賃貸物件解約時の修繕費:11万円の請求は妥当?具体的な事例と解決策

賃貸物件の修繕費について質問させて下さい。部屋の解約にあたって、下記の内容の修繕費を請求されております。・トイレの壁紙の汚れ(以前友人が遊びに来た際に、壁紙の一部に吐瀉物を掛けてしまいました。自分なりに清掃済みです。)・流しの木製の扉の破損(蝶番の部分が割れてしまいました)・流しのU字パイプの下の床の破損(薄い板で出来ていたのですが、割れてしまいました)以上の金額で、11万円を越えると大家さんは言っております。工事内容の明細金額は提示してくれず、先ほど文書にて請求致しました。現在その部屋は近隣で行われてる工事関係者の方へ提供しているらしく、修理も行ってない状態の様で、前述した11万円が世間一般的に相場なのか分かりかねてます。立ち会いなどは行っておらず、解約の際には、修繕費は敷金(73000円)を越えないと言っていましたので、そのままにしておりました。しかし先日、過剰に支払ってる解約後の日割り家賃の返金が半年待っても音沙汰が無かったため大家さんに連絡をしたところ、最初の返事は「返金するので口座番号を教えて欲しい」との事。しかし、次の日には修繕費が11万円かかるので、追加で払ってくれとのことでした。話が二転三転するので、本当に正しい修繕費を請求してるのか不安です。また、業者に本当に見積りを出したのかも定かではありません。もし詳しい方がいらっしゃいましたら、上記の様な修繕費は妥当な金額かどうか御教授願いたいと思います。以上よろしくお願いいたします。※昨日も同じ内容にて質問させて頂いたのですが、再度文章を変えて質問させて下さい。

賃貸解約時の修繕費:11万円の請求の妥当性

賃貸物件の解約時に、11万円を超える修繕費を請求されるのは、確かに不安になりますよね。特に、工事内容の明細が提示されておらず、大家さんの説明に矛盾がある場合は、より心配になります。このケースでは、トイレの壁紙汚れ、流しの木製扉の破損、流しのU字パイプ下の床の破損の3点について、修繕費の妥当性を検証する必要があります。

各箇所の修繕費の妥当性検証

まず、それぞれの損傷について、一般的な修繕費用を検討してみましょう。

* **トイレの壁紙汚れ:** 吐瀉物の汚れは、程度によって費用が大きく異なります。軽度の汚れであれば、清掃費用で済む場合もありますが、広範囲に及ぶ場合や、素材によっては壁紙の張替えが必要となる可能性があります。張替え費用は、壁紙の種類や施工面積によって変動しますが、数千円から数万円程度が相場です。今回のケースでは、ご自身で清掃済みとのことですが、完全に除去できていない可能性や、シミが残っている可能性も考慮する必要があります。写真や動画で現状を記録しておくことが重要です。

* **流しの木製扉の破損:** 蝶番の破損は、扉の交換が必要となる可能性が高いです。扉の材質やサイズ、交換にかかる工賃によって費用は変動しますが、数千円から1万円程度が目安でしょう。ただし、古いタイプの扉や特殊な材質の場合は、費用が高くなる可能性があります。

* **流しのU字パイプ下の床の破損:** 薄い板の破損は、部分的な修理で済む可能性もありますが、状況によっては床全体の交換が必要になるかもしれません。費用は、破損の程度、使用する材料、施工面積によって大きく変動します。数千円から数万円程度が目安ですが、下地まで損傷している場合は、さらに高額になる可能性があります。

11万円という金額の妥当性

上記のそれぞれの修繕費用の目安を合計しても、11万円を超えることは考えにくいです。大家さんの主張する11万円という金額は、明らかに高額である可能性が高いと言えます。

大家さんの対応と今後の対応策

大家さんの対応は、誠実とは言えません。日割り家賃の返金と修繕費の請求が二転三転している点、工事内容の明細を提示していない点、立ち会いを行っていない点など、不透明な部分が多すぎます。

具体的な解決策

1. **修繕費用の明細書を改めて請求する:** 具体的な工事内容、材料費、工賃の内訳を記載した明細書を改めて請求しましょう。メールや書面で、明確に「明細書を提出するよう求める」旨を伝えましょう。

2. **専門家への相談:** 不安な場合は、弁護士や不動産会社などに相談してみましょう。専門家は、修繕費用の妥当性について判断し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。特に、消費者センターへの相談も有効です。

3. **写真や動画の証拠:** 現状を写真や動画で記録しておきましょう。これは、修繕費用の妥当性を判断する上で重要な証拠となります。特に、ご自身で清掃した後の状態も記録しておくことが大切です。

4. **交渉の記録を残す:** 大家さんとのやり取りは、全て記録しておきましょう。メールや電話の内容、日付、時間などをメモしておけば、後々のトラブル防止に役立ちます。

5. **裁判も視野に入れる:** 交渉がうまくいかない場合は、裁判も視野に入れましょう。裁判を起こす前に、内容証明郵便で請求内容を再確認し、最終的な交渉の場を設けることをお勧めします。

賃貸トラブルを避けるための予防策

今回のケースのようなトラブルを避けるために、賃貸契約時や退去時の注意点を確認しておきましょう。

* **契約時に建物の状態を写真や動画で記録する:** 入居時に、建物の状態を写真や動画で記録しておきましょう。これは、退去時のトラブルを避ける上で非常に有効です。特に、傷や汚れがある場合は、写真に記録し、大家さんと確認しておきましょう。

* **退去時の立ち会いを必ず行う:** 退去時には、必ず大家さんや管理会社と立ち会いを行い、建物の状態を確認しましょう。修繕が必要な箇所があれば、その場で確認し、費用についても合意しておきましょう。

* **契約書をよく読む:** 契約書には、修繕に関する事項が記載されています。契約書をよく読み、不明な点があれば、大家さんや管理会社に確認しましょう。

まとめ

賃貸物件の解約時の修繕費請求は、トラブルになりやすいポイントです。今回のケースのように、大家さんの対応に疑問を感じる場合は、すぐに専門家へ相談し、適切な対応を取るようにしましょう。明細書を請求し、証拠をしっかり残し、冷静に交渉を進めることが重要です。

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