賃貸退去時の壁紙張替えと原状回復について徹底解説!9万円の請求にどう対応すべき?

賃貸アパート退去時の壁紙を張り替えると言う事で 敷金、礼金の9万円分を請求されました。賃貸アパート退去時の壁紙を張り替えると言う事で 敷金、礼金の9万円分を請求されました。壁紙の破れ等3箇所ほどありましたが、業者に調べてもらうと言うことで、タバコの汚れと言われ一部屋すべて交換と言うことでした。実際タバコはすっていません。3年住んで友人が換気扇の下で2,3回吸っただけです、他蚊取り線香はたいていました。原状回復とはどの程度でしょうか?ハウスクリーニング代24000円も支払っています。クリーニングとはどこまででしょう。交渉方法を教えてください

賃貸退去時の高額請求!壁紙張替え費用9万円とハウスクリーニング代2.4万円の請求の内訳と交渉方法

賃貸アパートを退去する際に、敷金・礼金から9万円もの壁紙張替え費用と2.4万円のハウスクリーニング費用を請求されたとのこと、大変なご心痛かと存じます。この状況を詳しく見ていきましょう。まず、重要なのは「原状回復」の範囲と、その請求が妥当かどうかを判断することです。

原状回復とは?

原状回復とは、借主が賃貸物件を借りた時の状態に戻すことではありません。「通常使用による損耗」を差し引いた状態に戻すことです。つまり、経年劣化による傷みは、借主が負担する必要がないのです。3年間居住されたとのことですので、壁紙の多少の変色や擦り傷は通常使用による損耗とみなされる可能性が高いです。

タバコのヤニ汚れについて

壁紙全面の張替えが必要とされた理由が「タバコのヤニ汚れ」とのことですが、ご自身は喫煙者ではないとのこと。友人が数回喫煙した程度では、壁紙全面にヤニ汚れが付着するとは考えにくいです。証拠となる写真や、喫煙の痕跡(臭いなど)がないかを確認し、家主側へその点を明確に伝えましょう。

ハウスクリーニングの範囲

ハウスクリーニング代2.4万円についても、その内容を精査する必要があります。通常、ハウスクリーニングには以下の作業が含まれます。

  • キッチン:レンジフード、シンク、ガスコンロ等の清掃
  • 浴室:浴槽、洗面台、鏡等の清掃
  • トイレ:便器、床、壁等の清掃
  • 居室:床、窓、壁等の清掃

しかし、「通常使用による汚れ」を超える汚れがあった場合は、借主が負担する必要があります。例えば、油汚れが酷い場合や、カビが発生している場合などです。請求書に具体的な清掃内容が記載されているか確認し、過剰な請求がないかチェックしましょう。

具体的な交渉方法

まず、家主側へ請求内容の詳細な説明を求めましょう。具体的には、

  • 壁紙張替えの必要性について、具体的な写真や証拠を示してもらう
  • ハウスクリーニングの内容を項目ごとに明確化してもらう
  • 業者見積書を提示してもらう

これらの情報に基づき、専門家(弁護士や不動産会社)に相談することをお勧めします。専門家は、原状回復に関する法律や判例を熟知しており、適切なアドバイスや交渉支援をしてくれます。

交渉する際のポイント

交渉する際には、以下の点を意識しましょう。

  • 冷静に、事実を淡々と伝える:感情的な言葉は避け、客観的な事実を基に説明しましょう。
  • 証拠を提示する:写真、動画、証言など、証拠となるものを準備しておきましょう。
  • 具体的な金額を提示する:妥協案として、具体的な金額を提示することで、交渉がスムーズに進みます。
  • 書面でやり取りする:メールや手紙でやり取りすることで、記録が残ります。

事例紹介:同様のトラブルと解決策

実際に、タバコのヤニ汚れを理由に高額な原状回復費用を請求されたケースがありました。しかし、借主が喫煙者ではないことを証明する証拠(非喫煙証明書など)を提示し、専門家のアドバイスを受けながら交渉した結果、請求額を大幅に減額することができました。

専門家の意見:弁護士からのアドバイス

弁護士によると、「原状回復義務は、借主が故意または過失によって生じた損耗を修復する義務です。通常使用による損耗は、借主の負担とはなりません。今回のケースでは、タバコのヤニ汚れの程度や、ハウスクリーニングの内容について、客観的な証拠に基づいて交渉する必要があります。」とのことです。

まとめ:冷静な対応と専門家の力を借りて解決を目指しましょう

賃貸退去時の原状回復に関するトラブルは、適切な知識と対応が必要です。高額な請求に不安を感じている方も、冷静に状況を分析し、証拠を集め、必要であれば専門家の力を借りることで、解決への道筋が見えてきます。今回のケースのように、不当な請求と感じた場合は、決して諦めずに、粘り強く交渉を進めていきましょう。

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