賃貸物件からのストーカー入居者の退去依頼:法的根拠と具体的な手順

【コイン500枚】賃貸の退去依頼について。厄介な住人。(長文、代理質問です) 親戚が賃貸物件を持っており、ただ今入居者がいるのですが、 事情があり退去依頼をしたい状況になっているためお知恵をお貸し下さい。 【状況説明】 物件:公団住宅の一室→UR賃貸かどうかは本人も不明 入居者:独り暮らし 更新なしで住んでいられます。家賃の滞納などはありません。 【退去依頼の経緯】 ・該当の物件と親戚の家は見えるくらいの近い距離 ・物件は親戚が購入してからリフォームやクリーニングなどしておらず、築40年近くの公団の部屋なので、古くて綺麗ではなくなかなか借り手が見つからなかった。そんなあまり良くないな物件にも関わらずいきなり借り手が見つかった。借り主はその金額でも倍でも入居したいと申し出、珍しい人がいるものだと親戚も喜び契約した。(この時に契約者が誰か知らなかった。) ・入居日に会ってみてびっくり、ずっと自分をストーカーしている人だった。 ・ただお金を必要としていた時期なので、お金を払ってくれるなら…とそのまま住まわせている。 ・住んでからストーカー行為が激増。職場の前で待っているのは当たり前。親戚がキッチンにいるときに親戚宅に勝手に上がり込み、ソファに座っていることもあった。 【退去してほしい理由】 ・兄弟が海外勤務から帰ってくるので部屋が必要になった。(帰国時期は4月か6月) ・この際なので兄弟の帰国を理由に退去してもらいたい。 ★☆★☆★☆★☆以下、ご教示下さい★☆★☆★☆★☆ ①質問者が調べたところ、法律?では退去依頼は「正当な理由」があり、6か月~1年以降に退去することが通例のようですが、明らかにストーカーであっても6か月ルールは適用されますか?また公団と一般住宅では違いますか? ②正当な理由にするためには何が必要でしょうか?例→警察に被害届を出すなど ③入居者は貸し主の生活を援助している気になっているため、退去するなら二倍の金額を払うと言ってきそうです。何か法的に根拠のある退去依頼方法はありますか? ④4月か6月には兄弟が戻ってきますのでどうしても空けてほしいのですが、どうにかならないものでしょうか…。 ⑤更新のない物件です。正当な理由とみなされず、退去依頼にも応じてくれない場合には、ずっと住み続けられてしまうのでしょうか? ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ どうかご教示の程よろしくお願いいたします。 質問者としては親戚の態度の甘さは否めないと思っています。 ただその時はお金に困っていたことと断る恐怖でそのまま住まわせたと申しております。(甘いですが。) 後腐れなく今後も家族が安全に暮らしていきたいのが本心です

賃貸物件からの退去依頼:ストーカー行為と法的対応

親戚の方が所有する賃貸物件に、ストーカー行為を行う入居者が住んでいるという深刻な状況ですね。 6ヶ月ルールや正当な理由、そして具体的な退去依頼の方法について、詳しく解説していきます。

1.6ヶ月ルールとストーカー行為

一般的に、賃貸借契約において、貸主が正当な理由なく解約を申し込むことはできません。 「6ヶ月ルール」と呼ばれる慣習的な期間がありますが、これはあくまで目安であり、法律で定められたものではありません。 ストーカー行為は、明らかに「正当な理由」に該当します。 6ヶ月経過していなくても、賃貸借契約を解除できる可能性が高いです。 UR賃貸住宅であっても、一般住宅であっても、この点は変わりません。 ただし、裁判になった場合、証拠が重要になりますので、後述する対策をしっかりと行う必要があります。

2.正当な理由を立証するための対策

ストーカー行為を正当な理由とするためには、具体的な証拠を揃えることが不可欠です。

  • 警察への被害届の提出:これは最も重要な証拠となります。 ストーカー行為の内容、日時、場所などを詳細に記録した上で、警察に被害届を提出しましょう。 警察が介入することで、状況証拠としても有効になります。
  • 証拠写真の撮影・動画撮影:ストーカー行為の証拠となる写真や動画を証拠として残しましょう。 日付と時刻が記録されていることが重要です。 ただし、撮影する際には、自身の安全を第一に考慮してください。
  • 証人確保:ストーカー行為を目撃した人がいれば、証人として証言を得ることが重要です。 証言内容を記録しておきましょう。
  • メールやLINEなどの記録:ストーカー行為に関するメールやLINEなどの記録があれば、証拠として有効です。 スクリーンショットなどを保存しておきましょう。

これらの証拠を元に、弁護士に相談し、内容証明郵便で退去を要求することが有効です。

3.退去を拒否された場合の対応

入居者が退去に応じない場合、裁判による解決を検討する必要があります。 弁護士に相談し、訴訟手続きを進めることで、裁判所の判決に基づいて退去させることができます。 裁判では、これまで集めた証拠が非常に重要になります。 また、裁判費用も考慮する必要があります。

4.退去費用に関する交渉

入居者が多額の慰謝料を要求してきた場合、弁護士と相談しながら対応しましょう。 法的な根拠のない要求には応じる必要はありません。 弁護士が交渉にあたることで、不当な要求を回避できる可能性があります。

5.兄弟の帰国時期との調整

兄弟の帰国時期が4月か6月と迫っている状況では、迅速な対応が求められます。 弁護士に相談し、早期の解決を目指しましょう。 内容証明郵便を送付するなど、法的措置を講じることで、入居者に退去の意思を明確に伝え、迅速な対応を促すことができます。

6.更新のない物件の場合

更新のない物件であっても、正当な理由があれば、賃貸借契約を解除できます。 ストーカー行為は正当な理由に該当するため、入居者に退去を求めることができます。 ただし、裁判になる可能性も考慮し、弁護士に相談することが重要です。

専門家の視点:弁護士への相談が不可欠

今回のケースは、ストーカー行為という重大な問題を含んでいるため、弁護士への相談は必須です。 弁護士は、法的根拠に基づいた適切なアドバイスを行い、必要に応じて裁判手続きをサポートしてくれます。 早期に弁護士に相談することで、よりスムーズな解決に繋がるでしょう。

まとめ:迅速かつ適切な対応を

親戚の方の状況は、非常に困難な状況であることは間違いありません。しかし、適切な法的措置を講じることで、解決への道筋が見えてきます。 警察への相談、証拠の収集、そして弁護士への相談を迅速に行い、安全に、そして法的に正しい方法で問題解決に取り組むことが重要です。 焦らず、一つずつ確実にステップを踏んでいくことで、必ず解決できるはずです。

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