賃貸退去時のカーペット焦げ付き請求に関するQ&A

賃貸物件で退去時の質問です。10ヶ月程住んでいて退去時の立会いでは何も問題無いので大丈夫と言われたのですが、1日過ぎて電話があり、カーペットにタバコの焦げ後があると言われ1㎡→3,000円で部屋が10㎡なので30,000円の請求をされました。タバコの焦げ後があったかも分からないのですが、これは支払わないといけないのでしょうか?補足まず、退去時の立会い時にサインなどは求められてないのでサインなどはしておりません。焦げ後があったとしても前借主のものじゃないかとも言いましたがそれは無いと言われました。現地で確認し実際に焦げ後があった場合はどうすればよろしいでしょうか?支払わないといけない状況になると原則㎡単位とは詳しくいうとどういった原則でしょうか?敷金は支払っていません。皆様お手数をお掛けしますがご回答よろしくお願いします。

退去時におけるカーペットの焦げ付き請求について

賃貸物件の退去時に、カーペットのタバコ焦げ跡を理由に30,000円の請求を受けたとのこと、大変なご心配ですね。立会いの際に指摘がなかったにも関わらず、後日請求されるケースは残念ながら少なくありません。焦げ跡が本当にあなたによるものなのか、そして請求金額が妥当なのか、冷静に確認していく必要があります。

1. 焦げ跡の確認と証拠の確保

まず、焦げ跡が本当に存在するのか、そしてそれがあなたの居住期間中についたものなのかを確認することが重要です。管理会社や大家さんにお願いして、改めて現地で焦げ跡を確認しましょう。その際、写真や動画で焦げ跡を記録しておきましょう。これは、後々の交渉において重要な証拠となります。焦げ跡の大きさ、数、位置などを詳細に記録し、できれば日付と時刻入りの写真を撮ることをお勧めします。

2. 請求金額の妥当性について

1㎡あたり3,000円の請求は、一般的な相場と比較して妥当かどうかを確認する必要があります。カーペットの種類や状態、交換費用などを考慮すると、この金額が高い可能性もあります。近隣の同等の賃貸物件の退去時の修繕費用の相場を調べたり、専門業者に修理費用を問い合わせて、請求金額の妥当性を確認しましょう。インターネットで「カーペット 修繕費用」などで検索すると、参考情報が見つかる可能性があります。

3. 前借主の可能性について

前借主による焦げ跡の可能性について、管理会社は否定しているとのことですが、写真や動画などの証拠があれば、その可能性を改めて主張することができます。もし、入居時にすでに焦げ跡があった可能性を示唆できる証拠があれば、それを提示することで請求額を減額、もしくは免除してもらう交渉材料になります。

4. 証拠がない場合の対応

残念ながら、焦げ跡があなたによるものだと断定され、証拠がない場合、請求に応じる可能性が高いです。しかし、請求金額が高すぎる場合は、交渉の余地があります。管理会社や大家さんと話し合い、減額交渉を試みましょう。例えば、部分的な修繕で済む可能性を指摘したり、清掃費用を差し引くことを提案するなど、柔軟な対応を心がけましょう。

5. 敷金未払いの影響

敷金を支払っていないとのことですが、これは交渉において不利に働く可能性があります。敷金があれば、そこから修繕費用を充当できますが、敷金がない場合は、全額を自腹で支払うことになります。

6. 専門家への相談

交渉が難航したり、請求金額が明らかに不当だと感じた場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスをしてくれます。

7. ㎡単位での請求の原則

カーペットの修繕費用の請求が㎡単位で行われるのは、損傷面積に応じて費用を算出するのが一般的だからです。ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用はカーペットの種類、損傷の程度、修理方法などによって変動します。

具体的なアドバイス

* 退去立会いの重要性: 退去立会いでは、必ず現状を記録し、管理会社と確認しましょう。写真や動画を撮り、双方で確認しサインをもらっておくことが重要です。
* 契約書を確認: 契約書に、修繕費用に関する規定がないか確認しましょう。
* 交渉記録を残す: 管理会社とのやり取りは、全て記録しておきましょう。メールや電話の内容、日付などをメモしておくと、後々の証拠になります。
* 冷静な対応を心がける: 感情的に対応せず、冷静に事実を伝え、交渉を進めましょう。

専門家の視点

弁護士や不動産会社などの専門家は、次のようなアドバイスをする可能性があります。

* 契約書の内容に基づいた法的解釈
* 相場価格との比較による請求額の妥当性の判断
* 交渉戦略の立案
* 必要であれば、訴訟手続きのサポート

まとめ

賃貸物件の退去時のトラブルは、事前に準備することで回避できる可能性があります。退去立会いをしっかり行い、記録を残しておくことが重要です。もしトラブルが発生した場合でも、冷静に対応し、必要に応じて専門家の力を借りることで、解決できる可能性があります。

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