賃貸物件の壁紙汚れと入居前チェック:トラブルを防ぐための徹底ガイド

賃貸の部屋でお聞きしたい事があります。いくつかの物件を内覧しその中で気に入った部屋があり申込をしたのですが(只今審査中です)どうも色々見た中で壁紙が一番汚かったのが気になっています。(切れたり剥がれたりはしてませんが新しく無くシミみたいなのがあります)古い木造や鉄筋など全部で7部屋を内覧しましたが、何処も壁紙はわりと綺麗だったのでクリーニングは壁紙も替えるものだと勝手に思っていました。自分が入居し生活したらまたある程度は汚れると思うのですが、退去する時がきて、そろそろ壁紙を変えたいとその時点でオーナーが思った時に前の居住者の汚れもあるのに私が壁紙代を支払う事になりますか?管理会社はクリーニングも済んでいるので審査が通ったら早く入居して欲しいようなのですが、クリーニングの通常と言うものがよく分かりません。入居前チェックで傷とか確認すると思うのですが、壁紙の汚れ部分とかも的確にしておけば大丈夫でしょうか。審査が通った後に話をするならば仲介業者と管理会社どちらに話をすべきか教えて下さい。あと審査が通った後どこの時点までならキャンセル可能か教えて下さい。宜しくお願いします。

賃貸物件の壁紙の汚れと退去時の修繕費用について

ご質問ありがとうございます。賃貸物件の内覧で壁紙の汚れが気になり、退去時の修繕費用について不安を感じているとのことですね。結論から言うと、通常の使用による汚れであれば、退去時の修繕費用を負担する必要はありません。ただし、「通常の使用」の範囲を超える汚れや破損は、借主が負担することになります。

具体的にどのような汚れなのかが重要です。単なる生活による多少の汚れや黄ばみは、通常、原状回復義務の範囲外とみなされます。しかし、タバコのヤニによる黄ばみや、ペットによる汚れ、大きなシミなどは、通常の使用の範囲を超える可能性があり、修繕費用を請求される可能性があります。

入居前に、壁紙の汚れについて写真や動画で記録を残しておくことを強くお勧めします。入居前チェックシートに汚れの状態を詳細に記載し、管理会社と確認・署名捺印してもらうことで、後々のトラブルを回避できます。

入居前チェックの重要性と具体的な手順

入居前チェックは、物件の状態を正確に把握し、トラブルを防ぐために非常に重要です。壁紙の汚れだけでなく、床、壁、設備など、隅々まで確認しましょう。

  • 写真・動画撮影:汚れや傷などを写真や動画で記録します。日付と時間、物件名などを記録しておきましょう。
  • チェックシートの活用:管理会社から提供されるチェックシートに、汚れや傷の状態を詳細に記入します。曖昧な表現ではなく、「〇〇箇所に直径1cmの汚れあり」など、具体的な記述を心がけましょう。
  • 管理会社との確認:チェックシートに記載した内容を管理会社と確認し、署名・捺印をもらいます。この際、写真や動画を提示して、状態を共有しましょう。

上記の手順を踏むことで、入居後のトラブルを最小限に抑えることができます。

トイレの便器のヒビと床下のベコベコについて

トイレの便器にヒビが入っていること、床下がベコベコしていることは、入居前に必ず管理会社に報告する必要があります。

便器のヒビが使用に支障がないとしても、安全上の問題や将来的な故障につながる可能性があります。床下のベコベコは、下地の劣化や水漏れなどが原因の可能性があり、早めの対応が必要です。

これらの問題についても、写真や動画で記録を残し、入居前チェックシートに詳細に記載して管理会社に報告しましょう。

仲介業者と管理会社への相談

審査が通った後に問題点を指摘する場合は、まずは管理会社に連絡するのが適切です。管理会社は物件の管理責任者であり、修繕や対応について直接的な権限を持っています。仲介業者は、契約の仲介を行う役割であり、修繕に関する決定権は持ちません。

ただし、管理会社との交渉が難航する場合は、仲介業者にも相談することをお勧めします。仲介業者は、双方の立場を理解しており、円滑な解決に導くためのサポートをしてくれる可能性があります。

賃貸契約のキャンセルについて

賃貸契約のキャンセルは、契約締結前であれば原則として可能です。しかし、契約締結後、特に入居日が近づいている場合は、キャンセル料が発生する可能性があります。契約書に記載されているキャンセル規定を確認し、管理会社と相談しましょう。

クリーニングの範囲について

クリーニングの範囲は、物件によって異なります。一般的には、床や壁の清掃、水回りの清掃などが含まれますが、壁紙の張り替えは含まれないことが多いです。ただし、著しく汚れている場合は、クリーニングの範囲に含まれる可能性もあります。

まとめ

賃貸物件の入居前に、壁紙の汚れや設備の不具合を発見した場合は、入居前チェックを徹底し、写真や動画で記録を残すことが重要です。問題点を管理会社に報告し、必要に応じて仲介業者にも相談しましょう。契約締結前であればキャンセルも可能です。しかし、契約締結後はキャンセル料が発生する可能性があるため、契約内容をよく確認しましょう。

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