超狭小住宅のリフォームor新築?50代後半夫婦と成人娘の3人暮らしの最適解を探る

超狭小住宅に住んでいます。築29年で水回りや一階の壁のカビも酷くリフォームを考えました。建坪7坪と狭く収納が少ない木造二階建てです。現在50代後半の主人と成人した娘の三人暮らしです。一階に台所と5畳の部屋。2階は6畳と5畳の二間ですが5畳は物置状態で6畳に3人で寝ている状態です。見積もり頼んでいた会社から「新築して三階にして一つ部屋を増やしたらどうか?」と提案されました。公道に面しているので新築可能は知っていましたが、足腰丈夫でない私が加齢で三階まで…と不安になり悩んでいます。三階に一部屋作り娘用とすれば結婚してからも出産などで帰宅しやすいとは思うのですが、建坪も6坪と減り縦長く細い建物って耐震大丈夫?とか…金額的にはまだ見積もりどの会社も頂いてませんがフルリフォームで1000万はすると言われ新築にしたら1500万でできたら良いかなとの話でした。娘の事考えないで二人だけの終の棲家をと祖母は言うのですが嫁いだ娘が泊る事もできない家は悲しすぎるかなと思ってしまいます。(現在もう一人の娘が近所のマンションに一人暮らし)どなたかお知恵を貸して下さい。お願いします。

現在の状況と課題

築29年の建坪7坪の超狭小住宅にお住まいの50代後半の夫婦と成人した娘さんの3人暮らし。老朽化による水回りやカビの問題、収納不足、そして狭すぎる居住空間が大きな課題となっています。リフォームか新築かで迷っており、新築の場合は3階建ての提案を受けていますが、高齢者の体力的な負担や耐震性への不安を抱えています。さらに、娘さんの将来的な居住スペースの確保についても考慮する必要があり、複雑な状況です。

リフォーム案と新築案の比較検討

まず、リフォームと新築、それぞれのメリット・デメリットを比較検討してみましょう。

リフォーム案

* **メリット:**
*

  • 新築に比べて費用を抑えられる可能性がある(ただし、現状の建物の状態によっては高額になる可能性も)。
  • 工期が比較的短い。
  • 土地探しや設計などの手間が省ける。

* **デメリット:**
*

  • 根本的な間取り変更が難しい場合がある。
  • 築年数の古い建物では、耐震性や断熱性などの問題が完全に解決できない可能性がある。
  • 古くなった設備の交換費用が高額になる可能性がある。
  • 根本的な解決にならない部分も残る可能性がある。

新築案

* **メリット:**
*

  • 新しい設備や建材を使用できるため、快適性や機能性が向上する。
  • 耐震性や断熱性などの性能が向上する。
  • 間取りを自由に設計できる。
  • 収納スペースを十分に確保できる。

* **デメリット:**
*

  • 費用が高額になる。
  • 工期が長い。
  • 土地探しや設計などの手間がかかる。
  • 3階建ては高齢者にとって負担が大きくなる可能性がある。
  • 縦長で狭い建物は耐震性に不安が残る可能性がある。

専門家の意見:耐震性と高齢者への配慮

7坪という狭小住宅で3階建ての新築を検討する際には、耐震性について専門家の意見を聞くことが重要です。縦長で細い建物は、地震に対して不安定になりやすい可能性があります。構造設計士や建築士に相談し、耐震性を確保するための適切な設計方法についてアドバイスを求めましょう。また、高齢者にとって3階建ては負担が大きいため、階段の手すりや昇降機の設置など、高齢者への配慮も設計段階で考慮する必要があります。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

現状を踏まえ、段階的なアプローチを検討することをお勧めします。

ステップ1:現状把握と専門家への相談

まずは、建物の現状を正確に把握するために、複数の建築会社に調査を依頼しましょう。リフォームと新築、それぞれの費用見積もりを比較検討し、耐震性や高齢者への配慮についても専門家の意見を聞きましょう。

ステップ2:リフォームの可能性を最大限に探る

リフォームで解決できる部分がないか、再度検討しましょう。例えば、

*

  • 水回り、カビの除去:老朽化した水回り設備の交換と、カビの除去・予防対策を徹底的に行う。
  • 収納スペースの確保:既存の収納スペースを最大限に活用し、さらに収納家具を追加することで、収納不足を解消する。
  • 間取り変更:可能な範囲で間取りを変更し、居住空間を広げる工夫をする(壁を一部撤去したり、収納を工夫したり)。
  • 断熱・防音対策:断熱材や防音材を追加することで、快適性を向上させる。

これらのリフォームによって、生活の質を向上させることができれば、新築に踏み切る必要がないかもしれません。

ステップ3:新築の場合のプラン変更

もしリフォームでは解決できないと判断した場合、新築を検討しましょう。しかし、3階建てへの不安を解消するために、以下の点を検討しましょう。

*

  • 2階建てへの変更:3階建てを諦め、2階建てにすることで、高齢者への負担を軽減できる。
  • 建坪の拡大:可能な範囲で建坪を広げることで、より快適な居住空間を確保できる。
  • エレベーターの設置:予算が許す限り、エレベーターを設置することで、高齢者にとっての負担を大幅に軽減できる。
  • 耐震性の強化:専門家と相談し、耐震性を高めるための設計を採用する。

ステップ4:娘さんの将来を考慮した設計

娘さんの将来的な居住を考慮するなら、独立した個室を確保する設計が理想的です。しかし、建坪が限られているため、工夫が必要です。例えば、将来、娘さんが独立しても使えるような、多目的に使える部屋を設計するのも良いでしょう。

インテリアの視点:狭小住宅を広く見せる工夫

リフォームや新築に関わらず、狭小住宅を広く見せるためのインテリアの工夫も重要です。

*

  • 明るい色を使う:ベージュやアイボリーなどの明るい色は、空間を広く見せる効果があります。今回のテーマカラーであるベージュは、特に効果的です。
  • 鏡を使う:鏡は光を反射し、空間を広く見せる効果があります。玄関や廊下などに鏡を設置することで、効果を発揮します。
  • シンプルな家具を選ぶ:デザインがシンプルでコンパクトな家具を選ぶことで、圧迫感を軽減できます。
  • 収納を工夫する:収納スペースを最大限に活用し、物を整理整頓することで、空間を広く見せることができます。壁面収納や天井収納などを検討しましょう。
  • 間接照明を取り入れる:間接照明は、柔らかな光で空間を広く見せる効果があります。

まとめ

超狭小住宅のリフォーム・新築は、費用、耐震性、高齢者への配慮、娘さんの将来など、多くの要素を考慮する必要があります。専門家の意見を聞きながら、段階的に検討を進め、ご家族にとって最適な解決策を見つけてください。 焦らず、じっくりと時間をかけて、将来を見据えた計画を立てましょう。

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