賃貸退去時の修繕費用とセクハラ問題への対処法

よろしくお願い致します。今現在賃貸の2DKに住んでおり、別の賃貸に引越し予定です。家族は五人で下のチビ2人がヤンチャで、４年半程住んでおり壁に落書きや穴があいております。退去にあたって、壊した箇所の修理費用などは当然払うつもりですが、その他の畳や、壁紙などの割合などあれば、教えて頂きたいです。一つ不安がありまして、近くに住む便利屋さんみたいな人(小さな修理やマンションをよく出入りして大家さんと喋っている)が居まして、マンションの大家さんが絶大の信頼を寄せている人見たいなのですが、嫁に何度かセクハラ(普通に喋りかけて来ていきなり胸を触られたり)をして来まして、それ以来私と嫁は、その方と目も合わせ無いし、嫁に至っては挨拶して来ても無視したり睨んだりしていました。退去時の立会いの時に、その方も同席しそうで、同席した場合今までの私どもの態度から、高額な請求をされそうで不安でいます。私に知識が無いため、ネットで色々見てはいますが、詳しい方よろしくお願い致します。１、畳は前の人から使っていたもので、居住年数以上の痛み汚れがあります。２、壁紙はタバコを吸うのでヤニ汚れがあります。３、一枚の壁に二ヶ所穴が空いております。４、床に油性ペンで落書きがあちらこちらに。５、部屋自体、４年半程の使用に伴う傷汚れが御座います。以上が、聞きたい修理に伴う金額や割合です。できうる限り、明け渡し時までに掃除を致しますが上記でも記した通り、高額な請求をされない為の知識をお願い致します。

Contents

1 賃貸退去時の修繕費用について
2 修繕費用の割合と高額請求への対策
- 2.1 高額請求を防ぐためのポイント
3 セクハラ問題への対処法
- 3.1 セクハラ被害への対応
- 3.2 退去立会い時の対応
4 まとめ

賃貸退去時の修繕費用について

賃貸物件の退去時には、通常、借主は「通常の使用による損耗」を除き、故意または過失による損傷を修繕する義務があります。ご質問にある状況を整理し、それぞれの修繕費用について考えてみましょう。

1. 畳の痛み・汚れ

前入居者からの状態を考慮すると、現状回復費用は減額される可能性が高いです。入居時に現状を写真や動画で記録しておけば、より有利に交渉できます。ただし、著しい汚れや破損がある場合は、一部負担を求められる可能性も考慮しましょう。大家さんとの話し合いの際に、入居時の状態を証明する資料があれば、費用負担の軽減に繋がります。

2. 壁紙のヤニ汚れ

タバコのヤニ汚れは、通常の使用による損耗とはみなされにくく、修繕費用を負担する可能性が高いです。クリーニングで落とせる範囲であれば費用は抑えられますが、全面張り替えが必要になるケースも考えられます。ヤニ汚れ防止のため、換気扇をこまめに使用したり、空気清浄機を使用するなど、日頃から対策を講じることをお勧めします。

3. 壁の穴

壁に空いた穴は、明らかに借主の責任となります。穴の大きさや数、修理方法によって費用は大きく変動します。小さな穴であればパテ埋め程度で済むこともありますが、大きな穴の場合はクロス張替えが必要になるでしょう。

4. 床の油性ペン落書き

油性ペンによる落書きも、借主の責任となります。素材や落書きの程度によって、部分的な清掃で済むか、床材の交換が必要になるかが判断されます。お子様がいる家庭では、床材の保護シートなどを活用するのも有効です。

5. その他の傷・汚れ

4年半の使用に伴う一般的な傷・汚れは、通常の使用による損耗と判断される可能性が高いです。ただし、極端にひどい傷や汚れは、修繕費用を請求される可能性があります。退去の際には、できる限り清掃を行い、状態を良好に保つ努力をしましょう。

修繕費用の割合と高額請求への対策

修繕費用の割合は、損傷の程度、物件の築年数、地域相場などによって大きく異なります。明確な割合を示すことは難しいですが、事前に大家さんと話し合うことが重要です。具体的には、退去予定日の1ヶ月前までに、大家さんに現状を伝え、修繕箇所の確認と費用見積もりを依頼しましょう。

高額請求を防ぐためのポイント

* 写真・動画の証拠を確保する：入居時と退去時の状態を写真や動画で記録することで、不当な請求を防ぐことができます。
* 修繕箇所の明確化：どの部分をどのように修繕する必要があるのかを明確にしましょう。
* 見積もりの取得：複数の業者から見積もりを取り、妥当な価格を確認しましょう。
* 書面でのやり取り：メールや手紙など、書面でやり取りすることで、後々のトラブルを防ぎます。
* 専門家への相談：必要であれば、弁護士や不動産会社などに相談しましょう。

セクハラ問題への対処法

退去立会いにセクハラ加害者が同席する可能性があるとのこと、非常に不安な状況ですね。

セクハラ被害への対応

* 証拠を記録する：もしセクハラ行為があった場合、日時、場所、行為の内容などを記録しておきましょう。可能な限り、第三者が確認できる証拠（写真や動画）を確保することが重要です。
* 冷静に対応する：感情的にならず、冷静に対応することが大切です。必要以上に反論したり、言い争いをしたりしないようにしましょう。
* 証人を確保する：立会いに信頼できる友人や家族を同行することも検討しましょう。
* 記録を残す：セクハラ行為があった場合、その記録を詳細に書き留めておきましょう。
* 警察への相談：必要であれば、警察に相談しましょう。

退去立会い時の対応

セクハラ加害者が同席する場合、事前に大家さんにその旨を伝え、加害者不在での立会いを依頼しましょう。セクハラ被害を訴えることで、大家さんも対応を検討してくれる可能性があります。もし、加害者が同席する場合でも、冷静に対応し、記録をしっかり残すことが重要です。加害者の言動を録音することも有効な手段です。

まとめ

賃貸退去時の修繕費用は、損傷の程度や責任の所在によって大きく異なります。高額請求を防ぐためには、入居時の状態を記録し、大家さんと事前にしっかりと話し合うことが重要です。また、セクハラ被害に遭っている場合、冷静に対応し、証拠を確保することが大切です。必要であれば、専門家への相談も検討しましょう。ご自身の権利を守り、安心して次の住まいへ移れるよう、準備を進めてください。