ることができます。具体的なニーズ(車椅子利用者数、トイレの必要条件など)を伝えることで、より適切な情報を提供してもらえます。

2. **インターネット検索:** 「バリアフリー 農園 関東」「車椅子対応 果樹園 東京」などのキーワードで検索し、施設のウェブサイトやブログなどを確認しましょう。写真や動画で施設の様子を確認できる場合もあります。口コミサイトなども参考になります。

3. **障害者団体への相談:** 地域の障害者団体や支援団体に相談することで、具体的な施設の情報や、利用者の視点からのアドバイスを得られる可能性があります。

4. **直接施設に問い合わせる:** 見つけた施設には、必ず電話で直接問い合わせを行い、バリアフリー対応状況について詳細に確認しましょう。写真だけでは分からない部分も多いので、具体的な質問を準備しておきましょう。

宿泊施設選びのポイント:バリアフリー対応宿泊施設

来年以降の1泊旅行に向けて、バリアフリー対応の宿泊施設を探す際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 車椅子対応の客室: 車椅子がスムーズに移動できる広さ、車椅子対応トイレ、手すり、緊急呼出ボタンの有無を確認しましょう。
  • バリアフリー対応浴室: 車椅子対応の浴槽、手すり、シャワーチェアの有無、介助者のためのスペースなどを確認しましょう。介助しやすいように、浴室の広さやドアの幅も重要です。ユニットバスではなく、広い浴室がある施設が望ましいです。
  • アクセス: 駅からのアクセス、駐車場の状況を確認しましょう。
  • スタッフの対応: 障害者への対応に慣れているスタッフがいるか確認しましょう。

具体的な宿泊施設探し方法

1. **バリアフリー対応ホテル予約サイトの利用:** いくつかのバリアフリー対応ホテル予約サイトがあります。これらのサイトでは、施設のバリアフリー情報が詳細に掲載されているため、効率的に検索できます。

2. **観光協会や宿泊施設への直接問い合わせ:** 観光協会や宿泊施設に直接問い合わせて、バリアフリー対応状況を確認しましょう。

3. **障害者団体への相談:** 宿泊施設選びについても、障害者団体に相談することで、有益な情報を提供してもらえます。

専門家の視点:ユニバーサルデザインの重要性

建築士や福祉専門家などの専門家の視点から見ると、単に「車椅子対応」というだけでなく、「ユニバーサルデザイン」の観点が重要です。ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無に関わらず、誰もが使いやすい設計思想のことです。

例えば、スロープの勾配は急すぎず、適切な幅が確保されているか、手すりの高さや位置は適切か、視覚障害者にも配慮したデザインになっているかなど、多角的な視点からのチェックが必要です。

まとめ

車椅子ユーザーを含むグループ旅行の企画は、綿密な準備と情報収集が不可欠です。事前にしっかりと施設の状況を確認し、安心して旅行を楽しめるよう万全の準備を行いましょう。 この記事が、皆様の旅行計画の一助となれば幸いです。

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