賃貸退去時のトラブル:犬臭と過剰な請求への対処法

こんにちは、1ヶ月前に築8年程の賃貸アパートを退去立ち会いをしました。ペット可物件だったので引越しの手伝いにと妹がペット(小型犬)を連れて何度かにわたり2〜3時間程来てくれました。(私が現在妊娠中の為) 連れて来た理由はペットが手術後一週間程だったので留守は心配だったからです。 一週間後、真夏で窓を閉め切っていたせいか、仲介業者と1対1で立ち会いをしたら犬臭いと言われ違約金を敷金3ヶ月分を請求されています。契約書には飼育、預かるは違反とありますが、部屋に入る事も違反扱いになるのでしょうか? ちなみにキャリーバッグの中にいたのでトイレすら部屋でさせていませんし、 部屋はペットによる傷一つありません。 又、敷金も足りないからとプラス5万程請求されています。 解約精算書には立ち会いの時にサラッと終わらせ確認もなかった部分まで金額が発生してます。 3年住んで6割負担と伺ったので敷金は返って来ないかもとは思っていたのですが、これもあれも請求しようとする業者を突っぱね続けても大丈夫でしょうか? そして、質問があれば8月7日までに連絡くださいとありますが連絡しないと駄目ですかね? 長文ですいません、よろしくお願いします。補足ちなみに、立ち会いの最後に後から請求する為にと、退居確認表にサインしました。 その時は、ペットは預かっていないと言ったのに 、一時預かりと特記事項に後から書かれています。控えも頂いていません。

賃貸退去時のトラブル:犬臭と過剰な請求について

妊娠中という状況下での賃貸物件退去、大変でしたね。仲介業者からの犬臭を理由とした違約金請求と、不明瞭な敷金精算について、詳しく見ていきましょう。

1. 犬臭による違約金請求について

契約書に「ペットの飼育・預かりは禁止」と記載されているにも関わらず、妹さんが手術後の犬を一時的に連れてきたことが、違約金請求の理由となっています。しかし、重要なのは「飼育」と「一時的な預かり」の違い、そして「部屋への影響」です。

* 「飼育」と「一時預かり」の明確な違い: 契約書における「飼育」とは、継続的にペットを居住させることを指します。一方、「一時預かり」は、短期間の預かりを意味します。今回のケースでは、妹さんが数回、数時間ずつ犬を連れてきただけであり、継続的な飼育とはみなされません。
* 部屋への影響: 重要なのは、ペットによる損傷がないことです。ご質問の通り、傷や汚れ、臭い以外の問題がないと明記されています。仮に「犬臭」が認められたとしても、それが一時的な預かりによるものであり、かつ、清掃で除去可能な範囲であれば、違約金の請求根拠としては弱いと言えます。真夏の閉め切った部屋での臭気は、犬以外の原因も考えられます。

専門家の視点:弁護士や不動産専門家に相談することで、客観的な意見を得ることができます。契約書の内容と状況を説明し、違約金請求の妥当性を判断してもらいましょう。

2. 敷金精算に関する疑問点

敷金精算において、退去立会時に確認しなかった部分まで請求されている点、そして当初の説明と異なる金額になっている点に疑問が残ります。

* 解約精算書の確認: 解約精算書には、各項目の金額と根拠が明記されているはずです。不明な点があれば、一つずつ確認し、根拠となる資料(写真など)の提示を求めましょう。
* 「6割負担」の説明: 3年間居住し、6割の負担を告知されていたとのことですが、その根拠は何でしょうか? 通常、敷金は原状回復費用を差し引いた上で返還されます。6割負担という説明が、どのような根拠に基づいているのか、明確な説明を求める必要があります。
* 追加請求5万円の根拠: 5万円の追加請求の根拠が不明瞭です。具体的な理由と、それを裏付ける証拠を請求しましょう。

3. 退去確認表と控えの不備

退去確認表に「一時預かり」と記載されているにも関わらず、控えを受け取っていない点は重大な問題です。

* 控えの請求: すぐに仲介業者に連絡し、退去確認表の控えを請求しましょう。控えがないことで、業者側の記述が一方的に変更されている可能性があります。
* 証拠の確保: 可能であれば、退去立会いの状況を記録した写真や動画があれば、証拠として有効です。

4. 8月7日までの連絡について

8月7日までに連絡するよう求められているとのことですが、これは仲介業者からの追加説明や交渉の機会を与えていると解釈できます。

* 連絡は必須ではありませんが、有利に働く可能性があります: 連絡をせずに放置すると、業者側が一方的に判断を進める可能性があります。連絡を取り、疑問点を明確に伝え、交渉を進める方が有利です。

具体的なアドバイス

1. **証拠を収集する:** 契約書、解約精算書、写真、動画など、すべての関連資料を保管しましょう。
2. **専門家に相談する:** 弁護士や不動産専門家などに相談し、法的観点からのアドバイスを受けましょう。
3. **書面で対応する:** 電話でのやり取りだけでなく、重要な事項はすべて書面(メールや手紙)でやり取りしましょう。
4. **冷静に対応する:** 感情的に対応せず、冷静に事実を伝え、根拠に基づいて主張しましょう。
5. **交渉する:** 業者と交渉し、妥当な解決策を見つけ出す努力をしましょう。

まとめ

今回のケースは、契約書の解釈、証拠の有無、そして業者とのコミュニケーションが鍵となります。冷静に状況を分析し、適切な対応をとることで、不当な請求を回避できる可能性があります。専門家の力を借りながら、粘り強く対応していきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)