越冬させたサツマイモのツル、これからの育て方と増やし方

越冬芋づるの報告 秋収穫した芋づるを鉢に入れ部屋においてあったものです。15度から18度(冬場は12度から22度ビニールで保護)。教えて下さり有り難うございます。この先どうすればよいか、知恵ノートの⑦それから20日後に蔓を1節毎にナイフで切ります。切る場所は新芽と新芽の中間あたりが目安です。切った取った数(新芽の数)が植えつける苗の数になります。が、ちょっとむずかしいです。補足tamukumitokushimaさん お陰様で、無事に芽が出来ました。なるべく、太い物が良いみたいです。細いのは全て枯れました。今は、倍くらい芽が出てきています。残しておいてよかったと思います。有難う御座います。

越冬後のサツマイモツル、春の芽出しと増やし方

秋に収穫したサツマイモのツルを室内で越冬させ、芽が出てきたとのこと、おめでとうございます! これから、そのツルをどのように育て、増やしていくかについて、具体的な方法を解説します。 質問にある「蔓を1節毎にナイフで切ります」という部分について、より分かりやすく、成功率を高めるためのポイントを解説していきます。

1. 芽出し状況の確認と選別

まず、現在のツル全体の状況を確認しましょう。 太くて元気な芽が出ているツルと、細くて弱々しい芽、あるいは芽が出ていないツルを分けてください。 太く、しっかりとした芽が出ているツルが、増やすための親株として最適です。細いツルは残念ながら枯れてしまう可能性が高いので、処分しましょう。 これは、サツマイモの生育エネルギーが集中している部分を選別することで、より効率的に増やすためです。

2. 蔓の切り分けと挿し芽の準備

知恵ノートにある「蔓を1節毎にナイフで切ります」という方法は、挿し芽による増殖方法です。 しかし、「新芽と新芽の中間あたり」という説明だけでは分かりにくい部分があります。 より具体的な手順は以下の通りです。

  • ツルをよく観察する: ツルをよく見て、節(葉が出ている部分)を確認します。節と節の間には、芽が潜んでいます。
  • 節間を選ぶ: 節と節の間(節間)を目安に、約5~7cmの長さに切ります。この長さは、十分な養分を蓄え、新しい根を出しやすい長さです。 短すぎると発根が難しく、長すぎると養分が不足しがちです。
  • ナイフで切る: 清潔なナイフやカッターで、切り口を綺麗に切りましょう。雑菌が入ると腐敗の原因になります。 切り口は斜めに切ることで、発根面積が広がりやすくなります。
  • 切り取った数を数える: 切り取ったツルの本数は、将来の苗の数になります。 計画的に増やす数を決め、それに合わせて切り分けましょう。

3. 挿し芽の準備と植え付け

切り取ったツルは、すぐに植え付けます。

  • 用土の準備: 水はけの良い土を使用しましょう。市販の培養土にパーライトなどを混ぜると効果的です。 鉢は、深さ10cm程度のものが適しています。
  • 植え付け: 切り取ったツルを、土に半分ほど埋め込みます。 芽が上を向くように注意しましょう。 植え付け後、たっぷりと水やりをします。
  • 環境: 直射日光を避け、風通しの良い場所に置きましょう。 温度は15~20度程度が理想的です。 乾燥を防ぐために、定期的に土の湿り具合を確認し、乾燥したら水やりをします。

4. 発根と生育管理

挿し芽から根が出てくるまでには、約2週間から1ヶ月程度かかります。 この間は、土が乾燥しないように注意し、適度に水やりをしましょう。 発根後も、直射日光を避け、風通しの良い場所に置いて管理します。 生育状況に応じて、肥料を与えたり、鉢を大きくしたりするなどの対応が必要です。

5. 専門家のアドバイス

サツマイモの栽培に詳しい農家の方や、園芸アドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。 地域によって最適な栽培方法が異なる場合もありますので、専門家のアドバイスを参考にすると、より成功率を高めることができます。

インテリアへの活用例

サツマイモのツルは、インテリアにも活用できます。 発根した苗を、おしゃれな鉢に植え替え、リビングやベランダなどに飾ると、緑のアクセントになります。 ツルが伸びてきたら、支柱を立てて誘引することで、より見栄えの良い植物として楽しむことができます。 ブラウン系の鉢と組み合わせると、落ち着いた雰囲気のインテリアになります。

まとめ

越冬させたサツマイモのツルから、新しい苗を増やすことは、少し手間がかかりますが、やりがいのある作業です。 丁寧に手順を踏むことで、確実に苗を増やし、収穫までこぎつけることができます。 今回ご紹介した方法を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。

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