賃貸物件の初期費用が安すぎる?その裏に潜むリスクと見極め方

賃貸について。この部屋はあやしいですよね?最近、引越しを考えているため不動産会社にいきました。条件は初期費用安めという事をつたえたところ、よすぎる部屋・立地で逆に怪しさを感じました。内容は新築・未入居・鍵交換や保証会社費用などは大家持ち・仲介料は30000円でした。家賃は90000円の1DKで大阪市内、立地もかなりいいとこです。初期費用は全部こみ込み120000万くらいでした。しかもプロジェクターをくれるといっています。怪しいとおもうのは私だけでしょうか?

あまりにも好条件な賃貸物件…本当に大丈夫?

大阪市内、好立地、新築・未入居の1DKで家賃9万円、初期費用120万円(仲介手数料3万円込み)、さらにプロジェクター付き…確かに魅力的な条件です。しかし、安すぎる初期費用や付加価値の高いサービスには、何か裏があるのではないかと疑うのは当然でしょう。このケースでは、物件そのものよりも、その背景にある事情に注意深く目を向ける必要があります。

初期費用が安い理由を探る:隠されたリスクの可能性

初期費用が異常に安い理由を、いくつかの可能性から考えてみましょう。

1. 物件の欠陥や問題点の隠蔽

* 騒音問題: 近隣に騒音源があり、入居率が低い可能性があります。
* 日照不足: 写真では分かりにくい、日当たりが悪いなどの問題があるかもしれません。
* 修繕費用の高騰: 建物の老朽化や隠れた欠陥があり、将来的に高額な修繕費用を請求される可能性があります。
* 周辺環境の問題: 物件周辺に治安の悪い場所や、嫌な臭いの発生源など、写真や説明では分かりにくい問題があるかもしれません。
* 害虫・カビの問題: 新築でも、施工不良や管理不足により、害虫やカビの問題が発生している可能性があります。

これらの問題は、入居後に発覚することが多く、その際には多額の費用負担を強いられる可能性があります。契約前に、しっかりと物件の状態を確認することが重要です。

2. 空室対策としての過剰なサービス提供

空室が長期にわたって続いている場合、不動産会社は入居者を確保するために、初期費用を安くしたり、プロジェクターなどの特典を付け加えたりすることがあります。これは、一見魅力的に見えますが、物件に問題がある可能性を示唆している場合もあります。

3. 契約期間や条件の不利な設定

初期費用を抑える代わりに、契約期間が短かったり、更新料が高かったり、解約違約金が大きかったりする可能性があります。契約書をよく読んで、不利な条件がないかを確認しましょう。

4. その他の要因

* 不動産会社の経営状況: 不良債権を抱えている不動産会社が、早期に資金を回収するために、安価で物件を貸し出している可能性も考えられます。
* オーナーの事情: オーナーが急いで物件を貸し出したい事情があるかもしれません。

怪しい物件を見抜くためのチェックポイント

では、実際にどのような点に注意すれば、怪しい物件を見抜けるのでしょうか?

1. 物件の周辺環境を徹底的に調査する

* 現地確認: 写真や説明だけでは分からない部分も多いので、必ず現地に足を運び、周辺環境を自分の目で確認しましょう。
* 近隣住民への聞き込み: 近隣住民に、物件や周辺環境について話を聞いてみるのも有効です。
* インターネット検索: Googleマップなどのストリートビュー機能を活用したり、インターネットで周辺の情報を検索したりしましょう。

2. 契約書を丁寧に確認する

* 重要事項説明書: 物件に関する重要な事項が記載されているので、隅々まで確認しましょう。
* 特約事項: 特約事項に、不利な条件が設定されていないかを確認しましょう。
* 解約条件: 解約した場合の違約金などが明確に記載されているかを確認しましょう。

3. 不動産会社への質問を積極的に行う

* 初期費用が安い理由: 初期費用が安い理由について、不動産会社に明確な説明を求めましょう。
* プロジェクターの保証: プロジェクターの保証期間や修理方法について確認しましょう。
* 過去の入居状況: 過去の入居状況や退去理由について質問してみましょう。

4. 専門家への相談

不安な場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談してみるのも良いでしょう。

グレーな物件を避けるための賢い賃貸探し

グレーな物件を避けるためには、焦らずじっくりと物件を探すことが重要です。複数の不動産会社に相談し、様々な物件を見比べて、自分に最適な物件を選びましょう。

まとめ:慎重な判断と情報収集が大切

初期費用が安すぎる物件は、一見魅力的に見えますが、その裏には様々なリスクが潜んでいる可能性があります。契約前に、物件の状態や周辺環境をしっかりと確認し、契約書の内容を丁寧に確認することが大切です。不安な場合は、専門家に相談するのも良いでしょう。

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