賃貸物件の網戸破損トラブル!リフォーム費用と修理費用、誰が負担すべき?

賃貸契約をしました。今日、鍵をもらい見に行ったら(2回目)網戸が外れて壊れてました。そのことを、不動産屋に言って直してもらおうとしたら、その部屋はリフォームに200万かかってるから、網戸は自腹で直してくださいと言われました。私が壊したわけではないのにそんな……大家さんは、直してくれないのでしょうか?

賃貸物件における修繕責任:大家さん、不動産会社、そして借主

賃貸物件に住む上で、修繕問題は避けて通れません。今回のケースのように、入居前に既に破損していた箇所を発見した場合、誰が修理費用を負担すべきか、非常に悩ましい問題です。結論から言うと、入居前に存在した破損は、原則として大家さんの責任で修理する必要があります。 不動産会社は大家さんの代理人として対応する立場です。リフォーム費用が200万円かかっていたとしても、それは網戸の修繕とは別問題です。

入居前の破損は大家さんの責任

民法606条では、賃貸借契約において、貸主(大家さん)は、借主(あなた)に「目的物の使用及び収益をさせる義務」を負っています。これは、借主が安心して物件を使用できる状態を維持する義務を意味します。入居前に網戸が破損していたということは、この義務を果たせていない状態です。そのため、大家さんは網戸の修理費用を負担する責任があります。

不動産会社の対応:交渉のポイント

不動産会社が「リフォーム費用が200万円かかっているから、自腹で直してください」と言ってきたのは、不適切な対応です。リフォーム費用は、物件全体の価値向上に関する費用であり、網戸の修理費用とは全く関係ありません。

しかし、不動産会社との交渉は、冷静かつ丁寧に進めることが重要です。以下のような点を踏まえて、対応しましょう。

  • 証拠を確保する:破損状況の写真や動画を撮影し、証拠として残しておきましょう。できれば、入居前の物件の状態がわかる写真があれば、さらに有利です。
  • 冷静に事実を伝える:感情的にならず、事実を淡々と説明しましょう。「入居前に網戸が破損していたことを確認しました。これは私の責任ではないため、修理をお願いします」といった具合です。
  • 書面でのやり取り:メールや手紙で、不動産会社とのやり取りを記録に残しておきましょう。口約束ではトラブルになった際に不利になる可能性があります。
  • 法律に基づいた主張:必要であれば、「民法606条に基づき、貸主は目的物の修繕義務を負う」といったように、法律に基づいた主張をしましょう。
  • 専門家の相談:どうしても解決しない場合は、弁護士や不動産相談窓口に相談することを検討しましょう。

具体的な対応策:交渉から法的措置まで

まず、不動産会社に改めて、入居前に網戸が破損していたことを伝え、修理を依頼しましょう。その際、撮影した写真や動画を証拠として提示します。

交渉が難航した場合の対応

もし、交渉が難航する場合は、以下の対応を検討しましょう。

  • 大家さんに直接連絡する:不動産会社を介さず、大家さんに直接連絡してみるのも有効です。不動産会社が大家さんの指示に従って対応している可能性もあります。
  • 消費者センターへの相談:消費者センターは、消費者の権利を守るための相談窓口です。不動産会社とのトラブルについて相談し、解決策を検討してもらいましょう。
  • 弁護士への相談:それでも解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば法的措置を取ってくれます。

インテリアと修繕:快適な住空間を保つために

今回の網戸の破損は、快適な住空間を維持する上で大きな問題です。 網戸は、虫の侵入を防ぎ、風通しをよくする重要な役割を果たしています。 破損したまま放置すると、生活に支障をきたす可能性があります。 快適なインテリアを楽しむためにも、住まいの修繕はきちんと行うことが大切です。

インテリアに合わせた網戸選び

網戸の修理を機に、インテリアに合わせた網戸を選ぶのも良いでしょう。例えば、ベージュの壁や家具が多い部屋であれば、目立たない色の網戸を選び、部屋全体の統一感を高めることができます。 様々な色の網戸が販売されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選んでみましょう。

まとめ:権利を主張し、快適な住まいを手に入れよう

賃貸物件において、入居前に存在した破損は大家さんの責任です。 不動産会社が不当な要求をしてきたとしても、冷静に事実を伝え、証拠を提示しながら交渉を進めましょう。 必要であれば、専門家への相談も検討してください。 快適な住空間を手に入れるためにも、自分の権利を主張することが大切です。 今回の経験を活かし、今後の賃貸生活でもトラブルを回避できるよう、契約内容をよく確認し、不明な点はすぐに質問するようにしましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)