賃貸物件内覧チェックリスト!間取り図だけではわからない重要ポイント

今日、賃貸物件の内覧に行きます。家具などのサイズは計測済みです。間取りや窓・玄関の寸法以外に見ておくべき点はありますか?前の居住人の退去直後で部屋のクリーニングは未実施です。

賃貸物件内覧:間取り図だけではわからない重要ポイント

家具のサイズを測っていても、実際に部屋に置いてみた時のイメージと異なることは多々あります。間取り図や窓、玄関の寸法だけでなく、快適な生活を送るために、内覧時に確認すべきポイントがいくつかあります。特に、クリーニング前の状態での内覧では、普段は見過ごしがちな部分にも注意が必要です。

1. 採光と通風:日当たりと風通しの確認

間取り図では分かりにくい、実際の採光と通風状況を確認しましょう。

* 日当たり:午前と午後の両方で、どのくらいの時間、太陽光が差し込むかを確認します。特に、リビングや寝室は日当たりが良い方が快適です。カーテンやブラインドを開けて、窓からの光の様子をしっかりチェックしましょう。南向きの部屋は日当たりが良いと期待できますが、隣接する建物の影になる時間帯がないか確認するのも重要です。
* 風通し:窓を開けた時の風通しの良さを確認します。風が通り抜けるかどうか、また、風の流れによって生じる不快感(例えば、風が直接当たる場所があるかなど)がないかを確認しましょう。特に、夏場の暑さ対策として、風通しの良さは重要なポイントです。ベランダやバルコニーがある場合は、その広さや使い勝手も確認しましょう。

2. 収納スペース:実寸と使い勝手の確認

間取り図に記載されている収納スペースのサイズと、実際のサイズを比較し、使い勝手を確認しましょう。

* 収納スペースの寸法:クローゼットや押入れの奥行き、高さ、幅を実際に測り、事前に計測した家具が収納できるかどうかを確認します。収納棚の強度や、扉の開閉の具合もチェックしましょう。
* 収納スペースの使い勝手:収納スペースの配置や使いやすさを確認します。例えば、クローゼットの扉が開閉しやすいか、収納スペースに湿気やカビがないかを確認しましょう。収納スペースが少ない場合は、追加の収納家具が必要になる可能性を考慮しましょう。

3. 水回り:設備の老朽化と機能性の確認

キッチン、浴室、トイレなどの水回りは、特に注意深く確認しましょう。

* キッチン:シンクやコンロの汚れ、水漏れがないかを確認します。収納スペースの広さや使い勝手、換気扇の動作もチェックしましょう。
* 浴室:排水溝の詰まりや、カビの発生状況を確認します。換気扇の動作や、浴槽やシャワーの水圧もチェックしましょう。浴室乾燥機があれば、その機能も確認しましょう。
* トイレ:便器や便座の汚れ、水漏れがないかを確認します。排水管の詰まりや、換気扇の動作もチェックしましょう。

4. 建物の状態:老朽化や修繕状況の確認

クリーニング前の状態だからこそ見つけられる、建物の老朽化や修繕状況を確認しましょう。

* 壁や天井:ひび割れや汚れ、シミがないかを確認します。特に、湿気によるカビの発生がないか注意深くチェックしましょう。
* 床:傷やへこみ、汚れがないかを確認します。床材の種類や状態も確認しましょう。フローリングの剥がれや、カーペットの汚れなどにも注意が必要です。
* 窓やドア:隙間風や、窓やドアの開閉の具合を確認します。防音性や断熱性も確認しましょう。

5. 周辺環境:騒音や生活環境の確認

間取り図からはわからない、周辺環境も重要なチェックポイントです。

* 騒音:道路の騒音や、近隣からの騒音がないか確認します。時間帯によって騒音レベルが変わる可能性があるので、昼と夜で確認すると良いでしょう。
* 生活環境:スーパーやコンビニ、病院などの立地を確認します。公共交通機関へのアクセスも確認しましょう。

6. クリーニング前の状態での確認事項

クリーニング前だからこそ確認できることがあります。

* 汚れや傷:壁や床、水回りの汚れや傷を写真に撮っておきましょう。退去時の原状回復の際に、トラブルを避けるためにも重要です。
* 臭い:タバコやペットの臭い、カビ臭などがないかを確認します。換気をして臭いが取れるか確認しましょう。
* 害虫:ゴキブリやネズミなどの害虫の痕跡がないかを確認します。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、内覧時に確認すべき点をアドバイスします。

「間取り図だけではわからない、部屋の雰囲気や採光、収納スペースの使い勝手などは、実際に足を運んで確認することが大切です。特に、家具を配置した時のイメージを事前にシミュレーションし、家具のサイズだけでなく、動線や生活空間の広さも確認しましょう。また、窓からの景色や周辺環境も、生活の質に大きく影響しますので、しっかりと確認してください。」

具体的なアドバイス:チェックリストの作成と活用

内覧前にチェックリストを作成し、確認事項を漏れなくチェックしましょう。

  • 採光と通風:日当たり、風通し、窓の大きさ、向き
  • 収納スペース:クローゼット、押入れのサイズ、使い勝手
  • 水回り:キッチン、浴室、トイレの設備、状態
  • 建物の状態:壁、天井、床、窓、ドアの状態
  • 周辺環境:騒音、生活環境、交通アクセス
  • その他:コンセントの位置、スイッチの場所、収納の有無

内覧後には、確認事項をメモしておき、写真や動画で記録に残しましょう。これらは、後で物件を選ぶ際の判断材料になります。

まとめ:快適な住まい選びのために

賃貸物件の内覧は、快適な生活を送るための重要なステップです。間取り図だけではわからない点をしっかりと確認し、後悔のない物件選びをしましょう。この記事で紹介したチェックリストを活用し、理想の住まいを見つけてください。

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