賃貸退去時の床の傷:クッションフロアとフローリングの見分け方と補修方法

シート貼りフロアについて。賃貸を退去します。傷つけてしまった床をどうするか悩んでいます。最近はフローリングに見えるクッションフロアも多いようで、どのように対処したらいいのかと途方に暮れています。アイロンを落としてしまったり、食器を割ってしまったり、子どもがプラスチックケースを倒してしまったり…などです。凹んでしまいました。フローリングだとクレヨンとかで補修すると目立たなくなりますよね。これもクレヨンで良いのでしょうか?それともこれはクッションフロアなのでしょうか。クッションフロアだと減価償却があるみたいなので、交渉しやすいですが…。フローリングだと修理代がかなりかかってしまいます。ちなみに全部同じ部屋で、10帖ほどになります。クレヨンで補修してみれば良いでしょうか?また、修理代・取替代など請求されるとしたら、どのくらいとみておけばよいでしょうか?会社はD和リビングです。よろしくお願いいたします。

賃貸退去時の床の傷への対処法:まずは床材の判別から

賃貸物件の退去時に、床に傷をつけてしまった場合、まず重要なのは床材の種類を正確に判別することです。フローリングとクッションフロアでは、補修方法や費用が大きく異なります。 フローリングに見えるクッションフロアも多いので、見分けが難しい場合もあるでしょう。

フローリングとクッションフロアの見分け方

フローリングとクッションフロアの見分け方は以下の通りです。

  • 素材の質感:フローリングは木質素材で、自然な木目と凹凸があります。一方、クッションフロアは塩化ビニールなどの合成樹脂で、比較的ツルツルとした平らな表面をしています。指で触れてみて、質感の違いを確認してみましょう。
  • 硬さ:フローリングは硬く、しっかりとした踏み心地です。クッションフロアは比較的柔らかく、多少の弾力があります。軽く押してみて、硬さを比較してみましょう。
  • 継ぎ目:フローリングは板状の素材を繋ぎ合わせて施工されているため、継ぎ目があります。クッションフロアは一枚のシート状なので、継ぎ目は少ないか、目立たないよう工夫されています。ただし、広い面積の場合は継ぎ目がある場合もあります。
  • 厚さ:フローリングはクッションフロアよりも厚みがあります。定規などで厚さを測ってみましょう。
  • 表面の模様:フローリングは自然な木目模様が特徴ですが、クッションフロアは木目調以外にも様々な模様があります。模様の精巧さや自然さにも注目してみましょう。

もし、判断に迷う場合は、賃貸契約書や物件のパンフレットを確認してみましょう。記載されている床材の種類が分かる場合があります。それでも分からなければ、大家さんや不動産会社に直接問い合わせるのも良い方法です。

傷の種類と補修方法

床材の種類が判明したら、次に傷の種類と適切な補修方法を検討しましょう。

凹み傷の補修

アイロンや食器、プラスチックケースの落下による凹み傷は、床材の種類によって対処法が異なります

  • フローリングの場合:深い凹み傷は、専門業者に修理を依頼する必要があるかもしれません。浅い凹み傷であれば、木製の床材用の補修材(木部パテなど)で補修できる場合があります。補修材の色を元の床の色に合わせることが重要です。完全に修復できない場合もありますので、その点は承知しておきましょう。
  • クッションフロアの場合:凹み傷は、残念ながら完全に修復するのは難しいです。熱を加えることで多少改善できる場合もありますが、完全に元通りになることは期待できません。新しいクッションフロアを貼ることを検討する必要があるかもしれません。

クレヨンによる補修

クレヨンは、フローリングの浅い傷の補修には有効な手段です。クレヨンの色は、床の色にできるだけ近いものを選びましょう。傷にクレヨンを塗り込み、乾いたら余分なクレヨンを拭き取ります。ただし、深い傷や大きな傷には効果がありません。

クッションフロアにはクレヨンは使用しない方が良いでしょう。クレヨンがうまく定着せず、かえって目立ってしまう可能性があります。

賃貸退去時の費用負担について

賃貸契約では、通常の使用による損耗は借主の負担ではありません。しかし、故意または過失による損傷は、借主が修理費用を負担する場合があります。

D和リビングへの対応

D和リビングのような不動産会社への対応としては、まず写真や動画で傷の状態を記録しておきましょう。そして、大家さんや不動産会社に状況を説明し、修理費用について相談することが重要です。

クッションフロアの減価償却については、契約書に明記されているかを確認しましょう。減価償却を考慮して、修理費用を交渉する余地があるかもしれません。

修理費用・取替費用目安

修理費用や取替費用は、傷の大きさや種類、床材の種類、業者によって大きく異なります。10畳程度の部屋の場合、

  • フローリングの修理:数万円~数十万円
  • クッションフロアの交換:数万円~十数万円

といった費用がかかる可能性があります。具体的な費用については、複数の業者に見積もりを依頼することをお勧めします。

まとめ:早期の対応と丁寧な説明が重要

賃貸退去時の床の傷は、早期に対処し、大家さんや不動産会社と丁寧なコミュニケーションをとることが重要です。床材の種類を正確に判断し、適切な補修方法を選択することで、費用負担を最小限に抑えることができます。写真や動画で証拠を残し、状況を明確に説明することで、交渉がスムーズに進みます。

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