賃貸退去時の費用18万円は妥当?クロス・フローリング張替えの費用と交渉術

賃貸住宅での、退去の際の費用について。新築で入り、4年間住んでいました。2LDKで64平米ほどの部屋です。今日、立会いがあり全部で18万の請求でした。最初は30万ほどの請求でしたが、こちらが18万ぐらいしか出せないと言うと、18万になりました。クロスをほとんど張替えて、台所と6畳の部屋1室分のフローリングも張替えると言われました。初めての経験で妥当なのか疑問です。クロスとフローリングの張り替えで18万もしますか?補足フローリング部分には傷がありました。台所のクロスには油のシミなどがありました。玄関にも、泥の汚れが。後は、黒い小さなシミが結構あったみたいです。

賃貸退去時の費用:18万円の請求は妥当?

4年間居住した賃貸住宅の退去に伴い、18万円の修繕費用を請求されたとのこと。新築入居後4年経過、クロス全面張替え、キッチンと6畳部屋のフローリング張替えという内容であれば、費用が妥当かどうか疑問に思うのも当然です。 このケースでは、請求額の妥当性と、交渉におけるポイントを詳しく見ていきましょう。

請求内容の内訳と相場

まず、請求内容の内訳を具体的に確認することが重要です。18万円の内訳が明確に示されていない場合、家主または管理会社に詳細な内訳を請求しましょう。 クロス張替え、フローリング張替えの㎡数、使用材料の種類、工事費などを細かく確認することで、費用が妥当かどうか判断しやすくなります。

クロス張替えの相場は、㎡あたり2,000円~5,000円程度と幅があります。高級なクロスや特殊な施工が必要な場合は、高額になる可能性があります。同様に、フローリング張替えも㎡あたり5,000円~15,000円と幅があり、材料の種類や施工方法によって費用が大きく変動します。

64㎡の2LDKで、クロス全面張替えと2部屋分のフローリング張替えとなると、かなりの面積になります。仮に、クロスを㎡あたり3,000円、フローリングを㎡あたり10,000円と仮定すると、クロスだけでかなりの費用になります。さらに、工事費や廃材処理費用なども加算されるため、18万円という金額も、決してありえない金額ではありません。

傷や汚れの状態と責任の範囲

退去時の修繕費用は、居住者の故意または過失による損傷が対象となります。通常使用による経年劣化は、家主側の負担となります。 今回のケースでは、フローリングの傷、台所の油シミ、玄関の泥汚れ、黒いシミなどが指摘されています。これらの損傷が、通常使用の範囲内なのか、居住者の責任範囲内なのかを判断する必要があります。

例えば、フローリングの傷が、家具の移動によるものや、ペットによるものなど、明らかに居住者の過失によるものと判断される場合は、修繕費用を負担する必要があります。一方、経年劣化による自然な傷であれば、家主側の負担となる可能性が高いです。

写真や動画で証拠を残しておくことが重要です。立会いの際に、損傷箇所の状態を写真や動画で記録しておきましょう。これにより、後日のトラブルを回避することができます。

交渉のポイントと具体的なアドバイス

請求額に納得できない場合は、家主または管理会社と交渉することが重要です。交渉にあたっては、以下の点を意識しましょう。

  • 冷静に、そして丁寧に交渉する:感情的に訴えるのではなく、具体的な根拠を示しながら、冷静に交渉しましょう。
  • 損傷箇所の状態を明確にする:写真や動画などの証拠を提示し、損傷の程度を具体的に説明しましょう。
  • 内訳を詳細に確認する:請求金額の内訳を詳細に確認し、不当な項目がないかを確認しましょう。
  • 相場を参考にする:インターネットなどで、クロス張替えやフローリング張替えの相場を調べ、交渉の材料としましょう。
  • 専門家の意見を聞く:必要であれば、不動産会社や弁護士などの専門家の意見を聞き、交渉に臨みましょう。
  • 書面での合意:交渉が成立したら、書面で合意内容を記録しておきましょう。

専門家の視点:不動産会社への相談

18万円という金額が妥当かどうか判断に迷う場合は、不動産会社に相談することをお勧めします。不動産会社は、賃貸物件の修繕に関する豊富な知識と経験を持っています。 専門家の意見を聞くことで、客観的な判断基準を得ることができ、交渉にも有利に働くでしょう。 複数の不動産会社に相談し、意見を比較してみるのも良い方法です。

事例紹介:類似ケースの解決例

過去には、退去時の修繕費用をめぐって、裁判に発展したケースもあります。 裁判では、損傷の程度、居住者の責任、相場価格などが争点となります。 裁判を避けるためにも、早期の段階から家主または管理会社と積極的に交渉することが重要です。 インターネット検索で「賃貸 退去 修繕費用 裁判」などで検索すると、類似事例を見つけることができるかもしれません。

まとめ:納得できる解決を目指して

賃貸住宅の退去時の修繕費用は、多くの場合、家主と居住者との間で交渉によって決定されます。 今回のケースでは、請求額の妥当性について疑問を感じるのは当然です。 しかし、感情的になることなく、冷静に、そして丁寧に交渉することで、納得できる解決を目指しましょう。 写真や動画などの証拠を準備し、必要であれば専門家の意見を聞くことで、より有利な交渉を進めることができます。 そして、最終的には書面で合意内容を記録しておくことを忘れないようにしましょう。

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