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築40年アパートでの無断立ち入り:あなたの不安は正当です
築40年のアパート、しかも年末年始の時期に鍵を受け取り、その後、部屋の状態が変更されていたとのこと。ご不安な気持ち、よく分かります。賃貸契約において、入居者の承諾なく部屋に立ち入ることは、原則として認められていません。特に、あなたのように荷物がほとんど搬入されていない状況で、屋根裏への板が移動していたとなると、無断侵入の可能性が高いと言えるでしょう。これは、プライバシー権の侵害にも当たります。
大家・不動産会社の言い分と対応策
大家さんや不動産会社は、建物の修繕や点検、緊急時の対応などを理由に立ち入る可能性があります。しかし、事前に連絡がないまま立ち入ることは、正当な理由があっても許される行為ではありません。 彼らは、あなたの不在を確認した上で、何らかの理由で部屋に入った可能性があります。考えられる理由は以下です。
- 建物の点検・修繕:築40年ということもあり、屋根裏の点検が必要だった可能性があります。しかし、その場合は必ず事前に連絡すべきです。
- 緊急事態への対応:水漏れや火災などの緊急事態が発生した場合、大家や不動産会社は迅速に対応する必要があります。しかし、これも事後に報告されるべきです。
- 清掃:入居前の最終清掃として、大家または管理会社が立ち入った可能性も考えられます。しかし、これも事前に連絡すべきです。
しかし、これらの可能性は、事後報告がない限り、推測の域を出ません。重要なのは、あなたに事前に連絡があったかどうかです。連絡がなかった場合は、無断侵入とみなすことができます。
具体的な対応と今後の対策
7日以降、大家さんや不動産会社に連絡を取り、以下の点を明確に伝えましょう。
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- 屋根裏の板が移動していたこと、その事実を確認すること。
- 無断で部屋に立ち入られたことへの強い抗議。プライバシー権の侵害であることを明確に伝えましょう。
- 今後の無断立ち入りを厳重に戒めること。再発防止策を具体的に求めることも重要です。
- 万一、無断侵入が繰り返された場合の対応について確認すること。契約解除も視野に入れるべきです。
電話でのやり取りは記録に残りにくいので、メールや書面で連絡を取り、記録を残しておくことをお勧めします。
防犯対策:補助錠の取り付けとその他
補助錠の取り付けが難しいとのことですが、防犯対策は非常に重要です。 専門業者に相談し、ドアの形状に合わせた補助錠の取り付け方法を検討しましょう。 以下のような対策も有効です。
- 防犯カメラの設置:賃貸物件でも設置可能な小型の防犯カメラがあります。設置の可否は大家さんに確認しましょう。
- 窓の強化:窓に防犯フィルムを貼ることで、ガラス破りを防ぐことができます。
- 防犯ブザーの携帯:緊急時に備えて、防犯ブザーを常に携帯しましょう。
- 近隣住民との交流:近隣住民と良好な関係を築くことで、不審な人物の目撃情報などを共有できます。
- 不在時の対策:不在にする際は、郵便物を溜めない、新聞の配達を一時停止するなど、不在であることを悟られない工夫をしましょう。
専門家の意見:弁護士への相談
もし、大家さんや不動産会社との話し合いがうまくいかず、納得のいく解決が得られない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を擁護し、適切な対応をアドバイスしてくれます。
まとめ:あなたの権利を主張し、安心安全な住まいを確保しましょう
今回の件は、あなたの不安は正当なものです。冷静に状況を把握し、大家さんや不動産会社としっかりと話し合うことが重要です。それでも解決しない場合は、専門家の力を借りましょう。安心して暮らせる住まいを確保するためには、あなたの権利を主張することが大切です。