賃貸木造アパートの壁・床の隙間とネイルダスト問題:原因と対策、退去時の注意点

大東建託の木造アパートに1年ちょっと住んでます。重ための家具の置いてある部分の壁と床の接着面に隙間ができてきています・・・洗濯機がおいてある部分の天井と壁の接着面にも隙間ができています。閉めたドアが壁に直に当たらないようについている板もこないだはずれました。電車が近くに走っているため、電車が通るたびに軽く震度1くらいゆれるんですが、そのせいでしょうか?賃貸の木造アパートに住むのは初めてなので隙間を発見したときはびっくりしました。さらに、自宅で友達にネイルをしてあげるんですけど、ネイルを形成するために、削るんですが、そのダストを掃除するのを忘れてて数日後、部屋を掃除しようとしたら、部屋の隅にダストがたまってるんです・・・しかも、ダストが流れていったようなあとがあるんです!!びっくりしました。これって床がゆがんできてるんですよね?退去するときに修理費とか追加されないか心配です。

賃貸木造アパートの壁や床の隙間、そしてネイルダストの問題:原因と対策

ご質問ありがとうございます。賃貸の木造アパートで発生した壁や床の隙間、そしてネイルダストの移動について、ご心配されていることと思います。一つずつ原因と対策、そして退去時の注意点について詳しく解説していきます。

1. 壁と床、天井の隙間:原因と対策

壁や床、天井に隙間ができた原因として、いくつか考えられます。

  • 建物の経年劣化:木造アパートは、経年劣化によって木材の収縮や変形が起こりやすく、隙間が発生することがあります。特に、湿度や温度の変化が激しい時期は、この現象が顕著になります。
  • 重量物の設置:重い家具や洗濯機を長時間同じ場所に置いておくと、床や壁に負担がかかり、変形や隙間が発生する可能性があります。特に、床の強度が低い部分に設置すると、影響が出やすくなります。
  • 地震や振動:電車の振動も、微小な揺れとはいえ、長期間にわたって繰り返されると、建物の構造に影響を与える可能性があります。特に、木造建築はコンクリート建築に比べて地震や振動の影響を受けやすいです。
  • 施工不良:稀にですが、施工不良によって、最初から隙間が発生しやすい状態になっているケースもあります。この場合は、大家さんや管理会社に相談する必要があります。

これらの原因を踏まえて、具体的な対策を検討しましょう。

  • 家具の配置を見直す:重い家具は、床への負担を軽減するために、できるだけ分散して配置しましょう。また、家具の脚に、床への負担を軽減するフェルトなどを貼るのも有効です。
  • 定期的な点検:定期的に壁や床、天井の状態をチェックし、小さな隙間を発見したら、早めに大家さんや管理会社に報告しましょう。早期発見・早期対応が重要です。
  • 湿度・温度管理:室内の湿度や温度を適切に管理することで、木材の収縮や変形を抑制できます。除湿機や加湿器などを活用し、快適な湿度を保つように心がけましょう。

2. ドアストッパーの脱落

ドアストッパーの脱落も、経年劣化や振動などが原因として考えられます。これも同様に、大家さんや管理会社に報告し、修理を依頼しましょう。

3. ネイルダストの移動:原因と対策

ネイルダストが部屋の隅に集まり、移動した跡があったとのことですが、これは床の傾斜や僅かな凹凸が原因と考えられます。完璧に水平な床はほとんどなく、特に木造アパートでは、経年劣化や温度・湿度変化によって、わずかな歪みが生じることがあります。

ネイルダストのような軽いものは、空気の流れや僅かな傾斜によって容易に移動します。こまめな掃除が重要です。

  • こまめな掃除:ネイル作業後は、必ずダストを丁寧に掃除機で吸い取ってください。床の隅や家具の裏なども忘れず、徹底的に掃除しましょう。
  • ダスト対策グッズ:ネイルダスト専用の集塵機を使用するのも効果的です。また、作業スペースにシートなどを敷いて、ダストの飛散を防ぐ対策も有効です。

退去時の修理費用について

退去時の修理費用については、現状回復義務の範囲内で判断されます。通常、経年劣化による自然な損耗は、借主の負担とはなりません。しかし、故意または過失による損傷は、借主が負担することになります。

今回のケースでは、

  • 経年劣化による隙間:通常は借主の負担にはなりません。ただし、大家さんや管理会社との間で、事前に確認しておくことが重要です。
  • 重量物による損傷:家具の配置など、借主の行為によって損傷が拡大した場合、一部負担を求められる可能性があります。
  • 施工不良:施工不良が原因の場合は、借主の負担とはなりません。

退去前に、大家さんや管理会社と現状をしっかりと確認し、写真や動画で記録を残しておくことをお勧めします。不明な点があれば、事前に相談し、合意を得ておくことが重要です。

専門家の意見

建築士の視点から見ると、木造アパートは、コンクリート造に比べて経年劣化による変形や隙間が発生しやすい傾向があります。特に、地震や振動の多い地域では、注意が必要です。定期的な点検と適切なメンテナンスが、建物の寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐために重要です。

まとめ

賃貸木造アパートでの壁や床の隙間、ネイルダストの問題は、経年劣化や振動、重量物による影響などが考えられます。こまめな点検と適切な対策、そして大家さんや管理会社との良好なコミュニケーションが、トラブルを回避する鍵となります。退去時には、現状を写真や動画で記録し、大家さんや管理会社と事前に確認することで、トラブルを最小限に抑えることができます。

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