賃貸物件の現状回復と清掃:黄ばみ、汚れ、埃への対処法

部屋を賃貸で借りる事になり契約も済んでるんですけど、部屋が元の借主が住んでいた状態のままです。(壁のクロス、天井の張替えがなくヤニのような黄ばみが全体に付いている)(襖に手垢のような跡がついている)(備え付けのクーラーの中が埃でいっぱい)細かいようですが、敷金もきちんと払うので綺麗な状態で引き渡して戴きたいと不動産屋さんにも大家さんにも言ったのですが、「どことどこが汚れていると一筆書くから」としか言ってくれません。これって仕方ない事なんですか?

賃貸物件の現状回復問題:入居前の清掃は誰の責任?

賃貸物件を借りる際、前の居住者のままの状態を引き継ぐことは、残念ながらよくあるケースです。特に、長期間空室だった物件や、管理状態が行き届いていない物件では、黄ばみ、汚れ、埃などの問題が発生しやすいです。しかし、敷金を支払う以上、清潔で快適な住環境を期待するのは当然の権利です。今回のケースでは、現状回復に関する認識のずれが生じている可能性が高いです。

現状回復義務と入居者の権利

賃貸借契約において、現状回復義務は家主(大家さん)にあります。これは、契約時に合意した状態を維持する義務であり、著しい汚れや破損は家主が責任を負うべきです。ただし、借主の故意または過失による損傷は除かれます。今回のケースでは、前の居住者の使用による黄ばみや汚れ、埃は、家主の現状回復義務の範囲に含まれる可能性が高いと言えます。

不動産会社と大家さんの役割

不動産会社は、家主を代理して賃貸物件の管理・仲介を行う立場です。大家さんとの連携を取りながら、物件の清掃や修繕を適切に進める責任があります。大家さんは、物件の所有者として、現状回復義務を果たす責任を負います。両者とも、借主の正当な要求を無視することはできません。

具体的な対応策:清掃・修繕の交渉方法

「どことどこが汚れていると一筆書くから」という対応は、残念ながら適切ではありません。家主や不動産会社は、具体的な清掃内容や修繕範囲を提示し、合意を得る必要があります。以下に、具体的な対応策を示します。

1. 具体的な汚れ箇所を写真・動画で記録する

まず、壁の黄ばみ、襖の手垢、クーラーの埃など、問題となっている箇所を写真や動画で詳細に記録しましょう。複数枚の写真を撮り、角度を変えて撮影することで、汚れの程度を客観的に示すことができます。特に、黄ばみの広がり具合や、手垢の付着状況、クーラー内部の埃の量などを明確に写すことが重要です。

2. 書面で現状回復を要求する

写真や動画を証拠として、書面で現状回復を要求しましょう。その際、具体的な箇所の指摘だけでなく、希望する清掃方法や修繕内容(例えば、壁のクロス張替え、襖の清掃、クーラーの清掃など)を明確に記載します。書面には、日付と署名・捺印を忘れずに行いましょう。内容証明郵便で送付すれば、証拠としてより有効になります。

3. 不動産会社と大家さんへの連絡方法

不動産会社と大家さんには、書面を送付した後、電話やメールで連絡を取り、現状回復の進捗状況を確認しましょう。具体的な対応時期や方法について、明確な回答を得ることが重要です。連絡は、記録として残せる方法(メールなど)で行うことをおすすめします。

4. 必要に応じて専門家の意見を聞く

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家の意見を聞くことを検討しましょう。専門家は、法律的な観点からアドバイスを行い、交渉を有利に進めることができます。

具体的な清掃方法:DIYでできること

家主や不動産会社との交渉と並行して、DIYでできる範囲の清掃を行うことも有効です。ただし、無理な清掃はかえって状況を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

壁の黄ばみ:洗剤の種類と注意点

壁の黄ばみは、洗剤の種類によって効果が異なります。中性洗剤を薄めたもので拭き取ってみましょう。ただし、クロスによっては色落ちする可能性があるため、目立たない場所で試してから全体に使用するようにしてください。ひどい黄ばみは、専門業者に依頼する方が安全です。

襖の手垢:適切な洗剤と拭き方

襖の手垢は、中性洗剤を薄めたもので優しく拭き取ります。強くこすりすぎると、襖が傷む可能性があります。また、水拭きしすぎると、シミになる可能性があるので注意が必要です。

クーラーの埃:掃除機とブラシを活用

クーラー内部の埃は、掃除機とブラシを使って丁寧に清掃します。電源を切ってから作業を行い、安全に配慮しましょう。ただし、専門的な知識や技術が必要な作業は、専門業者に依頼することをお勧めします。

専門家からのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子さんによると、「賃貸物件の清掃は、入居前にしっかりと行うことが、快適な生活を送る上で非常に重要です。家主との交渉がスムーズに進まない場合は、専門家への相談を検討しましょう。写真や動画などの証拠をしっかり残しておくことが、交渉を有利に進める上で役立ちます。」とのことです。

まとめ:権利を主張し、快適な住まいを手に入れよう

賃貸物件の現状回復問題は、入居者にとって大きなストレスとなります。しかし、権利を主張し、家主や不動産会社と適切にコミュニケーションをとることで、解決できる可能性が高いです。この記事で紹介した具体的な対応策を参考に、快適な住まいを手に入れてください。

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