賃貸物件契約前の高額な初期費用請求について

不動産会社で、部屋押さえのために、かなりの金額を振り込むように言われました。まだ契約もしておらず、部屋押さえていますとだけいわれています。そのとき、不動産屋から、0日までに、1カ月分の家賃、共益費他、敷金礼金、鍵交換代、日割家賃など一括で払うように言われました。普通、手付金として、1か月分の家賃を払うとは聞いていたのですが、すべて払うというのはどうかというのと、まだ、契約書はおろか、いまだ印鑑を押したことが無く、こんな状態で振り込んでいいものかと思いました。ただ、気に入った物件なんでどうしようかと思っています。ちなみに大阪の賃0住0サービスです。補足すみません。振り込み期日が、重要事項説明の当日だったそうです(汗)重要事項説明の後、納得していただければ、お振り込みくださいとのことです。もしくは、納得できず、契約書を見た後でなければならないのでは、郵送の後、納得したうえで払い込みしてくださいとのことでした。それまでは無料で部屋を取り置きしておきますということです。これは普通な気がしますがいかがでしょう??

賃貸契約における初期費用の内訳と相場

賃貸物件を契約する際には、家賃以外にも様々な初期費用が必要になります。今回のケースのように、契約前に高額な費用を請求されることに不安を感じるのは当然です。まず、一般的な初期費用の内訳と相場を確認してみましょう。

  • 家賃1ヶ月分:契約締結時に支払うことが多いです。物件を確保するための費用として考えられます。
  • 敷金:家賃の1ヶ月分~2ヶ月分が一般的です。退去時の修繕費用などに充当されます。物件の状態によっては、敷金が不要なケースもあります。
  • 礼金:家賃の1ヶ月分~2ヶ月分が一般的ですが、最近では礼金不要の物件も増えています。家主への礼儀として支払うもので、返還されることはありません。
  • 仲介手数料:家賃の1ヶ月分+消費税が一般的です。不動産会社に支払う手数料です。
  • 鍵交換代:数千円程度が一般的です。前の入居者の鍵を交換するための費用です。
  • 火災保険料:年間数千円程度です。火災やその他の事故に備える保険です。
  • 日割家賃:契約日から月末までの日数分を計算した家賃です。
  • その他費用:保証会社利用料、重要事項説明費用など。

これらの費用は物件によって異なり、地域差も存在します。大阪の「賃0住0サービス」という点も考慮すると、通常よりも初期費用が高額になる可能性があります。

契約前に全額支払うのは危険?

今回のケースでは、契約前に家賃1ヶ月分だけでなく、敷金、礼金、鍵交換代、日割家賃など、ほぼ全ての初期費用を一括で支払うよう求められています。これは非常に異例であり、危険信号と捉えるべきです。

一般的に、契約前に支払うのは「手付金」と呼ばれるもので、家賃1ヶ月分程度が相場です。これは、物件を確保するための保証金的な意味合いを持ち、契約が成立しなければ返金されます。しかし、今回のケースでは、契約前に全額を支払うよう求められているため、もし契約が不成立になった場合、全額の返金が保証されない可能性があります。

重要事項説明と契約書への署名

不動産会社は、重要事項説明の前に全額の支払いを求めています。これは法律上問題があります。重要事項説明は、契約内容を十分に理解した上で契約を締結するための重要な手続きです。重要事項説明を受ける前に契約を締結することはできません。また、契約書に署名捺印する前に、内容を十分に確認する必要があります。

専門家への相談

今回の状況は、一般的な賃貸契約の慣習から大きく逸脱しています。不安を感じるのであれば、すぐに専門家である弁護士や不動産会社に相談することを強くお勧めします。消費者センターへの相談も有効です。

具体的な対処法

* 契約書を確認する:契約書の内容を丁寧に確認し、不明な点は不動産会社に質問しましょう。特に、解約条件や違約金に関する条項をよく読んでください。
* 支払いを保留する:契約書の内容に納得できない、または不安な点がある場合は、支払いを保留しましょう。契約締結前に全額支払う必要はありません。
* 他の物件を探す:どうしても不安が残る場合は、他の物件を探すことも検討しましょう。気に入った物件とはいえ、高額な費用を支払うリスクを負う必要はありません。
* 専門家への相談:弁護士や不動産会社、消費者センターなどに相談し、法的観点からアドバイスを求めましょう。

信頼できる不動産会社の見極め方

今回のケースのようなトラブルを避けるためには、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。

  • 複数の不動産会社に相談する:複数の会社から情報を得ることで、相場観やサービス内容の違いを比較できます。
  • 会社の評判を調べる:インターネットなどで会社の評判を調べ、口コミなどを参考にしましょう。
  • 契約内容を丁寧に説明してくれるか:契約内容を丁寧に説明し、質問にもきちんと答えてくれる会社を選びましょう。
  • 無理強いされないか:契約を急がせるような、または無理強いするような会社は避けるべきです。

まとめ

賃貸契約は、高額な費用が伴う重要な契約です。契約前に不安を感じたら、決して無理に契約を進めず、専門家などに相談しましょう。冷静に状況を判断し、自分にとって最善の選択をすることが大切です。

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